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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

妙法寺 (横浜)

2014年12月15日 | 寺社巡り-神奈川

【横浜・磯子区】南北朝時代の文和元年(1352)、杉田郷、六浦郷の領主・荒井因幡守光善が荒廃していた社殿を再興し、牛頭山妙法寺として創建した。 光善は自ら妙法院日荷と称し、法華経に帰依した。
安土桃山時代の天正年間(1573~1592)、当時の領主間宮信繁がこの地に梅の植樹を奨励したことで梅の名所となり、江戸時代には杉田梅林として広く知られた。

妙法寺への参道を進むと見事なビャクシンの老木が聳え立つ。
白壁の塀に沿って参道を進むと先に門が見えるが柵が置いてある....境内に入れないのかなと思ったら、右手に正規の山門が。
境内には幾本もの梅の老木が立ち、正面の本堂の右手前には日荷聖人像が鎮座している。 日荷聖人像に近ずいて驚いた....なんと日荷聖人が巨大な2体の金剛力士像を背負っている像なのだ。
境内を左手に進む....石段の上に大棟に鬼瓦を置いた日本武尊ゆかりのお堂・牛頭天王殿が鎮座。
境内には日荷聖人が身延山から持ち寄った苗木を植えた榧の老木があるが、推定樹齢700年とされ、このお寺の歴史を感じさせる。

落ち着いた雰囲気の門前

牛頭天王殿に向かって建つ切妻造桟瓦葺の門
 
切妻造桟瓦葺の山門(薬医門)

山門から眺めた本堂

本堂前の境内..梅の老木がある
 
入母屋造銅板葺の本堂..鬼瓦を乗せた唐破風の向拝    2体の金剛力士像を背負った日荷聖人像

梅の木越しに眺めた本堂
 
日荷聖人お手植の榧の木(推定樹齢700年)..身延山から持ち寄った苗木を植えたもの/雪見燈籠

入母屋造桟瓦葺の鐘楼
 
牛頭天王殿と墓所への参道脇に立つ手水舎          石造りの水鉢

石段の上に鎮座する牛頭天王殿
  
形造銅板葺のお堂..台座に「橘姫」とあり橘姫像か/放生池だろうか..池の畔に十三重石塔と石燈籠

寄棟造銅板葺の牛頭天王殿..大棟に迫力がある鬼瓦が乗っている

牛頭天王(須佐之男命)殿
 
牛頭天王殿の右手に鎮座する「三十番神堂」..祭祀30番の大明神が毎日に順番に牛頭天王殿を守護/牛頭天王殿の左手に鎮座する「稲荷社」..瘡守稲荷大明神を祀る
 
牛頭天王殿近くの墓所の古い笠付墓石群(板碑型もある)/高さ2m以上の宝篋印塔..右側の格狭間に寛永20年の刻(1643年作)

本堂近くの墓所の4基の宝篋印塔
 
庫裡/庫裡前にある手水舎..屋根に露盤と火焔宝珠が乗る
 
「妙法寺のビャクシン」越しに眺めた妙法寺           ビャクシンは推定樹齢600年
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