かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

1983年冬の「瞳はダイヤモンド」

2021-12-25 19:20:05 | 日記

どうして、こんな些細なことをいつまでも覚えているのだろう。

1983年冬、当時暮らしていた北海道旭川から車を走らせて、十勝岳の麓の白銀温泉の駐車場に車を止めて、オイラは車のFM放送から流れてくる松田聖子さんの「瞳はダイヤモンド」を聴いていた。

聖子ちゃんの熱心なファンでもなかったのに、どうしてこの歌に魅かれただろう

Ah 泣かないで Memories
幾千粒の雨の矢たち
見上げながら うるんだ
瞳はダイアモンド

今思うと、松本隆さんのやや難解な詩を理解していたとは言えないが、詩に込められた失恋の辛さだけは理解していたかも。
でも、そんなことよりも、ダイヤモンドダスト舞うような極寒の地で、聖子ちゃんの歌に温められていたことはまちがいない。
まもなく、あれから40年近く立とうとしているのか。聖子ちゃんの穏やかな回復を祈る。

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もうフィルム写真にはもどれないのか・・・

2021-12-24 14:12:05 | 日記

眼を疑ってしまった。

20年前までには、山の花撮影などに普通に使っていたリバーサルフィルム(スライド用ポジフィルム)のひとつフジフィルム・ベルビア50の現在価格はどうなっているか調べた結果、36枚撮りで1本1800円程度、中型カメラ用のブローニーサイズ12本撮りで1本1000円程度となっていた。

当時の価格を正確に覚えていないが、20年前より4,5倍は値上がりしているようだ。フィルムに関しては、いまやプロ写真家やハイアマチュア以外に手を伸ばす程度の需要しかないので、一般的な需要供給曲線の経済法則→価格を下げれば需要が伸びるという時代ではなくなっているようだ。別の見方をすれば、価格を4,5倍に上げても、フィルムをいまだ熱心に求める者が買ってくれるので、メーカーは細々ながら生産を続けているともいえる。

オイラのカメラ保管用防湿庫には、フィルムカメラの一眼が2台、中型が1台眠っている。稀少なものでも、外国製でもないので、「高価で買い取り」は無理だし、「一般家庭用ごみ袋」にいれて断捨離をするのも忍びないので、せめて年に1,2度フィルムを使ってみようかなという気持ちで、フィルム価格を調べてみたのに、「フィルム1本1800円」、現像料金「36枚スリープで1500円」では、年に1,2度でも手を出しにくいかな。

でも、メーカーがフィルムを作ってくれていて、カメラ屋さんが現像をやってくれているといういう時代は、そう長くは続かないと思っている。なので、中型は「涸沢の紅葉風景」や「蝶ヶ岳からの槍穂」に、一眼は「佐渡の雪割草」に、と一発勝負をもくろんで、もう一度だけ彼らを日の当たる場所に連れて行ってあげたいな。この冬、銀電池を入れ替えて、レンズを拭いてやろう。

1枚でも満足のいく写真が撮れたなら、二束三文でも、場合によってはただでもどこかに引きとってもらおう。「家庭用ごみ袋」だけは勘弁してほしい。彼らの名誉のために。

 

ベルビア50ヨドバシ価格

プリント価格キタムラ

 

     

                  冬眠中の彼ら

 

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オンラインNAHAマラソンの最終記録

2021-12-23 10:06:54 | 日記

走行時間はともかく、累積走行距離だけで順位を争う?部門にエントリーしたオンラインNAHAマラソンの最終記録が発表され、

総合順位 38 位 745 ⼈中
男⼥別順位 34 位 462 ⼈中

だった。目標としていた5%以内は、参加者が減ったため、総合で5.1%、男女別で7.35%と、惜しくも達成できなかった。が、これだけ冬の戸外を動き回るモチベーションをもたらしてくれたオンラインNAHAマラソンには、お菓子まで送ってくれたことも含め、ありがとうと言いたい。

残念ながら終わってから、急激に運動量が減って、そのせいか昨日は風邪気味で寝込んでしまった。今朝は、すこしは回復してきたので、また何らかの目標を設定して動き回らなければならない。

きのうの夕飯として、アサリのパエリアをカレー味で作ってみた。ちょうどオリーブオイルが切れていたので野菜をバターを炒めてから缶詰水煮のアサリなどをいれてメスティンで研がない米を炊いてみた。

結果は・・・・、お米を炒めてから炊いて、パラパラとなったお米の感触を味わうピラフの方がおいしいと感じた。お米を炒めて、すぐに炊くという調理方法は、お米を30分水に浸けてから炊くという時間の節約にもなり、キャンプ地で西洋風あるいは中華風の五目ゴハンにして食べる場合は、ピラフにするのがいいのだろう。

具材、味付け、いろいろ、試してみよう。しかし、フッ素加工された黒メスティンは五目ゴハンでもこびりつかないので、すっかり気に入った。早く、山で使ってみたい。

 

 

      

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ピラフとパエリア

2021-12-21 19:20:51 | 日記

NHK総合あさイチの「みんな ゴハンだよ!」コーナーを見てたら、パエリアをふた付きフライパンで作っていた。

パエリアって、西洋風の五目ゴハンのことぐらいは分かっているつもりだったが、「あれ、ピラフとどこが違うんだっけ」という疑問が湧いた。

この番組のレシピは、ふた付きフライパンで、はじめ野菜をバターで炒めたものに、お米を研がずにいれて、お塩とカレー粉をまぶしてお水と牛乳で炊き上げるというものだった。

