かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

幻影の涸沢・秋日和

2024-08-31 18:46:44 | 日記

この秋、石垣島と沖縄の山仲間を錦秋の涸沢に案内しようと計画を立てていたのだが、ちょうど涸沢に泊まる日が土曜日に重なってしまったのか、予約開始日の電話がどうしても繋がらず、その宿はすぐに満員となってしまい計画はご破算となった。ただ、彼らとは運よく徳本峠と蝶ヶ岳の小屋で穂高の大展望を望む予定を立てたので期待したい。

数年前、沖縄の旧知のランナー仲間たちと「第1回松本マラソン」を走るべく松本に集まるまえに涸沢ヒュッテを訪れたのは、同じく9月末だったか。正直、色づきは2012年を超えるものではなかったが、それでも秋の涸沢の風景には感動した。

涸沢の秋を2012年の10月7日に当時ランナー仲間だったK君と初めて訪れた。そのときは「10年に一度の美しさ」とうたわれるほど、素晴らしい彩度だった。k君とは独立したテントに泊まり、翌日は涸沢岳に登り、上高地に下った。その写真の一枚が下記のもので、リコーGXくんは美しく記録してくれた。

2012年は幻影ではなかったのだろうが、オイラはまだあの日の「幻影」を引きづっている。

来年、再来年、そうだ「10月7日」この日は、「涸沢記念日」と名付け、また訪問のチャンスを狙おう。宿がいっぱいなら、またテント担いで、たった一人でもヨタヨタと登っていこうよ・・・

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共有しよう!平出さんの「遺書ビデオ」

2024-08-26 18:48:42 | 日記

先月27日、チャレンジしていた世界第二の高峰K2西壁登攀中に、相棒の中島健郎さんとともに一本のロープ(昔のわれらはザイルと称す)につながったまま滑落遭難した平出和也さんの遺書ともいえるビデオメッセージが今Youtubeに公開されている。

20代ではじめてた眺めたパキスタン・カラコラムの7000メートル峰シスパーレの鋭鋒に魅せられて、15年ほどの歳月を要し4度のチャレンジで成功したとのこと。

人生の目的は、この世界で人がまだ辿ったことのないルートを登ってみたいこと。

そしてそこからの風景は、まだ人類が見たことのない風景であり、その風景をすべての人に届けたいこと。

一つの未踏峰に登れば、その山頂から新たなより高く美しい頂を眼にすることができ、そこの未踏ルートにさらに挑もうとしていたのだろうし、それがK2西壁だったのだろう。

そのルートから見えたまだ人類が見たこともない風景をたくさんカメラに収めていただろうに、平出さんと中島さんとともにその記録はK2の雪の中に埋もれているというのか、それともそこまでの過程は転送されて我々に届けられるのか・・・

いずれにしても、平出さんは決して世界的な賞や自己の栄誉のために生きていた人ではなく、「誰かのために」一生懸命生きていた人なんだと、つくづく思い知らされた。このビデオをを見て。(涙・・・合掌)

 

 

 

 

 

Youtube (Pen magazin さん提供ビデオ)

 

同ビデオから

 

 

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18きっぷで行く富士山

2024-08-25 17:16:21 | 日記

酒の飲みすぎも一因したのかもしれないが、あのチチタケとタマゴダケ入りの蕎麦汁で蕎麦をいただいた翌朝から、38度程度の高熱が続き、熱は二日ばかりでおさまったが、腹は痛くないのに得体のしれない下痢が三日ばかり続き、ようやく今日になって通常に戻った。

チチタケもタマゴタケもそのような毒性が報告されておらず、一緒に入れた少しばかりのヒラタケも無毒なのであり、猛毒のツキヨダケと間違った可能性もない。

高熱の際は、一瞬「コロナ」に感染したのかもとも思ったが、高熱は二日ばかりで収まったし、頭痛ものどの痛みもなかったのでそうではあるまい。

今度また、.同じようなキノコの組み合わせで食べてみて同じような症状がでたら気を付けなければならないとおもうが、単なる飲みすぎと夏風邪だったと信じたい。

盆過ぎに「18きっぷ」を購入していたので、まずは、土日あたりに裏磐梯周辺を集中的に歩こうかなと思っていたのだが、体調の回復が万全でもないし、天気も思わしくないので来週の土日に延期した。なぜ土日なのかというと、バスの便が多くて効率的に歩けるからという単純な理由からだ。

裏磐梯の基地となる駅猪苗代まで、在来線で片道3時間だが、猛暑の夏は冷房の効いた時間を読書や音楽で過ごし、猪苗代駅に着いたらバスの便がいいので冷房の効いた路線バスに駅にすぐ乗りうつれて、小1時間ばかりバスを降りたらもう標高800mほどの高原にたどり着けるのであるから、この猛暑続きにはぴったりな旅行企画なのだが、今週は体調と天候不順により、機会を失ってしまった。来週は台風10号が本州を貫通しそうで、金曜日頃には電車の運休も予想される。予報と運行情報には細心の注意を払い行動しよう。

