
【中国・福建省・莆田市】宋元八年(1085)の創建で、朝廷から多くの額を賜っているが、紹興七年(1137)に皇帝から「梅峰光孝寺」の称号を賜った。 現在の建物は清代改築のものだが、石柱等宋代の遺構がある。 典型的な中国の伽藍配置をした寺院で、回廊が建物全体を結ぶように囲んでいる。
大きな牌坊の直ぐ正面に天王殿が建ち、4体の守護神に見守られた弥勒菩薩が中央に鎮座。 天王殿の後ろに進むと、普通あるべき大雄宝殿ではなく大きな亭が....その隙間から奥に大雄宝殿の一部が見える。 天王殿と大雄宝殿の間に亭がある寺院を初めて見たが、多分、珍しい配置だと思う。 大雄宝殿には青い螺髪の金ピカの3体の如来坐像が、大悲殿には少しくすんだ金色の観音菩薩座像がそれぞれ安置されている。

牌坊....直ぐ正面に天王殿が建つ

堂々たる姿の天王殿

険しい顔の狛犬に守られた天王殿


天王殿の入口 天王殿の中央に鎮座する金弥勒尊像と4体の守護神

天王殿から大雄宝殿を眺め....寺院は回廊で囲まれている


鐘楼 鐘楼と右側は伽藍堂になっている

鼓楼と左側は祖師殿


天王殿の後ろに建つ大きな亭....天王殿と大雄宝殿の間にある

線香炉越しに眺めた亭

亭には「梅林佛國」の額が掲げられている....奥に大雄宝殿が見える

三層屋根を持つ荘厳な大雄宝殿



大雄宝殿前にある線香炉には「梅峰光孝寺」とある 大きなケン稚

大雄宝殿に鎮座する青い螺髪で金ピカの如来像

魚鼓越しに眺めた鼓楼

五観堂


法堂

功徳堂


大悲殿....衆生の苦しみを救う慈悲深い観音菩薩坐像が鎮座

諸天殿


諸天殿....多くの仏像や天像が纏めて祀られているが、初めて聞く殿名だ!