喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

佐田岬の小さな小さな郷の物語 3

2010-04-22 | 喜久家の情報
 毎年3月に「喜久家国際ークキャンプ」を実施している。

 今年も国内外から10名もの若者が集まり、一緒に活動てくれた。
わずか2週間ながら、かけがえのない時間を共に過ごした仲間たちとの別れは寂しく、
涙があふれ出る。
 
 以下は、旅立った一人の若者から送られてきたメールである。

 『初日は、平礒という郷で、
今まで出会ったことのない仲間たちと農家の方たちと共に農作業をして共同生活が送れるかどうか、本当に不安でした。
でも平礒という郷に来てみてうれしいこと、楽しいこと、
辛いこと、悲しいことなど自分の気持ちを素直にぶつけられる場所であると実感しました。いろんなことがあったけれど、私は来るべくして来たのだと思いました。
 
 私はこの出会いをずっと大切にしていきたいと思っています。
だからまたひと回り大きく成長して、平礒に帰って来たいと思います。
行ってきます。』

 
 若者たちとの新しい出会い・つながりは、これからも続いてくだろう。
佐田岬の小さな小さな郷の大きな大きな物語。
そこには、ふるさとの明るい未来があるような気がする。
 
 Yes, We can .       

佐田岬の小さな小さな郷の物語 2 

2010-04-22 | 喜久家の情報
佐田岬の小さな小さな郷の物語
~「喜久家(きくや)プロジェクト」若者と共に郷づくり~

「郷のいいところを守り、来をいいものにしていきたい。」
地域の人たちのそんな思いを強く受け、
「喜久家プロジェク~若者ボランティアと共に郷くり~」
が2年前の2007年2月にスタートした。

 若者ボランティアを国内外から受け入れ郷の再生と創生をめざし、
一緒に取り組んでいる。
 空き家になっていた家を借り受け、
家主の名前をとって「喜久家(きくや)」と名づけた。
喜びがずっと続きますように、という願いもめられている。
ボランティアとして来てくれた若者たちは、この家で共同生活を送る。
炊事などを分担し、相手を思いやり、時はぶつかり合いながら、絆を深めていく。
 
 日中は、受け入れ農家と一緒に農作業をしながら、様々な話花が咲く。
お互いにとって初めての感覚。
 今まで他人のうわさが多かった地域の人の話題が、
東京・台湾・韓国・ドイツ・アリカ・イギリス・エストニアなどの話へと広がっていく。
またどんな思いで農業をしているかとか、地域の様子について熱く語る。
中には、韓国語を若者から教えてもらい、会話を楽しむ人もいる。
時には野菜やおかずのおすそ分け。
時には、家招いての食事会。 
 
 そして喜久家には、地域の人はもちろん、地域外からも交流を求めいろいろな人が集い、飲み、語り合う。
未来や夢を語る人たちの顔は、とても輝いている。
 
 この3年間で30名の外国人と20名の日本の若者が、ワークキャンプをとおして郷づくりに関わってくれた。
最初は農作業だけだった活動も、交流座談会・学校訪問・清掃活動・地域行事への参加など次々と広がっている。
この他、日帰りで喜久家プロジェクトに関わってくれた日本人は、のべ250名を超える。