西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

ガーシュウィン

2007-02-12 21:43:55 | 音楽一般
今日は、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」が初演された日です。1924年、ニューヨークでのことです。今日の新聞(産経)にも出ていました。ガーシュウィンの作曲法は明らかに、これまでの西洋古典音楽とは違ったもので、ジャズの手法を取り入れたいかにもアメリカ的なものという印象を持ちます。しかし、ポピュラー音楽として楽しめばそれでいいのかも知れません。この曲やオペラ「ポギーとベス」中の「サマー・タイム」それにポピュラー・ソング「スワニー」などは惹かれるものがあります。

ドラマ「のだめ」では、「ベト7」にはじまり、「ラプソディー・イン・ブルー」で結んでいます。これ以外の組み合わせはないようにさえ思っています。これまであまりクラシック音楽に関心がなかった人にも、この組み合わせで自然に引き込まれたという人もいるのでは。ドラマの3話(4話?)で、ピアニカを持ったのだめ扮するマングースが曲にあわせ舞台を動き回りながら演奏する場面は誰もがまた見たいと思う場面ではないでしょうか。この曲はずいぶん前に、ピアニストO女史のソロで実演を聞いたことがありますが、久しぶりにドラマで接し、楽しめるということは、やはりこの曲は間違いなく傑作といっていいのだと改めて感じました。