かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(159:ネパールⅢ編-第十五章)

2013-01-25 11:15:07 | 旅行
-10日目(1993年1月4日)-
6時過ぎ目が覚めたが、ベッドから出たのは7時頃。
のんびりと朝仕度をすませ8時前にロビーへ。
本日はカトマンドゥ滞在のフリータイム。

朝食の後、バクタプールへ行こうと外へ出ようとしたが、バスにしようか、タクシーにしようか?迷う。
ホテルのロビーにいたタクシー・ドライバーと話したら、360ルピーとのこと。
うーん、なら乗ってもいいかと思ったのだが、全くしつこく攻めてこないのでちと様子をうかがいながら外へ出た。
が、一向に反応なし。
よって、トロリーバスに乗ることにし、トコトコと霧の町をカトマンドゥ方面へ歩き出す。
歩いて12~13分でトロリーバス通りへ出る。
バス停とおぼしき所で待っていたがなかなか来ない。
1台来たと思ったら50mほど先で停車したためこれを乗り過ごしてしまった。
またまた待つこと10分以上。やっと次のバスが来た。

乗り込んだのはいいが、相当な混みよう。
どんどん郊外へと向かう。
ある程度空いてきたところでガイドが切符きりにくる。
2ルピー(当時のレートで約6円)。 安い!

10時に終点バクタプールに到着。所要時間約40分。
かすかな記憶をたどって北への道を進む。
途中、地元の老人にダルバール広場を尋ねたら、
“Follow me”と言う。
少し話をしながら歩いて行くと、見覚えのある光景が目に入った。
ニャタポラ寺院である。
ここで、老人に礼を述べて別れる。


ニャタポラとは「五重の屋根」という意味らしい。
石段の両側に1対ずつ置かれた石像は守護神で、下から順に伝説の戦士・象・獅子・グリフィン・女神なのだと。
4年前の印象が良かったので、もう一度来たかった町だ。

バクタプールはとても雰囲気のある古都で、寺院の建物、彫刻などが素晴らしい。
カトマンドゥ、パタンと並んでネパールの3大古都とされており、1979年世界遺産に登録されている。
今は、バクタプールもパタンも入場料(外国人のみ)を取られるようだが(他の観光施設も同様)、1993年当時はそんなシステム等なかった。
こんな素晴らしい歴史遺産が傷み放題になっているのを見て心痛んだが、
入場料は建築物の修復工事にあてられているそうだ。


【ニャタポラ寺院の前にあるバイラヴ寺院】

旧王宮のあるダルバール広場へ進む。

【旧王宮で今は美術館】


祈りを捧げるマッラ王


【旧王宮の右の方にある ヴァツァラ・ダルガ寺院とタレジュの鐘(左)】


【中央向こうはシッディ・ラクシュミ寺院】


【狛犬とシッディ・ラクシュミ寺院】


【チャサリン・マンダップ。背後は旧王宮55窓の宮殿】


【パシュパティナート寺院】

次に少し離れたタチュパル広場へ向かう。
ここは14世紀に造られたバクタプールで最も古い広場らしい。


【ビムセン寺院】
ビムセンは職人や商人にとっての守護神。


【ダッタトラヤ寺院】
寺の入口には一対の伝説の戦士像があり、左にみえる柱の上におわすはガルーダの像。


【プジャリ・マート】
現在は木彫博物館になっているが、かつてはヒンドゥー教の僧院として使われていたそうだ。
窓の装飾が美しい。
有名な“孔雀の窓”があるようだが、勉強不足で 見逃した!
     ≪つづく≫


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