
【中国・福建省・福州市・閩侯県】唐代咸通十一年(870)、僧・義存により閩侯県大湖郷雪峰山の南麓に創建された寺院で、正式名は「雪峰崇聖禅寺」という。 創建時は「応天雪峰禅院」と言われていたが、宋代太平興国三年(978)、皇帝から「崇聖」号を賜って今の寺号となった。
現存する堂宇の多くは清代光緒年間(1875~1908)に修復されたもので、山門、天王殿、大雄宝殿、法堂、齋堂が主な建物。 仏教禅宗の曇門宗と法眼宗の発祥地で、清代末期の福州五大禅寺のひとつ。
山門から天王殿への参道の左右に4本の古大樹が聳えているが、2本は閩王王審知と唐代僧・義存祖師が、他の2本は明代(1368~1644)の僧侶が植えた木といわれる。
寺内にはインド梵文貝葉経(サンスクリット語)や仏祖画像などが保管されている。


参道の途中に建つ堂々たる牌坊

寺院の前に広がる大きな池(放生池?)の畔に立つ牌坊

大きな池越しに眺めた雪峰寺の正面

伽藍への大きな山門..正式名は雪峰崇聖禅寺だが壁面に「崇聖禅寺」とある


山門..上部に2頭、壁面に2頭の龍が.. 山門前右の亀跌に立つ石碑

山門から眺めた天王殿

境内参道の両側に大きな柳杉が..奥正面は天王殿



見事な樹齢200年の柳杉(福建古樹名木に選)が聳える

荘厳な雰囲気の天王殿..大棟の中央に火焔宝珠が乗る

天王殿..大棟の2頭の龍が天王殿を護る

天王殿に鎮座する弥勒尊像と守護神像(右側)が鎮座


弥勒尊の背後を守る韋駄天像 守護神像(左側)

天王殿から眺めた大雄宝殿


三層の鼓楼 三層の鐘楼

大雄宝殿..手前は放生池に架かる橋


大雄宝殿前に国旗のようなものが賑やかに張られている/大雄宝殿常香炉前に置かれた三毬座

大雄宝殿..天王殿と同じく大棟に2頭の龍と火焔宝珠が載る


左側回廊には祖師殿等が並ぶ 両側の回廊に下がる雲板

右側回廊には伽藍殿等が並ぶ
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