西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

エルガー

2007-02-23 10:04:58 | 20世紀音楽
今日は、エドワード・エルガーの亡くなった日です(1934年)。エルガーというと、やはり「威風堂々」ということになります。第2の英国国歌と言われたりしていますが、いつ聴いても素晴らしい曲と思います。この「威風堂々」は全部で5曲あるのですね。レコードを買った時初めて知りました。その第1番が1番有名な曲です。あと何といっても、「愛の挨拶」が有名ですね。気品のある佳曲と思います。バイオリンとピアノのために書かれた「気まぐれな女」というのもよく、バイオリン小曲集に入っていて聴くことができます。交響曲も2つ書いています。オラトリオもいくつか書いていて、聖書に基づく「神の国」などという作品もあります。
曲名については、平均的なクラシック・ファンより知っているつもりでしたが、エルガーに「バイオリン・ソナタ」があることは知りませんでした。ドラマでは出てこなかったですが、原作の「のだめカンタービレ」には出てきますね。それでこのCDが出てないか暫く探していたのですが、ようやく見つけました。NAXOSから出ているものです。「登場曲のマニアックな選択でも知られる、音大を舞台にした人気少女コミックにも取り上げられて、一躍注目度が上がった」などと帯の説明書きにあります。今その第2楽章「ロマンス」を聴きました。2005年10月の録音とあります。
バロック音楽時代のヘンリー・パーセル以降、優れた作曲家が出ていないと言われる英国音楽界ですが、エルガーの功績はとても大きなものと捉えて良いのではと思います。