かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(32:エジプト編-第五章)

2008-10-12 11:47:27 | 旅行
-エジプト2日目のつづき-
ギザの三大ピラミッド、そしてパピルスの店に行った後、市内のレストランでエジプト料理の昼食をいただきました。入ったレストランは、ガーデン風の店で、なかなかいい雰囲気でした。


食べた料理は、パン、なすの油炒め、春巻き、焼き鳥、ちまき、漬物でなかなか美味しかったです。

≪エジプトのパンです≫

 お腹もいっぱいになったところで、午後はまずメンフィスへ行きました。ここには、建物の中にラムセス2世の横たわった巨像が安置されています。もちろん元々は、この近辺に立っていた像だったのでしょうが、今は脚の一部が破損しています。でも、それ以外は全体に保存状態が良く、王の表情は優しく、美しいです。これをひとつの石から彫りだしたのでしょうか。
すごいです。石も技術も。

≪ラムセス2世像≫

また、建物の外には、アメンヘテプ2世の小スフィンクスが安置されております。


この後、サッカラへ向かいました。サッカラには、紀元前2650年頃に建てられたというジョセル王の階段ピラミッドがあります。


このピラミッドは、ギザのピラミッドより小ぶりですが、ピラミッド建設の第1歩をしるしたとされているものです。
すぐ近くには、ほとんど崩れかけ、丘のようになったウナス王のピラミッドもあります。

この後、じゅうたん工場を見学しました。ツアーでよくありがちな、工房兼お土産屋立ち寄りといったところでしょうか。
子供達も大勢働いています。そんな中の一人の少女です。
この子の動きが速かったので、ぶれてしまいましたが、眼がクリッとしたかわいいお嬢さんでした。


このじゅうたん工場の近くには運河が流れていて、そのほとりにはナツメヤシの木が林立しています。こういう光景もエジプトらしいものだと思います。



一日の観光スケジュールを終え、夕方ホテルに帰りましたが、夕食まで少し時間があったので、一人で散歩に出かけてみました。
 そして、小さな公園のベンチに腰掛けていると(していた時だろうか?)、一人の年配の男性が声をかけてきました。
お決まりのように、「どこから来たんだ?」という話からはじまり、しばらく会話したしだいです。私は英語がほとんどできないのですが、この時のおじさんも片言程度の英語でした。それでも、なんとか会話は成立するものです。
そんな中、エジプトで最も人気のある女性シンガーは誰か、と尋ねてみました。
おじさんは即座に、オンム・カルスームさんという名前を挙げました。「もうおばあさんだけどね」と。さらに、その中でも一押しのタイトルをノートに書いてもらいました(アラビア語)。
↓「モナ・アブドゥ・エル・アニー」(おじさんから聞いた発音で)というタイトルのようです(読めませんが)。


こうして後日、カセットテープを求めて店に行った時、おじさんが書いてくれたメモ(文字)を見せて、その偉大な歌手のテープを購入したわけです。やはり相当有名なようです。店員は、そのタイトルをみて即座に彼女のテープを出してきました。
 もう長いこと聞いておりませんが、その時買ったカセットテープは、今もあります。
多分、彼女の写真の上の文字は、彼女の名前でしょう。
そして、テープの上・中央の、小さな文字(青色)が、おじさんが書いてくれた文字と同じようです。

≪カセット≫
 
  ≪つづく≫


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