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喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

宇和海に伸びる絶景の佐田岬 ~中之浜からの眺め~

2017-11-15 | 佐田岬の風景
 午前中仕事で、愛媛県伊方町中之浜のみかん山をどんどん上っていった。
みるみる視界が開け、宇和海の感動の風景が広がる。


 午前中は、少し雲が多い。


 西日がさす夕方、再び訪れると、まさに絶景。
手前から室鼻、その向こうに女子岬、そして遥か遠くに名取の梶谷鼻が見える。


 まぶしくて、目を大きく開けられない。




 宇和海に伸びる絶景の佐田岬。


          岬人(はなんちゅう)

 

 


伊方町中之浜のみかん

2017-11-13 | 佐田岬の風景
 愛媛県伊方町中之浜に大切な知り合いがいる。
ふるさと、そして土を愛する彼は、とびっきりおいしいみかんを作っている。

 そのみかん畑をのぞいてみた。



 晴天の空に、幸せの黄色いみかん。
見ているだけで幸せな気分になる。



 彼は、
「ここのみかんは、おいしいですよ。」
と言って、はさみでちょんと摘んで差し出してくれた。

 お言葉にあまえて、いただく。
薄い皮をむくと、甘酸っぱい柑橘の香りがはじける。
 そして一房食べてみる。
酸味と甘さのバランスが絶妙。

 やはり本物の味は違う。



 いつまでもそこにいたい気分だったが、
後ろ髪を引かれる思いで、後にした。

 
 眼下に見える水ヶ浦小学校。


 別の知り合いが、運搬用モノラックを修理していた。


 宇和海の照り返しが、まぶしい。
佐田岬の段々畑には、3つの太陽があり、とびっきりおいしいみかんを育む。
 

 未来に残したい佐田岬の風景だ。

            岬人(はなんちゅう)

  

佐田岬のツワブキ

2017-11-06 | 佐田岬の風景
この時期ふるさとを彩るのは、素朴だけれど、黄色い可憐な花「つわぶき」。
真っ青な空と海とその花の黄色の対照はあざやか。



 常緑の葉に艶がありフキに似ていることから、その名がついたのだろう。
「艶葉蕗(つやばふき)」からきたものとも言われている。
花期は10~12月。
半日陰でもよく育ち花の少ない時期に咲くため、庭植え用としても人気が高いようだ。
 ちなみに実家の門の側にも父が植えています。


 
 葉には強い抗菌作用があり、古くから身近な薬として利用されてきた。
もんだり火であぶって軟らかくし、腫れ物や湿疹、やけど、しもやけなどの患部に貼る。

 幼い頃、山に手伝いに行き、大便をしたいときに、つわの葉でお尻をふいていたことをなつかしく思い出す。
全て両親が教えてくれたこと。
破れにくいのと抗菌作用まであったのだと感心する。

 春に摘み取った茎はフキと同じように食用になる。
ゆでてアク抜きしたものを煮物や炒め物、胡麻あえ、酢味噌あえなどに。
花やつぼみも天ぷらや酢の物になる。




 伊方町は、つわを町の花に制定している。
 
 九町出身で現代俳句の代表作家の一人である坪内稔典さんが、ふるさとの母を慕った句を作られている。

 「つわぶきは 故郷の花 母の花」

                        岬人(はなんちゅう)

台風一過の佐田岬

2017-09-18 | 佐田岬の風景
 昨日、午後から四国に上陸した台風18号。

 全国に大なり小なり、影響をおよぼした。

 台風が過ぎ去った後の海や空はすっきりとしている。

 お気に入りの大久展望台から、名取の梶谷鼻を望む。
いつもは群青の海が、台風によりかき混ぜられて、ミントグリーンのような色。


 こちら釜木湾。
山の土砂が流れこみ、ミルク紅茶のような海。




 空は、空気中の塵を洗い落とし、青く澄んでいる。


 帰宅してからは、玄関前に散乱した木々や葉っぱのかたづけをした。
台風前の準備もたいへんだが、もっと大切なのは、台風一過の後かたづけ。

 1時間ほどで終わり、ひと休み。
蝉の声も秋っぽい。
 
 佐田岬の昼下がりのひととき。


         岬人(はなんちゅう)

月のある風景 ~佐田岬の満月~

2017-09-08 | 佐田岬の風景
 9月6日(水)は、満月だった。
田舎の夜は、人工的な明かりが少ないので、暗い闇夜。
そんな闇夜に、明るい月が昇ってくると、月明かりで周りを見ることができる。

 釜木湾と山の稜線が見られる。
この月明かりで見られる風景が好きだ。


 月について調べてみた。

「月には、それぞれ違ったパワーが宿っています。
新月は植物でいうと、種まきに適した時期です。
そのため、新しいことを始めたり、願い事をするのには最適な時期です。
そのほか仕事では企画や会議をしたり、貯蓄計画を立てたり、好きな人を誘ったり、告白するのもこの時期が適しています。

