荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

365日のシンプルライフの巻、20230531。

2023年05月31日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
フィンランド映画【365日のシンプルライフ】を観ました。
以前にもダイジェスト版のレビューを上げております。
僕もシンプルライフを貫いておりますので、非常に興味のあった作品。

彼女にフラれたフィンランド人青年・ペトリが主人公です。
まぁ女にフラれるとおかしくなっちゃう男もいますが、彼はアパートの荷物をひとつ残らず倉庫に預けてしまうんですな。
んで、よっつのルールを掲げます。

ルール① 持ちモノ全てを倉庫に預ける

ルール② 1日に1個だけ持って来る

ルール③ 1年間、続ける

ルール④ 1年間、何も買わない

初日はコートです。
冬のヘルシンキですから至極当然といえましょう。
次に靴。
次にブランケット。
と、倉庫から出して来ます。
50個くらいには、ちょっと鬱気味になりもします。
そして100個くらいで彼は満足しました。
「これぐらいで丁度良いじゃないか」と。

彼には大事なおばあちゃんがいるのですが、このおばあちゃんが穏やかで思慮深い。
「持っているモノの多さで、幸せは計れない」と彼に言います。
まさに、その通りだと思いました。
モノはしょせんモノ。
買った瞬間は気分も良いでしょうが、メンテナンスに時間やお金がかかったり、飽きたり。
モノに振り回されている人生は滑稽で悲しいです。

全編にわたるフィンランドジャズが心地良かった。
この映画にぴったりです。
これを観て、モノの処分のモチベーションが上がる人も多いでしょう。
僕も今一度不要なモノはないか、探してみようと思います。



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