荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

刑事7人の巻。

2016年07月15日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを






テレビ朝日系水曜21時と言えば、【相棒】とか【警視庁捜査一課9係】とか【ベイシティ刑事】とか【大都会25時】等々、伝統の刑事ドラマ枠。

かれこれ30年近く、ず~っと刑事ドラマを放映しているんですから立派なもんです。

視聴率も安定している為か、スポンサーからあ~だこ~だ言われる事も無いのでしょう。

そんなこんなで、2016年7月期にスタートしたのが【刑事7人】の第2シリーズ。

第1シリーズは、キャラクターがあまりにステレオタイプ過ぎ、ほとんど観ておりませんでした。

髙嶋政宏が【ゴリさんキャラ】なのは良いのですが、デカ部屋に吊るされたサンドバッグをバシバシぶん殴っているシーンを観、『こりゃダメだ・・・』と思ったものです。

サンドバッグ吊るしてるデカ部屋があるわけねぇだろ・・・。

鈴木浩介も倉科カナも一本調子のお芝居だし、ラブリンに至っては【半沢直樹】のカマキャラにしか見えませんでした。

あれから1年。

第2シリーズは、意図的にキャラクターの性格設定を変えている様に見受けられます。

他には、同じ部署にいたレギュラーメンバーが、今回はバラバラに散っている、という設定の差別化を計っております。

又、吉田鋼太郎が『出世に興味無いキャラ』から『権力大好きキャラ』にスイッチしておりました。

急に出世しようと思って出来る程、甘い世界じゃねぇだろ・・・。

あ、あと髭を剃れ。

髭生やした警察官はいねぇよ。

今回から加入したのが塚本高史。

元・大悪だけに、犯罪者の思考が分かるという若手キャラなんですが、さすがに無理があります。

僕にとっての塚本高史は【結婚できない男】の英治くんでしかありませんから。



ゲストキャラも全てステレオタイプ。

もう飽き飽きです。

ドラマである以上、トンデモ設定を加味するのは分かります。

ですが、あくまでベースにリアリズムがあってこそ。

キャラクター設定も、もう少しスタッフ全員でひねって頂きたい。



この際、リアリズムが無くても良いですけど、【七人の刑事】【太陽にほえろ!】【Gメン'75】【特捜最前線】【あぶない刑事】【踊る大捜査線】【相棒】等々、時代を代表する、新しい刑事ドラマの出現を待つのみであります。



『あらゆるいばらの道を切り開き、誰も手がけない新しい創造と取り組め』井深大(ニッポンの実業家・1908~1997)

過去の記事。
ベイシティ刑事の巻。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。
相棒の巻、いつたび。
相棒の巻、むたび。
相棒の巻、ななたび。
相棒の巻、やたび。
相棒の巻、ここたび。
相棒の巻、とたび。
あぶない刑事の巻。
あぶない刑事の巻、ふたたび。
あぶない刑事の巻、みたび。
踊る大捜査線の巻。
ドラマの巻。
ドラマの巻、ふたたび。
ドラマの巻、みたび。
ドラマの巻、よたび。
ドラマの巻、いつたび。
ドラマの巻、むたび。
ドラマの巻、ななたび。


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