複雑な事情。

前々から気になっていることがある。

過去に何度か話題にしたことがあるような覚えもあるが，改めて書いておく。

ギリシャ文字の書き方についてである。


πの「あし」を，漢字の元のようにハネるのはいかがなものか。

α と a を混同するのは，まあ，仕方のないことである。もともと同じ字なのだから。

β を，b の筆記体で書くのはいただけない。

今回特に話題にしたいのは，ρ（ロー）の扱いである。

「これは p（ピー）じゃないんだ！」と声高に叫びたい衝動にかられて，ついみなさんの答案にそのような注意を書き込んでしまったが，冷静になって調べ直すと，事情はかなり複雑である。

ロシア語などで使われるキリル文字にも名残は残っているが，ロー（ロ）の大文字は P なのである。ロシア語ではこれはローマ字の R に対応する文字であるし，本家のギリシャ語でもそうである。

だから，p と ρ は音は違うけれども，字面は区別ができない。少なくとも，大文字ではもう区別ができない。
ブラウザにもよるだろうが，どうだろう？
P（ピーの半角大文字）と Ρ（ローの大文字（HTML実体））は少しデザインが違うみたいだけど。
うりゃっ！ピーの全角大文字をくらえ！Ｐ

PΡＰ

並べてみると微妙に違いがあるなぁ。

まあとにかく，複雑な事情はあるけれども，小文字の段階では p と ρ はごっちゃにならないよう区別したいものである。

今日気がついて愕然としたのは，ρ と書いたときに線がはみ出して，筆記体の φ に似てしまい，それでみなさんが混乱しているのかもしれない可能性があることだ。
これは盲点だった。今後は字を書くときに十分注意したいと思う。

萌え。

5号館4階の鴨の雛たちを見かけた。
かわいいにもほどがある。

ふわふわしたちっちゃいのがピィピィさえずりながらみんなでよちよち走っているのだが，ときどきすっころんでコロリンと一回転したりしている。

なんであんなにかわいいの？
萌え氏にしてまうやろーーーー！

僕が確認したのは9羽だが，無事に成長して欲しいものだ。

連想というか。

輪ゴムの入った箱に「ゴムバンド」と書いてあったのが目に入ったとき，ふと「ゴッドハンド」という言葉が連想された。

どうも最近疲れているような気がしてならない。