 そして、満月へと近づく上弦の月は、吸収力が次第に高まっていきます。
そのため、不足している栄養分を補ったり、パックやエステなどで保湿ケアなどをするのにも適しています。

 満月は、祈るのではなく、行動することによって結果が得られる日です。
そのためこの日は、願い事をするのではなく、まさに実践することに注力しましょう。

 満月から段々欠けていく下弦の月は、デトックスに最適な時期です。
またダイエットも結果が出やすいので、この時期に始めると良いでしょう。
また別れにも適した時期と言われているので、余計な人間関係などを断ち切るのに良い時期です。
この時期にデトックスし、次の新月から新しい出会いのために備えましょう。

 そして、また新月へと戻り、サイクルが一巡します。
あなたも、月のパワーを味方につけて、運気を上げてみてください。」



 農業は、月の動きと関係していることが多い。
父親から、そんなことをいろいろ聞いている。

 月のある風景。
田舎の夜の楽しみだ。




        岬人(はなんちゅう)
 

夏の終わりの佐田岬ムーンビーチ

2017-09-06 | 佐田岬の風景
 8月27日(日)昼下がり。
夏の終わりの佐田岬、井野浦ムーンビーチ。
 静かで、どことなく哀愁が漂う。

 2組ほどの家族が海水浴を楽しんでいた。

 赤灯台には、若者たちが佐田岬の風を楽しんでいた。


 何を話ししたのだろう。
佐田岬には、人の心を元気づけたり、癒やしたりする風が吹く。


 風に乗って、赤とんぼが舞っていた。


        岬人(はなんちゅう)

秋晴れの佐田岬の風景 ~九町、豊之浦の風景~

2017-09-04 | 佐田岬の風景
 9月3日(日)。
うろこ雲が空を泳ぐ、涼しい秋晴れの日。

 九町、豊之浦を経由して湊浦へ。

 二見から九町を望む。


 九町から女子岬を望む。


 絶景の豊之浦。


 そして黒島、宇和海。


 この同じ風景は2度とない。

 佐田岬は、豊かだ。


          岬人(はなんちゅう)

佐田岬の秋空 ~秋を感じるうろこ雲~

2017-09-02 | 佐田岬の風景
 昨日の昼過ぎ、伊方町スポーツセンターの上に、うろこ雲が広がっていた。
あまりにもきれいだったのでカメラを取り出し、シャッターを押す。



 調べてみた。

「うころ雲は、巻積雲の別名です。
 巻積雲は、白くて非常に小さな雲がたくさん集まって出来ている雲です。
その見た目が魚の鱗のように見えることから、うろこ雲、いわし雲、さば雲等の別名がつきました。

 日本では、特に秋に良く見られます。
うろこ雲を見ると、何となく秋の気配を感じますよね。

 秋の季語として、短歌や俳句にも読まれています。

 なぜ秋に多くみられるかというと、うろこ雲が出来るメカニズムに秘密があります。
 秋ごろになると、空が晴れていても朝晩が急に冷え込んで寒くなることがありますよね。
寒くなった時には、放射冷却現象が起きています。
放射冷却現象とは、地面が熱を放射することで、温度が一気に下がる現象です。

 こうして出来た大きな寒暖差によってうろこ雲が作られています。
 うろこ雲が目立ち始めるということは、気温が下がってきているという合図です。
厚手の上着やコートを押し入れの中から出して、来たる寒さに準備しましょう!」




 なるほど。
でもうろこ雲が見えたら、明日の天気は崩れる、雨になる!
と体で感じてきた。

「うろこ雲が出ると明日は雨が降るとよく言われていますが、これは本当です。

 うろこ雲が出来ているということは、上空で暖かい空気と冷たい空気の対流が進んでいる証拠であり、
高気圧が過ぎ去って行って低気圧や前線がやってくる前触れなのです。

 うろこ雲がきれいだなと秋の風流を感じた翌日は、天気予報をチェックしてかならず折りたたみ傘を持ち歩きましょう。」


 さあ、うろこ雲がきれいにできた昨日。
翌日である今日の天気はどうなっただろうか?

 田舎では、自然の変化から天気を予測することができる。
幸せな感覚だ。

           岬人(はなんちゅう)






宇和海の漁り火

2017-08-29 | 佐田岬の風景
 夏もあとわずか。

 毎年、決まって、この時期に宇和海の夜を照らす輝きがある。
未確認飛行物体か、それとも‥

 正体は、イカ釣りの漁り火だ。



 何ともきれいな‥

 ふるさとの未来に残したい風景。




               岬人(はなんちゅう) 

ストロベリームーンよりもイチゴに見えた夕日

2017-06-10 | 佐田岬の風景
 昨夜の満月は、ストロベリームーン。

以下、調べてみた。
 
「ストロベリームーンとは、アメリカ先住民の呼び名で6月に見える満月のことを指します。
日本でもだんだんと浸透しているようですね。

 これは満月がストロベリー色に染まるから……ではなく、この季節にイチゴの収穫期を迎えるからです。

 別名「恋を叶えてくれる月」と言われていて、
見ると幸せになれる、好きな人と結ばれる(結婚できる)なんてロマンチックな月です。

 このような満月の呼び方は地域によって違い、
たとえば同じくネイティブアメリカンのチェロキー族はこの満月を「グリーンコーン・ムーン」と呼びます。
これは、青トウモロコシがよく育つ時期だからです。」


