サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

ブルースの妖精/フィービー・スノウ(歌手)/58歳

2011年04月29日 | 毎日がメメント・モリ


【イタすぎるセレブ達・番外編】訃報 “ブルースの妖精” ことフィービー・スノウ58歳で他界。


2011年4月27日 14時20分FONT color=#0000ff>ジョニ・ミッチェルとも比較されることが多いリラックス感溢れる美しいメロディで、多くのファンを持っていた米国の女性シンガーソングライター、フィービー・スノウ。彼女が米国ニュージャージー州で26日、58歳の若さで亡くなった。

1975年にはグラミーの新人賞にノミネートされたスノウ。『ポエトリー・マン』の大ヒットをはじめ、1970年代に数々のヒット曲を発表し、 “ブルースの妖精” として愛された。洗練された都会的なメロディを、しかしソウルフルに歌いあげることが彼女の特徴である。

娘のヴァレリーさんが重い脳症で誕生して一時は仕事を退いていたが、歌を捨てることなど出来ず、テレビ番組『A Different World』のテーマソングを担当して復活。また有名DJハワード・スターンのラジオ番組にも長くゲスト出演し、彼の結婚式でも歌を披露している実力派である。

スノウのマネージャーであるスー・キャメロンさんは、「スノウは昨年脳内出血で倒れました。肺炎、うっ血性心不全の発作を合わせると、1年半にも及ぶ闘病生活でした。歌手としてのカムバックを目標にし、その都度病を克服して来ましたが、今回ばかりは難しかったようです」と発表している。

フィービー・スノウのアルバムを買ったりもして、よく聞いていたのは70年代、大学生の頃だった。
R&Bやソウルミュージックも時々は聞いていたが、やはり少し重いところがある。
その点、彼女はソウルフルではあるのだが、とても都会的な洗練を感じさせた。
ブルースの妖精と呼ばれるゆえんである。
まだ日本のフォークがGSの延長や四畳半サウンドが主流であった頃、彼女はフォークの出身でありながら、ジャズやソウルを取り入れた感性で、次々とオリジナルやカバー曲を聴かせてくれた。
日本で、JPOPS含め、ブルースのテイストが提出されてくるのは、その後のことだった。
今でも、彼女の歌が聞こえてきたら、僕は30年から40年前の自分の気持ちにすっと帰っていけるような気がする・・・合掌!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