
【中国・江蘇省・蘇州市】明代に造園された高官の屋敷を、蘇州の名士顧文彬が清代光緒年間(1875~1905年)に所有し改築したもの。 園内は東西に分かれていて回廊で結ばれ、東側には楼閣が建ち、王義之などによる書の石刻が見られ、西側は狭いながらも曲橋を配した池を中心に太湖石で造成された築山に亭などが佇む。
恰園は、蘇州庭園の特徴を凝縮した形で造成された庭園で、優美さが感じられる。 訪問時は観光客が少なく静かに散策を楽しめたが、夜間は入園料が3倍になるものの民族音楽の演奏や中国茶が楽しめるようだ。 【大門⇒玉延亭⇒四時瀟酒亭⇒坡仙琴館⇒拜石軒⇒曲橋⇒金栗亭⇒藕香〇(木偏に射)⇒碧梧栖鳳⇒面壁亭⇒画舫斎⇒湛露堂⇒螺髻亭⇒小滄浪】

大門と呼ばれる恰園の入り口

東側回廊に設けられた玉延亭

大棟がない屋根の造りの四時瀟酒亭


庭園への丸い仕切り門..上に「迎風」とある

坡仙琴館(石听琴室)


坡仙琴館(石听琴室)の内景 坡仙琴館近くに佇む巨大な太湖石

拜石軒(歳寒草廬)

拜石軒(歳寒草廬)から眺めた庭園



〇(草冠に偶)香〇(木偏に射)側から眺めた曲橋(奥は金栗亭)/宝珠のような飾りを乗せた金栗亭/反りかえった軒

入母屋造瓦葺の〇(草冠に偶)香〇(木偏に射)(鋤月軒)


曲橋と奥は〇(草冠に偶)香〇(木偏に射)/〇(草冠に偶)香〇(木偏に射)から庭園全体をほぼ見渡せる

〇(草冠に偶)香〇(木偏に射)の内景

碧梧栖鳳

大きく湾曲した棟と大きく反り返った軒が美しい面壁亭


池に迫り出して建つ画舫斎(称松籟閣) 画舫斎(後方は湛露堂)

回廊から眺めた画舫斎と奥の湛露堂

太湖石の築山に建つ螺髻亭



螺髻亭 画舫斎から眺めた螺髻亭 螺髻亭

小滄浪

小滄浪の窓から眺めた庭園の太湖石

石刻のある太湖石の石屏風(小滄浪近くにある)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます