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英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

「好きなことを見つける」チャレンジ!

2020-10-17 | 教育一般
オフィス内を隔てるシールドでエアコンつけても暑かったのに、涼しくなるのがとても早かったですね。マスクも気にならなくなってきましたがみなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

さて、私事で恐縮ですが、先月の末、や~と一年にわたる通信講座を修了しました。去年11月から始めたNAFLE日本語教師プログラムです 。



今、スクールにいる外国人講師5人に日本語レッスンをしているのですが、もっとちゃんと教えたいと思ったのがきっかけでした。

テキストは24冊もあるし、テキストごとに「確認テスト」の提出+合格、および小論文試験も2回あって、正直しんどかったです。

 レインボー色のテキストが美しい~

途中コロナの影響で勉強どころじゃないし、日本語音声学は難しすぎてほぼお手上げ状態で、心が萎えました。途中、一年で終わらないのじゃないかと思いましたが、夏休みの追い込みに成果がありました

英語のネイティブだからといって英語を教えられるのではないと同時に、日本語ネイティブの私が日本語を教えるのは簡単じゃないことがよくわかりました。

そして、私が外国人だったら絶対日本語を学ぼうなんてことは考えないと思います。日本語専攻の当スクールAlexはほんとにすごい

とりあえずこの修了証書でボランティアくらいはできるでしょう。

この先は一年後の資格試験を目指します。これが取れれば、海外の教育機関でも日本語を教えられますからモティベーションが上がります

勉強が決して「好き」な方ではありませし、 中高は好きじゃない教科を試験のためとはいえ「勉強しなくちゃいけなかった」のはとても辛かった

でも自分のやりたいことに対しては前向きになれますし、今は好きなことだけを存分に学べるのは幸いなことだと思っています

みなさんは今、何か取り組んでいること、ありますか?

子どもたちには「好き」なものを見つけて、自らたくさん学んでほしいですね。

そのためのチャンスを私たち大人は作っていくようにしましょう

相づち文化

2020-08-22 | 教育一般
外国人のひとたちと長年一緒に働いて、いつも感心するのは、彼らのあるマナーです。

それは「会話に割り込まない」ことです 

私が誰かと話している時、その人が私あるいは相手と話したいことがあった場合、彼(彼女)はずっと私たちの後方にたって、話しが終わるのを待っています。

視野にはいれば「何か御用?」と聞き、そうすると'I'm sorry to interrupt you, but.。。。。。(話の邪魔をして申し訳ないんだけど)というふうに、大変申し訳なさそうに話かけてきます。

「人の会話を遮る」ことが、bad manner(悪いマナー)だという文化がそこにあります。子どもの頃から親はそう教えます。

私がよく保護者と話している時に、お子さんが「おかあさ~ん、ねえねえ、おか~さん」と間に入ってきますが、彼らのマナーからしたら、考えられないことでしょう。

そういう時私は「今、お母さんと話しているから、ちょっと待っててね」と声かけしますが、待てる子もいれば待てない子もいる。本当は親御さんが「ちょっと待ってなさい」と言ってくれるといいのに、と思います。

以前、アメリカ人のお母さんが、子どもがそう言ってきた時に、'Honey, I'm talking now. Just wait!' (今、お話ししているから待っていなさい)と厳しくたしなめていたのを見たことがあります。



日本語の話し方の最も大きな特徴は相づちです 

相づちを頻繁に打つということは、絶えず相手の反応を確かめながら話すということで、これが共有意識を生むようです。

ある研究では、平均して1分間に20回、相手が約20拍話した後に一回、という結果があります。

A:「あのね」
B:「うんうん」
A:「やっぱり、これは私たちがやらなくはいけないんだと。。。。」
B:「ええ」
A:「例えば、この仕事があるでしょ」
B:「はい」
A:「それを来月までにさあ~」
B:「そうですよね」

なんてふうに会話が進むわけです

頻繁に相づちを入れるので、文という形としてではく、フレーズで終わったしまうことがあります。

一方、英語の場合は、相手がぜ~んぶ話終わるまで、いっさいの相づちをいれません。黙ってきいています {

もちろんうなずくくらいはしますが、言葉をはさむということはまれです。

反対にちょっとでも声がかぶってしまうと 'Oh, I'm sorry, go ahead.'(あ!ごめんなさい、どうぞ)と言ってくれます。

以前の私は日本文化が沁みついているのか、話をしていて、外国人講師が全然何もいわないと、不安になって「ねえ、聞こえてるよね?」とか'Are you following ?’ 'Do you know what I mean?' (私の言っていることわかる?)とつい聞いてしまうんですが、これは、この文化の違いからくるんですね。

それでもようやくこの相手の沈黙にも慣れてきて、アイコンタクトをとりながら、効率よく話すようになりました。

相手の相づちがない、ということは、こちら側も効率よく話すようになります。

とてもいい訓練になります 



「働く」ってどういうことかな?

2020-07-22 | 教育一般
うちのスクールの小学生に、将来何になりたい?って聞くと、やっぱり男の子はスポーツ選手 

女の子は花やさんとか、パティシエとかが多く、たまにお父さんのようなお医者さんとか自動車の仕事とか、言う子もいます 

でも、中学生くらいになってくると夢物語は語らなくなって、高校進学を目の前にすると進学先に悩み始めます 

「どんな学校へ行ったらいいんだろう??