一方、ピラフに関するオイラの認識は、まずお米を油で炒めてから具材を入れて炊くという、こちらも西洋風のチャーハン風五目ゴハン程度。パエリアとの違いはお米を炊く前に炒めるか、炒めないかのちがいという理解でいた。

はたして、それでいいのか、ものの本、ではなくネットで調べたら、

① ピラフはトルコ発祥、パエリアはスペイン発祥

② ピラフはお米をバターで炒めてからコンソメなどで炊く。パエリアは具材をオリーブ油で炒めたものに乾いたお米を研がずにいれ、専用のふた付き底浅鍋で炊く

というのが、大きな違いであった。ピラフの米を炒めてから炊くという、オイラの理解は当たっていた。

じつは、このピラフというお米料理は、大学1年の山岳同好会の夏合宿で生まれて初めて知った。会員の女性陣が手際よくテント内でお米を炒め、具材を入れたコッヘルで炊いてくれたのだが、田舎者だったオイラは「さすが都会のヒトたちは住む世界が違うな」と羨望を抱いた。果たして、その味が、美味だったか否か、まったく記憶がないのだが、西洋料理とはこんなものかと眼をパチクリさせた。

きょうのあさイチでは、正統のパエリアとは違って、具材をバターで炒めて、牛乳で炊いていたので本場モンとは違うのだろうが、お米を炒めずに炊くというところは、やはりピラフとの違いなのだろう。

この、山のオフシーズン?にオイラは、毎日のようにメスティンのレシピをYouTubeなどのお世話になって「研究」しているが。

今日は、このパエリアかピラフをメステインんでこしらえてみようかと思い立ち、まずあの大学時代の、「ピラフってどんな味だっけ」という郷愁が優先したので、黒メスティンと買ってきたばかりのダイソー200円アルコールストーブで炊いてみた。

あれから、まもなく「50年!」、レストランでも家庭でも、オイラはこのバタ臭いピラフやパエリアなんぞまったく興味がなく、口に入れたこともなかったが・・・・・

黒メステイン、200円アルスト30mlで15分炊いたピラフのパラパラゴハンを口に入れた瞬間、青春時代がにわかによみがえった(涙)

明日は、パエリアにしようぜ。

 

あさイチレシピ

 

    

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ロングトレイルの古道で始動しようか、2022年

2021-12-20 06:16:00 | 日記

コロナのせいもあって、この2年近く航空機にご無沙汰していて、おかげでマイルも貯まらなくなってきたが、手持ちのマイルがいつの間にか減っているのに気付いた。よく調べてみたら、マイルには有効期限というものがあり、この11月に3000マイルほど期限オーバーでカットされていたし、年末からの半年間に、毎月のように2000,3000と有効期限を迎えることが分かった。

あわてて、15000マイルを使って特典航空券を手に入れることにした。

「さて、どこにしようか、山歩きに利用したいが、冬は雪だし」といろいろ試案を重ねた末に、3月半ば過ぎの関西往復を選択した。関西ならば、2018年3月末にに葛城~金剛を結ぶダイヤモンドトレイルを歩いた時もまったく雪はなかったし、日本海側に面した比良山地や伊吹山を除いて稜線に雪はないのだろう。

ただ、いきなり大峰奥駈道は厳しすぎるので、こないだ勝手に名付けた「深田日本百名山+(プラス)50」の中で、歩きたいなと思っていた「奥高野の山々」の熊野古道の小辺路(こへち)ルートを計画することにした。

このルートは、高野山を起点にし、200名山の伯母子岳(おばこだけ・1344m)を経由し熊野本宮大社を終点とする約70キロのロングトレイルであって、平安時代から続く歴史の巡礼道である。前夜、高野山のどこかの宿坊や民宿に宿をとれば、二泊三日で歩けそうだ。

特典航空券は、なんの考慮もせず、時間だけはたっぷりあるという理由で、行きと帰りに1週間の間隔を開けている。

それならばと、熊野本宮大社より熊野古道の中辺路(なかへち)ルートをさらに約30キロ歩いて、熊野三山のほかの二山、すなわち熊野那智大社と熊野速玉神社にもお参りしてこようかな、という気になった。ただし、海岸線に出ればJR紀勢線も走っているので、新宮までは鉄道でいいのだろう。

和歌山県田辺市に住んでいた時には、この熊野古道・中辺路ルートのうち田辺管内から熊野本宮大社までは歩いているので、小辺路と中辺路後半ルートを繋げば未踏の古道を歩いての熊野三山詣となる。あとは、吉野から熊野本宮までの大峰奥駈道を歩ききれば、オイラもきっと「生まれ変わることができる」、本願成就となるのかもしれない。

2022年は、3月の熊野古道を皮切りに、毎月1週間程度のロングトレイルを歩いて、鬱屈としていた2年分とりもどそう。

想定としては、

3月  熊野古道

4月  中断していたみちのく潮風トレイルの延伸

5月  奥秩父縦走か信越トレイル

6月  南アルプス北部

7月  白馬周回

8月  南アルプス南部

9月  北アルプス・折立~新穂高ルート   

10月  岩手山~八幡平

なんかが候補だが、日々、歩いて走って、体力つけなくちゃ。

 

      

           PEAKS2013「日本のロングトレイル」から

 

 

 

 

 

 

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