「18きっぷ」の使える回数(日数)は、9月10日までの任意の日に5回なのであり、残すところ二週間余りで5回の利用をしなければならない。来週の利用が制限されるとさらに厳しくなるので、今度の土日は体調万全で迎えたい。

じつは、今回の「18きっぷ」の主たる使用目的は9月上旬の富士山登山のため。

在来線を乗り継いで、1日かけて今回登山基地とする御殿場まで、すべてJR在来線をつなぐ。長いように思えるかもしれないが、読書・音楽・英語学習・パズル・立ち寄り駅で缶ビールと駅そば・居眠り・車窓からの山岳展望・・なんかで1日を案外短く過ごすことができ、夕方御殿場につくので、翌朝、朝一のバスに乗ることができ、.富士登山は安全かつゆとりをもったものになる。山小屋での一泊と山頂を踏んだらのんびりまた御殿場にくだり、翌日はまた1日かけて家に戻る。わずか5000円の運賃でこの時期富士山に行ってこれるのは「18きっぷ」と「ヒマ」のおかげ。なんの屈託もない。

で、問題は天候と体調。体調は自己責任で何とかするにして、天候は観音様とマリア様に祈るしかあるまい。

     全部利用できぬまま9月10日を迎えないように(祈り)

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山でいただくコーラ、家でいただくキノコ蕎麦

2024-08-22 18:42:55 | 日記

家でカチンカチンに凍らせたアクエリアスのパック(じつは家でOS-1に詰め替えた使いまわしパック)とその日の朝に駅の売店で仕入れたコーラ500mlをモンベル製クーラーバックに並べて山に向かい、汗をかきかき、我慢をしながら山頂付近まで登り詰めて、見晴らしのいい場所に着いたら、座り心地のよさそうな岩に腰かけて、そのクーラーバックのジッパーをおもむろに開き、ギンギンに冷えていたコーラをグググイと飲み込む。これ、夏山の至福のひと時なるかな。

そして、夏の低山歩きで夢中なのは栃木県民(だけ?)がこよなく愛するというベニタケ科のチチタケ探し。おおむね6時間の山歩きをしながら血眼?で登山道の脇をチェック。昨日は、まだ虫の入っていない6本ほどをゲット。下山中に見つけたテングダケ科のタマゴダケとヒラタケ科のウスヒラタケとつけ汁風のキノコ汁にして夕食に蕎麦といただく。もちろん、帰りの駅の売店で仕入れたビールをギンギンに冷やしてからではある。これ、夏の下山後の至福のひと時なるかな。

「群生」すると図鑑に書かれているチチタケ、昨日は全く異なる数か所に「点在」あるいは「ポツンと所在」していた。ますますキノコたちの神秘な生きざまに興味を持っている。

 

 

 

 

 

 

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2万円のスマホでも野山でしっかり働いてくれそう

2024-08-20 19:38:02 | 日記

 

昨夜届いた2万円のアンドロイドスマホの機種変更手続きを無事終える。

4月にスマホを亡くした時には、「ラインのトーク」や「おサイフケータイ」のバックアップができていなかったので、だいぶ被害を受け、回復に時間を要したが、今度は事前にバックアップやおサイフお預かり機能などができたのですんなりいった。

例えは悪いが、やはり「突然死」と「余命宣告を受けての死」のどちらを選ぶかと選択されれば、「残された者」?にとっては後者のほうが混乱もなく相続ができるのである。ただし、死する側の立場に立てば前者が精神的に楽なのである。(ああ、例えが悪かった。)

で、2万円のスマホは、スマホを使いこなす若者にとっては、その劣位は明らかなのあろうが、「突然死と余命宣告」を気にしているジジイにとっては、そんなことは知る由もない。逆に、この十数年明らかにアンドロイドのAI機能が進化しているのであって、例え2万でも20万円でも搭載されているAIは同じであるから、安いスマホであってもずっと得をしたような気分になる。

例えば、検索機能や翻訳機能を見よ。

検索や翻訳の.マイク印をクリックして、このジジイがかすれ声で日本語をたどたどしく言い放っても、スマホの.AIは驚くほど正確に日本の文字に転換して、検索ならば的確な答えを、翻訳ならば正確な英語などに翻訳してくれる。(少なくとも中学英語程度は完璧である。)

そして、下のように野山で名前が出てこないイボイボの白いキノコに、「Googleレンズ」を向けて撮影するだけで間髪を入れずそれが「毒キノコのシロオニタケ」であることを知らせてくれる。

もちろん撮影する角度や解像度により変な名前が出てきたりすることはあるが、複数の回答を得ても、持っているポケット図鑑などでの同定にいかに役立ってくれそうな能力か、AIの成長には目を見張るものがある。

そんなこんなで、例え格安のアンドロイドであっても、最新のスマホ、吾輩に対しては活躍してくれそうな予感ありありなので、欠かさず肩にかけたサコシュに括り付けて野に山に出かけようではないか。

ようやく秋の気配がしてきた。明日の泉ヶ岳は山頂が19℃だとさ。多少雨予報でも出かけようではないか。

 

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