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日常の身近な出来事と趣味のひとときを紹介できればと。

日産の名車に出会う Vol.168

2015-03-14 07:00:45 | 
 『日産ヘリテージコレクション』

 3月14日北陸新幹線が開通。

その反面、JRのダイヤ改正に伴い、寝台列車トワイライトエクスプレス(大阪~札幌)と

北斗星(上野~札幌:定期便)が廃止になるます。

 技術の進歩とは反面 今まで思い出を乗せてきた列車がなくなることは

少し寂しい気がします。

 利用する機会がなかったが 車窓から眺めた日本各地の風景は 

忘れえぬ記憶として残ることでしょう。


 先日、座間市の日産工場内にある『日産ヘリテージコレクション』に行ってきました。

日産車の歴史を見ることができる空間です。

 座間工場はかつて初期の量産車を製造していましたが 今では成形品の金型や

EVバッテリーの生産で量産製造にかかせない技術部門の工場です。

 コレクションホールは工場内にあり 通用門で受付をして車でホール入口まで向かいます。

  

自家用車がトヨタ車の為 少し恐縮ではありましたが気にせず入口まで向かいました。

 入口には名車『スカイライン2000GT-Rクーペ』(生産台数約360台)と

『RS-TORB0』が。

  

  

  赤のスカイラインは西部警察の印象が...

  

  座間工場の模型も。

  

  

  

  モータースポーツ活動も盛んです。(今年ルマン24時間に復帰)

  

  2代目シルビア

  

  

  

  当時のポスターも。

  

  サニー:この頃から丸みを帯びたスタイルに(派生版NXクーペ)
  
  


 見学の概要は以下の通りです。

 ①ビデオによる座間工場の紹介(10分)

 ②女性アドバイザーによる館内での名車の説明(約30分)

  ※自動車の由来やプチ情報も説明して頂きました。

 ③自由見学(45分)


  

  

  綺麗に並べられた名車の数々


 かつての工場を利用した館内の為 その広さと数多くの名車を見ると圧巻です。

また、オーナーズクラブの方からの寄贈車で約70%が走行可能とのことです。


 日産初の乗用車『ダットサン』から年代別に並べられているので 

歴史を振り返りながら見ることができます。

 また、乗用車、レーシングカー、ラリーカー等あらゆる分野の名車が飾られています。


車両の並び順に。(少し年代が前後するところがあります)
 
  

  日産初の乗用車 ダットサン12型フェートン(1933年)
  
  

  

  中央にそびえるエンブレム(何かの形をモチーフにしているとのこと)

  

  

  

  電気自動車も。

  

  こちらもエンブレムに工夫が。(名前に関係が...)

  

  

  

  

  

  このころからミラーが設置されるように

  

  

  

  メキシコ五輪の応援カーとして(五輪出場の選手のサインも)

  

  ワゴンタイプも

  

  こちらは荷台付トラック

  

  

  フェアレディSPL

  

  今見ても綺麗なデザインのスポーツカー(ダットサン)

  

  ダイハツのエンブレムが少し似ています。

  

  

  
 
  

  

  セドリック:東京オリンピックの聖火(予備)を運ぶ車両に。(後部座席に)

  

  

  スカイライン2000GTR(3代目)、通称『ハコスカ』で有名に

  最近、模型メーカー タミヤから『ハコスカ・カスタム仕様』が発売

  

  

  

  

  

  

  こちらはイタリア ”ジョパンニ・ミケロッティー”氏がデザインしたスカイライン

  

  

  プリンス

  

  

  

  

  

  

  

  消防車にも(ちなみにウィンカーはフロントガラス横に。手旗信号みたいな...)

  

  

  

  

  

  

  

  少しなじみのあるパルサー

  

  3列シートの初期プレーリー(今では主流のBピラーレスもこの頃から)

  

  池田満寿夫氏によるデザインも。

  当時はBe-1 、パオ、エスカルゴといった遊び心の車も発売。

  

  

  日産の量産車 サニー

  

  小型車 マーチ

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  日産の主力スポーツカー『フェアレディZ』

  

  

  

  

  

  

  

  サファリ(今見ても大きいです)特にバンパが特徴

  

  

  私も知らなかった車種 ガゼール

  

  こちらも ガゼール

  

  

  4代目 シルビア

  

  5代目 シルビア(1988年発売)爆発的なヒットに

  

  マイナーチェンジで フロントランプが6連に

  

  

  

  

  ブルーバード SSSアテーサ

  

  欧州調のデザイン 初代プリメーラ

  

  

  こちらはアフリカ在住のオーナーさんからの寄贈(ランプには虫よけのネットも)

  

  

  

  

  

  

  8代目 スカイラインR32型(1989年)

  

  

  

  バブル期の代表車 シーマ(シーマ現象でも有名に)

  

  

  

  

  

  パルサーGT-R(WRCラリーにも出場)  

  

  GT-R(R33型)

  

  

  ローレル(ブルーバードの高級版)

  

  ここからはモータースポーツ部門

  

  

  

  

  

  

  

  ルマン車両

  

  FIAGT選手権、ルマン24時間出場のスカイラインGT-R

  

  

  

  

  マッチのマーチで有名に(近藤真彦さん出場のレース仕様のマーチ)

  

  プリンスR380

  

  独自のエンブレム

  

  

  

  
  
  

  こちらはラリー部門(痛々しい姿の車体も)

  

  

  

  

  フェアレディZ(モンテカルロ出場車)

  

  

  

  

  

  

  

  45分の自由時間であったが 写真を撮ることに夢中になり 

  じっくり見ることができませんでした。

  4月以降も随時見学ができるので 次回はゆっくり車両を見たいと思います。

  但し、工場内にある為 見学は平日のみ(月、火、木、金。事前予約が必要)


  今回 会社の方の紹介で見学に来ましたが、数多くの日産車を懐かしく見ることが

  できたと共に 綺麗な状態で保有されていることに感動しました。


  石川県にも世界の名車が飾られている『日本自動車博物館』があります。

  但し、メーカー数が多いので主要な車種に限定されています。

 (こちらも所有者の方による博物館です)