かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

秋の宮良川河口にて

2018-10-29 10:39:55 | 日記

NHKFM日曜日の午後は、出かけなければ「きらクラ」を聴きながら、近所を散歩するのが慣わし。この番組、いつもクラシックの小品、そして詩人や作家の(オイラにとって)埋もれていた佳作を紹介してくれて、カチッとした火花のような啓示を与えてくれる。気軽なクラシックバラエティ番組とはいえ、侮れないのだ。

この番組でも過去にBGM選手権のお題に「五月の雉」という詩が紹介されていた記憶があるが、今週のお題は「石の思想」という、どちらも蔵原伸二郎という1965年に亡くなっている明治生まれの詩人の作品。

番組終了後、青空文庫に掲載されている詩をすべて目で追ったが、直感的にどれもこれも魂が共有できるので、もっともっとこの詩人のことを知りたいと思った。

この詩人は、亡くなる直前、読売文学賞受賞の受賞の言葉に、自分を東洋的で、日本的であるのは当然として、それは禅の考え方に通じるものだと述べているのが印象的だ。

「誰にも分りやすい平易な言葉で、深い人生観を表現する」。この詩人に習って、短い詩や俳句や短歌のような定型詩を書きたいな(書くということは、記録すること)と思ったが、禅も知らず人生の深みにも達していないので、無理かなとも思った。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001821/files/56985_58177.html

 

宮良川の河口に北風を避けるかのように、一群の水鳥がいたので、カメラを向けると「セイタカシギ」の子供たちのようだった。親鳥の姿は、見えなかった。近くにダイサギや、キアシシギのようなほかの仲間もいたが、だれも子供たちをいじめようとするものはいなかった。子供たちは、目を閉じているものもいて、気持ちよさそうだった。

海岸に、磯ヒヨドリのメスが一羽遠くを見ていた。オスも子供もいなかった。地味な羽をしているが、少しだけ青みを帯びており、美しいと感じた。

砂に、オヒルギの花が落ちていたが、種子が生育していないので、おそらく育たないだろうと思った。

 

アングローブの河口に佇むセイタカシギの子供たち

キアシシギ

チュウシャクシギ

ダイサギかな

磯ヒヨドリのメス

 

 

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西表島に浸る季節

2018-10-28 10:48:20 | 日記

西表島の高速船ターミナルは、南の大原港と西部の上原港。北風が吹く冬季は、上原港行きは欠航率が高く、台風26号の余波を受けている昨日も今日も、八重山地方はやや強い北風が吹いており、昨日も、今日も上原便は欠航している。

そんな上原港行きであるが、これから、来年3月に向けて、少なくても10往復はするだろうということで20枚の回数券を購入した。1枚あたり1900円となり往復券より1.5割以上お徳だ。あわせて大原行きの10枚の回数券も購入した。1枚あたり1500円となり往復券より1割以上お徳だ。来週末は7名のグループで大原を往復し、2月のやまねこマラソンでは5名が往復することが予定されており、皆が使うと20枚回数券はすぐに無くなるので、割引率が高い30枚以上の回数券を買えばよかったと後悔している。

上原便が欠航した場合には、安栄観光は会社の送迎バスが上原~大原間を運航しているのでそれに乗れるし、上原から白浜までバスで運んでくれる。安栄観光の20枚の回数券は無駄になることはないのだろう。

昨日は、大原経由で定期バスに乗り、来週歩くユツン川遡行~古見岳~相良川コースを同僚と偵察してきたが、古見岳から相良川の下りが大分草木が伸びて荒れていたが、何とか辿れそうなことを確認した。

定期バスは、10月からフリー乗降廃止ということで、バス停のないユツン川入口までジャングルホテル前から2kの道を歩くことに。山道の安全状態やユツン川までの移動手段など偵察してよかったな。皆を安全に導くことが大事。

来週の西表エコツアー交流会、翌週のトライアスロンと上原行きが2週続き、年末から年始にかけては西表にキャンプして、浦内川、前良川、仲間川などのパックラフティング、スターウォチング、バードウォチング合宿を2~3度行い、2月になったら、やまねこマラソン、翌日の13年ぶりの西表縦断、そして八重山最後の旅として3月の西表島のヒメボタル撮影と、少し遅すぎてばたばたする感が否めないが、八重山生活の締めはどっぷり西表島に浸ることとする。

 

 

 

来週7人で行くユツン~三段の滝~古見岳~相良川(アイラガワ)

