日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

暴力

2010年06月12日 | Weblog
暴力


 何かあったんだろう。男はぶすっとした顔をしていた。女が何か言ったら、男は彼女を汚い言葉でののしり、女の顔を素手でなぐった。満員電車の人混みの中で人目もはばからずに。
こんな粗野な男とくっついた、女は生涯が不作になる。私はすぐ横で、こんなことを思った。やさしいばかりで甲斐性のない男も困るが、さりとて粗野で乱暴な精神しか持ち合わせていない男も困り者。
 女にとって男は不可欠か、男にとって女は必要なものか。今アバ面を見ると考え込んでしまう
。暴力は腕力だけではない。精神的な暴力もある。しかも暴力というものはわれわれ人類が進化し始める以前から動物的な部分として、体の1部としてくっついて持っているものである。そういう状況の中で女も男も生きていかなければならないのだ。それが現実だ。女性がはっきり自己主張する様になって、離婚が増えた。是非もない。忍従だけが美徳ではない。