かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

風薫る季節に

2009-05-16 10:19:39 | 田舎の生活
10日通夜、12日葬儀・告別式で、引き続き49日法要までを済ませた。
11日が「友引」だったので、何も行事が出来ないということだったが、その1日の存在は、ひとつの流れ行事の中で心身ともにホッと一息つけたように思う。
講組はじめ地区の皆様、同級生、親類に手伝っていただき、そして奥さんに支えられて、何とかグランドフィナーレまでを終えることが出来た。
感謝 感謝です。

そして、昨日は初七日で、塔婆を持って墓参りに出かけた。
この1週間は、疲労を引きずりながらあっという間に過ぎ去った感じだ。
・・・
Uターンで故郷に帰り、両親と過ごした2年半、そして2週間あまりの入院の後、
退院したとはいえ、自宅で寝たきりの父と過ごした1ヶ月半。
自宅で看取ったことが救いのような気がする。
・・・



わが地域では、告別式よりも先に出棺・火葬が行われる。
火葬場で高い煙突から流れる煙を見て、義兄は「千の風になった」とつぶやいた。

通夜の後、気持ちが高ぶっていたのか、少し寝たかと思ったらすぐに起きてくる母は
「うちの父ちゃんは足が速かったけん、直に、ばあさんに追いつかい」と言っていた。
この母が、父の死をきちんと受け入れることが出来るだろうか、と心配していたが、今のところはきちんと理解できているようだ。



「薫浄軒一壽無量居士」
いただいた父の戒名は、風薫る時節に・・・・、という意味だそうである。

大勢の方々のご会葬、そして弔電をいただきました。
みなさま ありがとうございます。