爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

複雑な感情

2017年03月01日 | 日記

安倍総理が2007年4月、福島県会津若松市で参議院福島補選の応援演説で「戊辰戦争では、山口県の先輩がご迷惑をかけました」と言った瞬間、会場がドッと沸いて聴衆に大ウケしたとか。

加害者と被害者間には複雑な感情が残っているようで、ある著書によると1988年ごろ、山口県萩市(旧長州藩城下町)から姉妹都市を結ぼうと会津若松市に提案されたが、当時50歳以上の人からの反対で中止になったという。

長州への恨みは戊辰戦争だけではなく、明治維新以降も長州閥の高官が会津出身者の登用を妨害したり、親や祖父母から聞かされた恨み話がしみついて複雑な感情が引き継がれているらしい。

新潟の爺も現役時代、全国会議後の宴席で、同席した山梨さんから戦国時代は上杉謙信にいじめられたとか、長野さんから新幹線も高速道路も田中角栄に先取りされたとか言われ、「その節はどうも」と爺の一言で笑って終わったが。


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