かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

全一等星撮影準備に入る

2018-12-31 09:34:49 | 日記

石垣島、本日も厚い雲に覆われており、予報によると、明日の初日の出どころか三が日は、曇りと雨。年末年始にチャンスとなる全一等星21の一晩での観察は、晴れ間が予報されている1月4日以降となるものと予想される。

1月4日から3日間は西表合宿を予定しているのであり、なんとか「吉」と出てほしい。先月キャンプした南風田浜での撮影が中心となろうが、下記の通りシュミレーションすると、日没直後の北西の水平線に浮かぶ、わし座のアルタイルとこと座のベガの撮影は南向きの南風田の浜からは拝めそうにないので、北西の方向の野原崎あたりでの撮影となるか。日没と同時に沈んでいくこの二つの一等星がゲットできるか。それと朝7時のアンタレス。

晴れればの話ではあるが、日没直後とと日の出前の水平線上の3つの星が全撮影の鍵となる。一晩では無理かもしれないが西表に3泊するのでなんとかチャンスを得たい。幸い、お月様も新月となっている。

2019年が良い年でありますように。(自分に言ってどうすんねん。)

 

 


 

1月4日     日没18:08ころ


 

18:00      北西水平線   こと座 ベガ 0・0

                     わし座 アルタイル 0.8

                                              *日没寸前の明るさで見えるか 


 

19:00       南水平線   エリダヌス座 アケルナル 0.5

            南西     南のうお座 フォーマルハウト  1.2


 

20:00        東 天頂付近  オリオン座 ベテルギウス0.4     リゲル 0.1

            北東     ぎしゃ座  カペラ 0.1

            北東     ふたご座 ボルックス  1.2

            北西水平線   はくちょう座 デネブ 1.3


 

22:00        南東1     おおいぬ座 シリウス -1.5

             東 水平線   こいぬ座  プロキオン 0.3

             北北東    おうし座  アルデバラン 1.0


2:00         南南西水平線  りゅうこつ座 カノープス -0.7

             北東天頂付近  しし座    レグルス   1.4


 

4:00        東北東      うしかい座 アルクトゥルス -0.0

            東南東     おとめ座  スピカ  1.0


 

5:00       南水平線         南十字座  アクルックス  0.8   ミモザ1.3


6:00       南水平線         ケンタウルス座 リギル・ケンタウルス -0.1   ハダル 0.6   


7:00      南東水平線        さそり座 アンタレス 1.1

                                                  *日の出の明るさで 見えるか


1月5日日の出 7:28     

 

 

2017年1月1日5:42の南十字星 (水平線)

2017年1月1日19:30 の南東方面 アケルナル フォーマルハウト リゲル ベテルギウスなどが見えていた

光の弧は 最終便の飛行機か

 

 

 

 

 

 

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明日香路はるか

2018-12-28 09:12:23 | 日記

起動が不調なので、また1万円かけて修理に出そうとしたデスクトップのパソコン。昨日の朝、コネクター類をはずすため前に、念のため起動させてみたら正常な立ち上がりをした。「1万円得した。」

今年最後の職場で、ベースアップの差額なのだろうか、1万円支給の明細書が渡された。「1万円得した。」

合わせて2万円、浪費癖はこの歳でも直らず、2万2千円で中古のノートパソコンを通販サイトに注文した。年明けにノートが届いたら、デスクトップの画像データなどをバックアップして、瀕死のデスクは前回のデスクとともに電気屋さんに処分してもらおう。

身を軽くして、北に旅立つ。


パソコンが回復したので、先週の関西冬の旅の写真を整理している。雨の高野山とは打って変って、翌日の多武峰から明日香路は、穏やかに晴れて、暖かな散歩道であった。

 

農(みのり)のときは終わり、明日香はしばらくの冬の眠りにつこうとしている。

 

農(みのり)の慶びを天に捧ぐ乙女たち。(岡寺の三重宝塔の水煙)

 

西の空には、3月に歩いた二上山の麓から大和葛城、金剛のダイヤモンドトレールのスカイラインが青く輝いていた。

葛城の急なくだりを終えて、金剛の長い登りに喘いでいる3月のオイラが見える。

 

長い散歩の終わり、甘樫の丘に登って、歩いてきた明日香路の向こうの多武峰を眺める。

 

1300年前の京絵図が展望台に張られていた。あちこちの都といいお寺といい、今は、かすかな痕跡をとどめているに過ぎない。

写真をズームアップすれば、古びとの足音が聞こえるようだ。

 

 

 

 