ましてや大学に進むということは、4年の月日と安くない学資がかかるわけですから、ある意味将来の目標を持って進まないと、時間とお金の浪費になります。

アメリカの大学のようにMajor(専攻)やMinor(副専攻)が入学したあとに変更できればいいのですが、日本の大学ではそれができない。

学んでみて「あれ?これは私が学びたいことじゃないかも」とか、「これとは違うことに興味がでてきたわ」と、専攻を変えるわけにはいきません。

ということは、高校生のうちに、あるい程度自分が興味あることとか、やりたいことを認識していないといけないということになります。

先日、本屋でみつけた、この一冊。



どんな仕事に就きたいか、という以前に「働く」ということはどういうことか? みんなが働くことによって社会が成り立っている、ということが子どもにもわかりやすく書いてあります。



確かにみんながみんな「好き」=「仕事」にしているわけでなく、監修の池上さんが、もともと気象予報士になりたかった→でも理系じゃないからなれなかった→でも、結果、気象の仕事をしている、という話はおもしろいと思いました。

そういう意味では、数年前に出版された「15歳のハローワーク」より、「働く」という原点に戻っていいて、大人の私でも、ホホー🤔なるほどと学びました。

ベストセラーになってる一冊〜早速、スクールのライブラリーに加えたいと思います😊

日本は「ニホン」?それとも「ニッポン」?

2020-06-19 | 教育一般
いきなりですが、みなさんに質問です。

「日本銀行」→ → → →どう読みますか?

 ニホンギンコウ
あるいは
 ニッポンギンコウ
  ↓
  ↓
  ↓
さてどちらでしょう?

正解はお手持ちのお札を見てみてください

「NIPPON GINKO」と書いてありますね、

そうです 「ニッポンギンコウ」です 


かくいう私、ず~っと「ニホンギンコウ」と呼んでいたような気がします。 

では、私たちが住んでいるこの国の正式名称(国号)はどちらでしょうか? 

政府の統一見解は、東京オリンピックのときに最終的に決められてそうですが、「ニッポン」です。

でも私たち個人が発音するときはいろいろですよね。

たとえばオリンピックで応援するときは「ニホン!」「ニホン!」じゃなくて「ニッポン!(チャチャチャ)」ですね 

音声的にはっきりしていることは、

 「ニッポン」のほうは/p/という破裂音の前に促音「っ」があって、全体で4拍
 「ニホン」は破裂音がなくて、全体で3拍

という違いがあります。

ということは、

「ニッポン」はとても勢いがある一方、「ニホン」は何度も続けて言うときに楽チン、という事実があります。

先日高学年の子どもたちのレッスンで、どういう違いがある? と聞いてみたところ、

「ニッポン」の方が勢いがあって、言ってると楽しくなる と言ってくれた子がいました。

もっとおもしろいのは、東京の「日本橋」

東京では「ニホンバシ」といい、
大阪では「ニッポンバシ」といいます。

また、「日本髪」な「ニホンガミ」ですが、
「日本刀」は戦時中「ニッポントウ」と呼ばれたそうです。

「日本」の呼び方にもいろいろあっておもしろいと思いませんか? 

もしまわりに小学生のお子さんがいたら、聞いてみてくださいな。






おせち料理、作りますか?食べますか?

2020-01-16 | 教育一般
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

令和になって初めての年明けですね。

   

さて、みなさんは、お正月におせち料理は食べますか? 

あるいは、自分でおせち料理を作りますか?

昭和の家庭に育った私は「お正月=おせち料理」ですので、ず~と作っていましたが、今年は年末からスキーにでかけてしまったので、初めて出来上がりを購入しました。

まったく無いのはさみしいですし、2~3日は親せきが集まるので、おせち料理はかかせません。

帰省する息子は好物のものがたくさん詰めてあるので、楽しみにしています。


ご存じのようにおせちは重箱(正式には三段)にそれぞれの願いや祈りが込められた食べ物が詰められていますね。

年末の高学年クラスレッスンで、子どもたちに「おせち料理」の写真を見せたら「知ってるけど~」くらいの反応 

みんな食べるのかと思って聞いてみると、食べる家庭と食べない家庭もありましたので少々驚きました。


私「おせちの中で何が好き?」→子ども「あのさ、くるくる丸いたまご~」→私「伊達巻っていうんだよ。

生徒「いろんな野菜が煮てあるやつ」→私「煮しめっていうんだよ 

はあ~、料理の名前、しらないのかあ~ といささかカルチャーショックでした。


こうした会話を経たあと、「それぞれのお料理には願いが込められています。どんな願いが込められているか調べてきてください」と宿題を出しました。


年明け初回のレッスンはみんな調べたことを書いてきてくれたのでシェアしました。

中には添付のような図解してきてくれたものもあって、みんなですご~い!と拍手




私の母は31日の朝から一日作っていましたし、独身の頃は手伝っていました。

一緒に作っている時にどういう意味があるのかなどの話を聞きましたが、今はそういう会話がないのかな 

手作りでなくてもいいですから、個人的には是非、この伝統文化を受け継いでほしいです

みなさんはおせち料理召し上がりましたか?

思い出はありますか? 

どうしてお正月はおせち料理なのかご存じですか?

お子さんと是非お話ししてみてください。

これぞまさにアクティブ・ラーニングです!