日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

中味はさまざま

2010年06月15日 | Weblog

     中味はさまざま


 魚を例にとると分かりやすい。イワシは魚である。アジは魚である。タイも魚である。魚といえばイワシもアジも鯛も魚である。
同じ字でも、その表す中味はさまざまである。
 イワシはアジとは違うし、アジはタイとは違う。それは人間が価値づけをして区別したり、差別したりするので違いが出てくるというのではない。人間の価値付けとは無関係に、固有の種として差は存在する。
それでは魚とは何を意味するのか。種の最大公約数的なものを意味し、その概念以上のなにものでもない。           
よくよく注意してみると、我々は魚という言葉で中身を吟味せず、ごちゃ混ぜにして中身不明のままに、
「魚論争」をしてはいないか。これが僕の反省点である