荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

必殺仕事人の巻、20230210。

2023年02月10日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


「必殺仕事人」を観ました。
2023年版のやつ。
まぁジャニ殺もスタートから16年、これはこれで仕方ないか、と。
昔の「必殺」を求めても無理ってものです。
だいたい昔の「必殺」を知らない人間が製作しているのですから。
監督の石原興自身が
「いま現在やっているのが『必殺』で、その前の作品は遺物やと思ってますけどね」
と言っちゃってますから。

今回の時事ネタは「コロナウイルス」。
名付けて「鬼面風邪」が江戸で猛威をふるう、といった内容です。
まぁストーリーはWikipediaでも見て下さい。
今回は唯一ジャニタレでない仕事人・瓦屋の陣八郎が最期を遂げます。
立ったまま死んじゃうんですな。
番場蛮みたい。
もともと登場時以外はほとんど登場しないキャラクターでした。
殺しもチマチマしていまいち。
演ずる遠藤憲一は背が高いから、もっとダイナミックな殺しが良かったと思います。
殺しの道具であるメリケンサックはリュウに託されました。
て事は次回からリュウの殺しは変わるのかな。
リュウの殺し技って「刺す」って以外一定してませんから良かったかも。

しかし2時間の放送は長い。
大した内容でもない作品を水で薄めているのだから、長く感じるのは当たり前。
「仕事人大集合」なんて2時間30分でしたが、全く退屈しませんでしたねぇ。
あとね、やはりBGMの使い方が下手過ぎます。
「必殺シリーズ」のBGMって、その作品ごとにカラーがあるんです。
だから、いろんな作品のBGMを詰め込んでもバラバラ感が否めない。
「必殺仕事人」を名乗るなら「仕事人」のBGMに揃えた方がまとまります。
工藤栄一はBGMの使い方がとにかく上手かった。

諸々文句しか出ないジャニ殺ですが、来年も観るんだろうなぁ・・・。


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