 月が出る少し前、家に帰る途中、釜木から夕日が見えた。
平礒の「亀の首」を通して沈んでいった。



 こちらの方は、ストロベリーに見えた。



 ふるさとの夕日の見える景色。

     岬人(はなんちゅう)

歩キ目デス ~伊方、海のある風景~

2017-06-02 | 佐田岬の風景
 先日、伊方の中浦、小中浦を歩キ目デス。

 海の香り。
 海の音。
 海の色。

 海のある風景は最高だ。


 この船が暮らしをたてる。


 この時期は、透明度が高い。


 朝早くから魚釣りをする高校生たち。
何とものんびり。
 田舎の子どもたちには、こんな体験が大切だ。


 佐田岬の「海のある風景」。


        岬人(はなんちゅう)

 

歩キ目デス ~伊方、花のある風景~ 

2017-06-01 | 佐田岬の風景
 さわやか五月晴れが続いている。
先日、伊方町湊浦、中浦、小中浦を散策。
 歩キ目デス。

 







 花のある風景はいい。


 伊方小学校のカナリーヤシ。


 小中浦の大師堂のお地蔵様に供えられたお花。


 尾崎商店のデザイン。



 歩いてみて気づくことが多いすてきな風景。
スピードをゆるめた暮らしの大切さが、ここにある。



         岬人(はなんちゅう)

             
        

ヒラバヤの緑のトンネル

2017-05-13 | 佐田岬の風景
 午前中は霧雨だったが、午後からはさわやかな五月晴れ。
マイナスイオンが吹き出している感じ。
 若葉特有の匂いもする。

 午後からヒラバヤへ行った。
途中道路に覆いかぶさるように青々とした木々のトンネルをくぐる。


 田舎の楽しみの一つだ。


           岬人(はなんちゅう)


伊方、湊浦をぶらり

2017-05-12 | 佐田岬の風景
 5月12日、伊方の湊浦をぶらり。
中心を流れる大川。
見た目は良くないが、この水草のおかげで川の水は浄化されるのだろう。
大切な存在。


 四国電力の寮の花壇で見つけた野いちご。


 子どもが摘んで、食べていた。


 港を歩くと、今が旬のひじきが天日干しされていた。
ふるさとの風景だ。


 緑の少年隊の活動として、花いっぱい運動をしている伊方中学校の校門。


 町見中学校と伊方中学校が統合したときの記念碑。
「進取」の文字が未来を輝かせる。


 歩くたびに地域のおもしろさが発見できる。
さあ、次はどこを歩こうか。

             岬人(はなんちゅう)

 

平家谷そうめん流しを楽しむ

2017-05-01 | 佐田岬の風景
 今日から5月。
伊方中学校は、平家谷へ遠足。

 平家谷と言えば、そうめん流し。


 「平家谷の由来は、文治元年(1185)壇の浦の源平の戦に敗れた、平家一族は、 
瀬戸内海を東西南北に落ちのびていきました。

 そのうち、平有盛系一族8人が、愛媛県佐田岬半島の瀬戸内海沿いに流れつきました。
一族が、良き場所を求めて逃げ落ちた場所が、平家谷であるとされています。

 その当時、この地は昼夜の区別がつかないほどの入らず森でした。
逃げ落ちた彼らは、此処へ身を隠して、百姓になりました。

 その後、東・西へ見張所を造り毎日見張りをしながら500m位下の、現在のハザマ谷の荒地を毎日開墾しました。
 そして、3年の月日がたったある日のこと、見張人が白サギ鳥が海岸近くに群れ飛ぶ様子を、
敵の白旗と見誤ってしまいました。
 そして、今、敵らしい白旗が海岸の方より押し寄せて来ると皆に知らせてしまったのです。

 それを聞いた一同は、逃れる術もなく、捕らえられて憂目を見るよりはと相談の結果、
平家の子孫を跡へ残したいと話し合い、2人を残して6人の者は、ハザマ谷の田の中で切腹してしまいました。

 残された2人は、6人の死体を平家谷の入らずの森の岩穴へ埋め、その後は両家で生き続けました。

 そして、平家谷へは一切近づけなくなり両家の方々が切腹された方々の霊を慰める為、
旧暦の11月初申の日に中が集まり、毎年田で取れた米で酒を造りお祭りをすることにし、
お祭りの日には、弓の稽古、神楽、その他の行事を行うようになったそうです。」 by 愛姫


 この森や谷を守る平家神社。


 清らかな川では、伊方中学生たちが大勢で無邪気に水遊び。
何とものんびりとした光景。
 田舎の子どもたちはいい。




            岬人(はなんちゅう)