トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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ニュースから 「きょうされん全国大会」

2008-10-08 11:31:54 | 障害
きょうされん全国大会が閉幕(中国新聞) - goo ニュース

障害者の共同作業所の全国組織である「きょうされん」の第31回全国大会が、10月5日に閉幕しました。今年は、広島市で4日から始まりました。2日間で全国から2600人が参加しました。13年ぶりの広島市での開催でした。今年の大会スローガンは「つながろうや 広島で 広げよう生きる喜び平和の願い」。
 オープニングは、地元の共同作業所の仲間たちによる和太鼓演奏で始まりました。続いて大会のテーマソング「ラ・ラ・ラ」の歌。統合失調症の棚多美保さんが平和への思いを込めて作詞しました。
 大会実行委員長の浅井基文さんは、格差と貧困をなくして平和と人権が尊重される社会を実現しましょうと挨拶をしました。
 きょうされんの藤井常務理事の基調報告では、障害がある事を自己責任へと逆戻りした国の施策を元通りにしようとの提起がありました。
 記念講演は、はだしのゲンの原作者である漫画家の中沢啓治さんが行いました。

 分科会や入門講座も開かれました。シンポジウム「障害と平和~ヒロシマは戦争と原爆を許さない~」も開かれました。障害者が戦時中、国の厄介者という扱いをされたという「福祉工房むぎ」施設長で肢体障害者の福波黎子さんの発言や、A級戦犯に戦争責任を問わない異状が続く限り、差別の問題は解決できないとの中沢啓治さんの発言がありました。平和の問題と障害者の問題は深い関連性を持っているのです。

 ボランティア800人も参加した大会は、「私たちは関係団体と連携しながら『障害者自立支援法訴訟』に立ち上がることを決意しました」という大会アピールを採択して閉幕しました。

日記風に  「未就学ろうあ高齢者」

2008-10-08 01:48:26 | 透析
 昨日は、お茶の水の大学病院まで通院の日でした。最近は、睡眠不足が続いていたので、電車の中で読書中にも、思わず、眠りに入りそうになり、頭がカクッとなることもしばしばでした。これから秋は行事などの予定が続くので、早く生活リズムを整える必要があるようです。いつもは午前中に、病院で午後の受診の手続きをしています。それから、受診までの時間は、アキバに行ったりしていました。お茶の水から歩いて10分位でしょうか。でも、今日はお疲れモードだったので、アキバ散策はしませんでした。駅前の丸善で安いカバンを買って、それから近くの和風ラーメン屋で食事をとりました。大学の食堂は、安くて、量もたっぷりなのですが、今日は軽く食べようと思ってラーメンセットにしました。ワカメラーメンの小鉢にかやくご飯と白玉あんみつが付いたセットです。でも結局、追加に焼き餃子も頼んでしまいました。食後は、神田の三省堂で、次回の社労士試験の参考書を買いました。今年は、ほとんど受験勉強をしなかったので、来年度は真面目にやろうと思いました。でも、おいらは、持続性と集中力に欠けるので、この先どうなるかは自信がありません。

 今日も結構歩きました。足のしびれは相変わらずですが、動脈硬化防止のためにも歩くつもりです。でも、疲れている時は、ガードレールとか物に体が当たりやすいですね。

 3か月前と同じホームレスの人が、お茶の水橋で「ビッグイシュー」を売っていました。何年か前は、200円でしたが今は300円です。表紙に、300円のうち、160円が販売者の収入になりますと、しっかり書いてありました。この雑誌、執筆者もそろっていて、記事も読みでがあります。若い人のオピニオン誌を目指しています。そう言えば、近々、もやいとか弁護士、司法書士、派遣の若者達の労組などで組織する「反貧困ネットワーク」の集会があるそうです。

 さて、時間が無いので、後は今日の福祉ネットワークで放送された事を書いておきます。戦争の影響や偏見、交通事情などの理由から、ろう学校へ行くことはできなかった「未就学ろうあ高齢者」を取り上げていました。当時は、ろう学校の数も少なかったうえ、授業料も高かったのではないでしょうか。ろう学校へ行くことができなかったため、手話や口話といったコミュニケーションの手段を持っていません。また、字の読み書きもできません。以前にも、聴覚障害者の心理を取り扱った本の中に記述されてはいました。また、触法ろうあ者の刑事裁判でも、手話も口話も使えないろう者が被告となっている裁判の話を聞いたことがあります。このケースでは、手話通訳士に対して、被告のジェスチャーを読み取るろう者が用意されました。しかし、うまく被告の身振りを、手話を使うろう者が読み取って、さらに手話通訳者に伝えることができたかは不明です。

 聞こえない人のための全国の老人ホームの入所者400人のうち、3割が「未就学ろうあ高齢者」だということです。周りとコミュニケーションをとることができないために、本人にストレスが溜まり問題行動を起こしたり、認知症扱いされる例もあるようです。番組では、93歳のおばあさんが紹介されていました。5年前に入所している施設の非常勤職員だった女性が、おばあさんの使うジェスチャーを読み取る努力をしました。実物や、絵や写真を使って、意思の疎通を図ったそうです。少しずつですが、おばあさんの身振り手振りの意味がつかめるようになりました。今は、週に1回通うボランティアをされています。手話通訳士のやっている聞こえない老人のためのディサービスにも行くようになり、おばあさんの表情はすっかり明るくなりました。簡単な手話も使っていました。「未就学ろうあ高齢者」のサポートが今求められているのですね。そして、改めてろう者にとっての、手話言語の重要性を再認識した次第です。平成20(2008)年4月には、品川区に名晴学園が誕生しています。日本で初めて「手話と日本語の読み書きによるバイリンガル教育」を行っている私立のろう学校です。第一言語はもちろん手話で、手話で授業が進められています。