かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(39:エジプト編-第十二章)

2008-11-27 12:57:04 | 旅行
-エジプト六日目-
ルクソールからアスワンへ来ると、肌の色が黒い人が多くなってきたのを感じました。
“ヌビア人”だそうです。
宿泊したAbu Sinbel Hotelが、すぐ河畔に近いこともあり、部屋のベランダから見たアスワンの朝の景色もなかなかいいものでした。
対岸には草木が1本もない丘、そしてナイル川の中央にはいくつかの中洲(岩場?)があり、白いヨット(ファルーカ)がゆっくりと進んでいます。
今日もまたまた、雲ひとつない快晴です。


 朝食を終え、9時から観光開始です。
バスで移動して、最初に訪れたのは、切りかけのオベリスク


数千年も前にオベリスクを切り出そうとしたのでしょうが、作業途中で亀裂が入り、そのまま放置されたそうです。でも、どこにその亀裂があるのかわかりませんでした。
まさか、ファラオが自己破産したということでもないでしょうし・・・。

 そして、アスワンといえば、ダム
アスワンハイダムはロックフィル型式で、堤体長さ3.6キロ、でかすぎて堤体全容は1枚の写真に収まりません。

≪アスワンハイダム≫

 このあと、旧ダム湖を舟で渡り、フィラエ神殿を訪れました。
この神殿は、アスワンダム、アスワンハイダムの建設にともない、水没の危機に直面したため、別の島にそっくりそのまま移築されたのだそうです。
残念ながら、この神殿のレリーフは、キリスト教支配者の侵略により、人物のレリーフがほとんど削り取られています。


なんとむごいことを!
それでもなぜか、一部消し残しがあります。


そんな古代の神殿跡を見学した後、植物園に案内されました。
この植物園で、庭の手入れをしていた男性と少し話をしまして、記念写真を撮り、写真を送るからと、彼に住所・名前を書いてもらったのに、私は写真を送らないままです。
「○○さーん(アラビア語だから書くことも読むこともできませんが)ゴメンナサイ!」

≪ごめんなさい≫
そんなこととは関係なく、ここで買った天日干しの落花生がとても旨かったです。

 植物園を出て再び舟にのり、アガ・カーン廟を訪れました。でも、ここはもろにイスラム風の建造物でした。



≪アガ・カーン廟からナイル川を眺める≫

 6時頃ホテルに戻り、8時まで自由時間だったので、1人で町をぶらつきました。
アスワンの市場は、買物をしている地元の人たちでとても賑わっていました。
私はそんな光景を眺めるのも好きです。
私が買ったものといえば、ナツメヤシの実(バラハと言うらしい)だけです。1LE(エジプトポンド.約60円)でたくさん量がありすぎて、なかなか食べ切れなかったことを思いだしました。干し柿に似た味で旨かったです。

 ホテルでの夕食時、ツアーリーダーから翌日の予定が確認されました。
翌日はオプショナルツアーで、アブ・シンベル神殿へ行くというのです。
どうも事前に希望者は申し込んでいたようです。しかし、この当時の私は、エジプトに関する知識は極めて乏しく、その神殿の名前さえ聞いたことがなかったので、申し込んでおりませんでした。
同室のS君が随分と楽しみにしていた神殿です。そんなわけで、私も翌日の予定が何もなかったので、急遽参加させていただくことにしました。
  ≪つづく≫


 退屈な旅行の思い出にお付き合いありがとうございます。

 「プチッ」と応援いただけると嬉しいです。


最新の画像もっと見る