かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

コシロノセンダングサ

2010-11-21 11:19:10 | 草花・樹木


夏から秋にかけて咲く、この花は・・?
花だけの時はよいけれど、
やがてこんな風になる。



そこいらじゅうに生えてくるので、どうにも厄介だ。
衣服にくっつく、いわゆる“ぬすびと”と言われる野草は数あれど、
こいつは、服などにくっついたらなかなか取れない。
これも果実だとのこと。
食えないけれど。
この果実の先っぽの2~3つに分かれた棘がくせものだ。



この果実に触れた動物にくっつき、他へ移動させて子孫を増やそうという、たくましい仕掛けになっている。
油断すると、こんな風になってしまう。 


このくっつき具合が、マジックテープ(面ファスナー)作成のヒントになったと聞いたことがある。
花は地味目なのだが、キク科ということで、筒状花(中央の黄色い部分)と舌状花からなっており、それなりの身なりをしている。
ところが、舌状花はほとんどが5枚のようなのだが、時に6枚、
さらには7枚なんてのもある。



だからといって、四葉のクローバーのようなラッキーアイテムではなかろう。

この程度の花びらの数なら簡単に数えられるけれど、
キク科の植物の多くは、花びらの数が多いから、特に決まっていないのだろう。
だからだろうか、乙女に「好き・・嫌い・・・」なんて、一枚一枚ちぎられる対象になりやすいように思う。


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