喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

昨年のお正月をふり返る

2012-01-13 | ブログ
 年が明けて早2週間が経とうとしている。
15日は、小正月。
田舎では、最後のお正月行事がある。

 昨年の大晦日からお正月をブログでふり返ってみた。


「佐田岬の正月」

 昨年の大晦日、NHK紅白歌合戦で「トイレの神様」という歌が大きな感動をよんだ。
トイレの神様を大切にすることが、幸せにつながることを教えてくれたおばあちゃんとの歌。
 
 実家では、朝早くから神様を迎える準備が始まった。
70歳を越えた父は、注連縄(しめなわ)等の飾りつけ。
私は、歳の神様やお荒神様(こうじんさま)、屋敷の神様等たくさんの神棚の掃除。
母と妻は、一緒に神様へのお供え物やおせち料理づくり。
子どもたちは3人で、家の中の掃除や風呂、そしてトイレをピーカピカに磨いた。
 
 田舎の正月は、よい1年を過ごし、新しい歳を迎えられることを神様に感謝するという考えが強い。
夕方、家族みんなで歳飯をいただき、父と私と息子は、神社とお寺・お墓へお参りに出かけた。
 ぼたん雪がどんどん降り積もり、辺り一面真っ白。
その白さが闇夜をうっすらと照らし出し、幻想的な光景だった。
キーンと張りつめた寒さと静寂の中のお参り。
その時、里全体がフラッシュを浴びたような光に包まれた。
その後、遠くで聞こえる雷鳴。
「こんなお正月は初めてやのお。」
と父は言った。 

 1月15日は、小正月。
注連縄などを海に焼きに行くお飾りはやしで、正月行事が一段落する。今年もいい1年になりそうだ。


 写真は、雪の正月。 
母家の庭に寒椿が咲いている。