喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛県国際交流協会(EPIC)  ~国際交流員 張恵美(チャン・ヘミ)~

2010-05-18 | ブログ
 愛媛県国際交流協会(EPIC)
韓国国際交流員の張恵美(チャン・ヘミ)の自己紹介。

1 出身国
大韓民国のソウル出身です。


2 日本に来ようと思った理由・日本に興味を持った理由
 私は中学校の頃日本を訪ねたことが、初海外旅行でした。
 まだまだ好奇心のたくさんある頃だったので、
日本の全てが新しく興味深く感じられました。
 それから韓国に戻り、独学で日本語を始めましたが、
高校に進学して第2外国語として正式に学ぶようになり、大学で専攻しました。
 学校時代には単なる言葉にしか興味を持っていなかったのですが、
勉強すればするほど言葉にはその国の文化が含まれていて日本語だけでなく、
日本の文化や歴史などにも興味を持つようになりました。

 そして大学で日本語と国際通商学を複数専攻した私は東京では語学研修を、
大阪では交換留学で経済学を勉強させていただきながら、
日本という国にもっと興味を持つようになりました。
 
 しかし、都会だけでの生活や留学だけでは実際の日本が全部分からないと思って、
愛媛県で行われた「喜久家国際ワークキャンプ」に参加させていただきました。
その時、ミカンの収穫を手伝ったり、学校で韓国の文化講座をしたり、
地元の方と交流したりする中で、日本の新たな魅力に魅了されました。
 そのおかげで国際交流員になり、今愛媛で働かせていただくようになりましたので、
これは単なる興味を超えた「ご縁」もしくは「運命」だと思い、もっと頑張ります!!


3 仕事について
 仕事はまだ始まったばかりなので、これといった実績はまだありませんが、
県庁では翻訳と通訳をおもな仕事としてやらせていただいています。
 それから愛媛県国際交流協会(EPIC)では、
韓国語と韓国文化の講座がおもな仕事であり、
国際交流関係の翻訳またはそれに関しての企画などをやらせていただくつもりです。
 その他にもNHKのラジオ放送に参加したり、新聞社からインタビューを受けたりと様々な仕事をしています。

 また、ドラマ「アイリス」のロケ地で有名になった秋田県のように、
韓国で愛媛県の魅力を分かってもらうために努力し、
またソウルだけでなく韓国の各地域の美しい自然環境や伝統文化を、
愛媛のみなさんに知ってもらうために頑張っていきたいと思います。


4 愛媛の印象
「大阪・京都・奈良を見ずして日本を語るべからず」と言いますが、
私としては「大阪・京都・奈良・愛媛を見ずして日本を語るべからず」と言いたいです。
東京と大阪で2年ほど過ごした私は、自分なりに「日本はこういう国だ」と定義していました。
 しかし、愛媛に来てから、自分には全く知らなかった日本の姿に驚かざるを得なかったのです。
 特に道の真ん中を走っている路面電車と坊ちゃん列車、
松山城の入口近くの街並みなどは、
まるでヨーロッパに来ているような気がするほどロマンチックで、私の胸を騒がせました。 
 それ以外にも綺麗な風景、温かい人々、日本一のみかん、日本最古の道後温泉などなど、愛媛の魅力は沢山あり、
愛媛の全てはその名の由来どおり「美しい女性」そのものでした。
 これから私も、この美しい愛媛で美しい女性に生まれ変わりたいと思います!


5 その他なんでも
 私は国際交流員という人生最大の機会を、やっとつかむことができました。
この機会を自分の手にしている限り、愛のあふれる美しい愛媛で最善を尽くして頑張りたいと思います。
 これからよろしくお願いいたします。

 写真は、2年前の3月に愛媛県立三崎高等学校で国際理解授業を行った時のものです。
「韓国の女性のお肌がきれいなのは、泥パックのおかげです。」
ということで、高校生たちに泥パックの体験をさせてあげました。
 とっても大好評でした。

                        岬人(はなんちゅう)
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張恵美(チャン・ヘミ)からの突然の電話

2010-05-18 | 喜久家の情報
 昨日、突然見慣れない番号から電話がありました。
「2年前にお世話になりましたヘミです。覚えておられますか?」

「ん?」
 ヘミという日本人の知りあいは心あたりがなく、
「すみません。もう一度、お名前を聞かせてください。」
「韓国のヘミです。」

 そのとき、ようやくつながりました。
 あまりに流ちょうな日本語だったので、日本人とばかり思っていたのがまちがいでした。
「えー、ヘミ!久しぶり。びっくりしたよ。」

 ヘミは、2年前の3月に初めて行った
第1回「喜久家国際ワークキャンプ」のメンバーだったのです。
田舎の平礒に外国人が6人と日本の若者が6人が入ってきました。
それは、それは歴史的なことでした。
 地域の人たちもとまどいながらも、その新鮮さに喜びも大きかったのです。
 ヘミは、とても日本語が上手で、しかも明るく、すぐにみんなの人気者になりました。
 愛媛県立三崎高等学校での国際理解授業では、
韓国の美肌泥パックを体験させてあげるなど、企画・運営力があり、大好評でした。
 フェアウェルパーティーや出発の時は、
他の誰よりも涙もろく、その純粋さが他の涙をさそいました。

 それ以来、連絡がなかったものだったので、
今回の電話は、本当に驚きのものでした。
 
 そして、さらに驚かされたことは、
この4月から愛媛県に就職したというのです。
「愛媛県国際交流協会(EPIC)」の国際交流員として。

 理由を聞くと、2年前のあの「喜久家国際ワークキャンプ」が
決め手となったというのですから、これほどうれしいことはありません。
 喜久家での再会をかたく約束して、電話を切りました。

 田舎の平礒でまいた種が、芽をふきだした思いです。
ヘミの力を借りて、またおもしろい地域づくりが考えられそうです。

 写真の右から韓国のヘミ、スウェーデンのステファン、
そして我らが大将、恒(つね)あんちゃん。

                     岬人(はなんちゅう)




コメント (4)
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