担当授業のこととか,なんかそういった話題。

主に自分の身の回りのことと担当講義に関する話題。時々,寒いギャグ。

巣作りの季節。

2010-06-01 00:06:49 | Weblog
ツバメの巣作りはちゃくちゃくと進んでいるようだ。

民家に作られては困る巣もある。

それは蜂の巣である。

うちのベランダにスズメバチが巣を作りかけていたのを阻止した経験があるのだが,この季節は本当に油断がならない。

いつものようにベランダで洗濯物を干していると,アシナガバチが一匹,近くをうろついているのに気付き,危ないと思って作業を中断して様子を伺った。

ハチが止まった先を見たら,巣の根元が形作られているのが目に入った。

またかよ・・・。

スズメバチほどの脅威はないそうだが,ベランダに出るガラス戸のまん前にあって,しかもすぐそばで洗濯物を干す作業をする以上,そこに巣を構えることを認めるわけにはいかない。

そう判断して,その二日後の夜,ついに意を決して巣の除去を行った。
スズメバチの巣を除去するときに使用した虫網がどこかにあったはずなのだが,見当たらなかったので剪定ばさみでこそぎ落とすことにした。

巣側の窓を開けて,剪定ばさみで巣のある部分をゴスっとひとこすりして,すぐさま窓を閉めた。

ひとつ間違えば女王バチが部屋の中に入ってしまうという非常に危険な賭けであったが,その点は大丈夫だった。

巣や女王バチがどうなったかは,外からちょっと眺めるくらいでは様子がつかめない。
かといって,顔を突っ込んで襲われでもしては大変である。

そういうわけで,ミッションがコンプリートしたのかどうかは確認していない。

アシナガバチの巣を破壊するというのはできればしたくない行為だったのだが,世の中には同じ気持ちの人が少なからずいるようだ。
できることなら無益な殺生は避けよという仏教の教えは日本人の心に深くしみ込んでいるのかもしれない。

「アシナガバチ」で検索したら,僕と同じ目にあいつつも異なる道を選択した人の「アシナガバチ観察日記」という記事を見つけた。

その人は巣を壊さずにアシナガバチと付き合うことを決意したそうである。

そうするとやはり洗濯物を干すときに気をつけたり,窓を開けにくかったりと,不便な夏を過ごしたそうだが,観察日記はそうした苦労を補って余りあるほどに楽しそうであった。
その人をうらやましくも思ったが,自分の身の安全を考えた上での決断であったのだから,止むを得まい。
僕には観察日記をつけるほどの覚悟はできなかった。
コメント
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