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最後の御用納めの日

2018-12-27 05:27:23 | 日記

役所の御用納め(今は仕事納めという)は、明日28日であるが、金曜日は、出勤日ではないので、オイラにとって本日が平成30年の御用納めとなる。平成という年号の最後でもあり、もう役所勤めはしないのだから、人生最後の御用納めということになる。

何の感慨もないが、よくもまあ、続けて来れたと感心したい気持ちと、「人生の短さ」に感嘆せざるを得ない気持ちでいっぱいだ。

月曜日もお休みとしているので、明日から11連休となるのだが、昼は走って漕いで、夜は全一等星撮影行と充実した日々を頭に描いて入るのだが、如何せん、年末寒波の影響からか、八重山地方は、毎日雨か曇りの予想。

平成最後の不甲斐ない年末年始となるのか、…

そうです観音様とマリアさまが寄り添ってくれているのです、オイラには!

念ずれば花だし。

八重山星の会作成の大きな「石垣島オリジナル星座早見盤」も買ってきて準備万端なのだし。




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オーロラを眺めながら

2018-12-26 04:44:49 | 日記

世界を旅するなんて、これっぽっちも考えてはいないが、許されるものならば、北国の星空に舞う七色のオーロラだけは眺めたいと思っている。

いま加入しているガン保険は、ガンと診断されたら100万円支給されるのだが、残念ながら65才となると半分になってしまう。まあ、年取ると、進行が遅れるのだから余り弱らないタイミングに、50万円でもそれを原資に、カナダかアラスカの確実にオーロラの現れる時期を選んで、出かけよう。ガンは半分のヒトが罹るのだから、いつか診断されると目論んで、先行して出かける手もある。



まあ、そんな末期的発想はやめといて、昨夜のNHK「天空のスペクタル オーロラ・四季の絶景」でカナダのイエローナイフという確実に出会えそうな街のことを知ったので、これから、いろいろ調べておこう。行って、寒さで脳卒中てこともあり、相当の覚悟は必要だろう。でも、あの映像見たら、もうがまんできません。

(ちなみに、イエローナイフ旅行は、HISなどによると、5日間で37万円程度だ。)


NHKのテレビ画面を撮影







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多武峰(とうのみね)から明日香、甘樫の丘

2018-12-25 01:27:35 | 日記

月曜日、家に帰って机上のパソコンが、やっぱり起ち上がらない。金曜日、旅に出かける直前に、少し振動を与えたときにダウンした。修理にまた1万円かけると思うと、もう、諦めてノートに切り替えてみようか。写真編集にパソコンは欠かせない。それと、携帯で日記書くのって、遅いし猫背になるし、何やら人間がセコくなる。(個人的感想です。)でも、当分、これでいくしかない。

冬の旅、三日目は、桜井の街から多武峰に歩いて、談山神社に参詣。そこから明日香村までのハイキングコースの標識に導かれて山を降り、石舞台、岡寺、飛鳥寺を参拝し、最後は、甘樫の丘に立って、大和三山を見晴るかし、締めた。7時間の歩き

談山神社、これまでで最も美しいお社で心洗われた。冬枯れに、社殿の彩色が生えて、十三重の塔の威容も風景によく溶けていた。本殿からの外風景も見事。桜、若葉、もみじの季節もまたいいのだろうが、年末の人が少ない時期で静かで安らかな時を過ごした。神社とはいえ、明治以前は神仏習合の寺院だったとか。落ち着いたのは、そのせいだったのかもしれない。











飛鳥寺、創建時は、官営の大きな寺だったのに、焼けて、灰燼に帰した。鞍作止利制作とされる本尊の大仏さまは、最古の仏像なのだが、お首だけが残されたのだとか。信仰厚い村人たちは、新たにお身体を鋳造し、お首をつなげ、元の場所に配置し、小さな堂宇で囲い、今日まで、お守りしてきたとのことである。何かしら首から下が稚拙の感が否めないが、やっとお会いでき、深く頭を垂れ、手を合わせた。







旅の終わりに、甘樫の丘に登る。北西に大和くにはら、大和三山が浮かぶ。小さな丘ではあるが、古代の人達が崇めて歌った名だたる聖山。あれらに登ってみたのはいつだったか。懐かしくじーんときた。



天香具山と耳成山



畝傍山

甘樫の丘に寄り添っていた、常緑広葉樹。てっきり、あれが甘樫という木なのかと思って帰路についたのだが、どうやらアマカシという樹木は存在せず、赤い実をつけた2本の美しい木の名は、今のところ不明。
鬱屈とするので、こんど図書館で調べてみよう。これも旅の楽しいお土産。








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