ユツン川

ユツン三段の滝

相良川

 

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竹富島・種子取祭の宇宙観

2018-10-27 05:06:01 | 日記

竹富島は、人口350人足らず、標高33m、周囲9kの小さな島である。こんな平らで、小さな島でも明和の大津波煮水没しなかったという。神々の力で島が浮き上がり島民を守ったのだという。

竹富島は、海に囲まれているが、海人(ウミンチュー)はほとんどおらず、畑人(ハルサー)の島なのだ。農(みのり)によって命がリレーされてきた小さな美しい島。

そこで、島民の子々孫々の繁栄を神々に祈る最大の神事として種子取祭が600年以上にわたり続けられている。島民の島民による島民のための奉納なのである。人口が少ないとはいえ、郷友会が、石垣、沖縄、東京、大阪などに組織され、多くの島の末裔たちがこの島にやってきてさまざまな芸能を凝らして神々に捧げる。

今や全国からも海外からも祭りの見物に訪れる無形文化財なのだが、舞台周囲は島関係者のみが立ち入れる指定席となっていて、いわば結界のように異界のモノたちを分けへだつ。決して差別ではなく、異界のわれわれは、言葉の意味さえ分らず、そのような竹富島民オリジナルの宇宙感を別の星で行われている出し物のように、ちょっぴりさみしく眺めている。

でも、1日じっくり場を共有できて、案内してくれた来年数え90歳になるという石垣島の大先輩に感謝。ビールやお弁当までご馳走になる。言葉も出ません。

 

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あわただしい年末に向けて

2018-10-26 04:58:34 | 日記

昨夜は、満月。流星ばっかりに囚われて、お月様に対する畏敬の念がややもすると薄らいでいるような今日この頃、自省しなければいけないのだが、天体観測手帳情報によると、12月のふたご座流星群極大のまえに来月早々、おうし座流星群の極大時期が訪れるという。ただし、新月となる11月9日は午前1時が絶好機などと誘っているのであり、オイラの生態リズムに異変を生じせしめないか、やや不安。

いずれにしても、撮影技術向上を兼ねながら、おうし座とふたご座で、満足のいく「ながれぼし」を収めたい。

その年末にかけてだが、12月はじめのNAHAマラソンまで、

① 職場関係者の交流をかねて西表島エコツアー2日間

② 西表島77トライアスロン2泊

③ 10人ほどの仲間による屋久島登山5泊

④ NAHAマラソン・ラストラン2泊

と、家出イベントが目白押し。ほとんど練習をしていないトライアスロンは、この日曜日から数えて練習できる日数は、多くて5日のみ。(したがって、練習次第でドタキャンもありうる。)エコツアーは、2日目のルートが不安なので、今週末に職場の後輩と偵察。屋久島登山は、10人分の食料手配や、10人との「連絡調整」と事前準備はこれから。NAHAマラソン、トライアスロンに向けたランニング。

などなど、深夜の星見時間を取り混ぜながら、この1ヶ月あまりは、ドタバタとした時間が流れるのだろう。が、すべて自分で計画したものなので、楽しく安全に「ことを終えたい。」

で、今日は休日なのであるが、お隣の竹富島で国の無形民俗文化財指定となる最大の芸能奉納「種子取祭(タナドゥイ)」が行われていいる。職場の大先輩のお誘いを受けたこともあり、これからお出かけし、しっかりとこの眼で、このカメラの眼で「思い出づくり」をしてこよっと。台風26号は来ないようだ。晴れている。



10月21日の栗名月(月齢12,3)から5日間のお月様

12.3(十三夜=栗名月)


13.3

14.3

15.3

16.3






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12月14日のふたご座流星群まで休戦・充電

2018-10-23 20:10:49 | 日記

今朝も2時起床、5時前浜下りと不健全な1日のスタートを送ったが、月の入りとともにむら雲が忍び寄ってきて、いい映像を撮り損ねたし、見た目でも流星は2~3しか認めなかったので、敗北。

帰って、先輩方の撮影技法を読み解くと、流星はできるだけISO感度を上げてレンズの絞りも開放にしてとある。明るさは露光時間で調整すると言うことか。よき映像には、簡易赤道儀も必要とか。

オリオン流星群は、明日晴れても月明かりでノン。よって、今機は敗北宣言。

次のチャンス12月14日前後のふたご座流星群に万全を期すこととしようぜ。

 

雲に閉ざされゆく、オリオンとシリウスのおおいぬ

 

 

 

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