かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(156:ネパールⅢ編-第十二章)

2012-12-27 13:52:15 | 旅行
-8日目(1993年1月2日)-
7時頃起床
夕べは皆さんが2階に上がってきたのも気づかず、よく眠った。
6時過ぎから目は覚めていたが、ゆっくりゆっくりベッドから出る。
顔を洗い、歯も磨き。
8時半から朝食。今日もおかゆ。
持参の大人のふりかけで3杯食べる。食欲は十分。

搭乗券、トレッキング許可証などをツアーリーダーのKさんから受け取り、出発を待つ。
けっこう霧が多く、飛行機のエンジン音は今朝はまだ聞こえてこない。
風がないので間違いなく飛べると思うのだが・・・。
うーん、雲が出てきた。 

ルクラからカトマンドゥへと帰るのだが、このルクラ空港は、山間にあるため天候が安定せず、フライトキャンセルになることが少なくないらしい。
そのため、今回の旅行行程にも予備日が設けられていた。
予定時間になっても飛行機のエンジン音が聞こえてこず、
「飛びます」という知らせが届かないので、やきもきする。

ロッジの中ではちと寒いので、外で日向ぼっこする。
けど、太陽がしょっちゅう雲にさえぎられる。
外で子供たちの遊ぶのをぼんやり眺めながら時間を過ごす。




やっと11時前、ガイドのナヤンさんの合図があり、空港へ向かう。
トレッキングをサポートしてくれた皆さんにお別れしながら。


安全審査をすませ、有刺鉄線で囲まれたゾーンで待機。
やがて飛行機のエンジン音が聞こえ、11時半に最初の便が到着する。

ところで、ルクラ空港の滑走路内は生活道になっており、
荷物を背負った地元の人たちが行き来する、という光景もなかなか珍しいであろう。

その後たて続けに3便到着して、いよいよルクラからの出発の番となった。
まずは、Royal Nepalの飛行機が飛び立つ。
続いて我々が乗るNepal Airways便。




無事に搭乗して、ホッと一息ついたところで、ふと機内窓から外をみると、
な、なんと 私のザックだけがひとりぼっちで積み残されているではないか。
一瞬あせったのだが、次の便に積むからとの説明を受け、安心した。
ガイドのナヤンさんは、弟の奥さんにチケットを譲ったらしく、次の便とのことである。

このルクラ空港の滑走路は、石ころゴロゴロのなだらかな山腹斜面にある(現在は舗装されているようだ)。
そして、離陸時が怖い。
斜面の下の方へ向かって滑走するので、谷底へ向かって突っ込んでいくという感じである。
だから、離陸に失敗して、そのまま崖を転がり落ちるのではないだろうかとの不安がよぎる。
という私の不安に関係なく、無事に離陸できた。
12時出発
「さよーなら」 
     ≪つづく≫


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