もしも、オイラが酒飲みでなかったのなら、夜はとてつもなく長く感じ、朝までの時間をもてあましたか、こつこつと努力して、うんと本を読んだり、もっと花鳥風月にはまり、小説家や絵描きを目指したのかもしれないし、あるいは、暗黒の世界に没し、楽して金をもうける方法をあああでもないこうでもないと考案していたのかもしれない。おそらく、人生は数倍、長く深く生きることができたのかもしれない。
酒飲みをやめれないのだから、次善策としては旅だ。非日常の体験。歩いたことのない道、見たことのない景色、山頭火や牧水たちのように、他国の野山に分け入って、汗をぬぐい、冷たい湧水に喉を鳴らす、日常的なこのような行為が、人生の幅を途方もない広さに感じさせてくれることだろう。
12月に開催される、伊豆トレイルジャーニーからやっと旅の案内がメールで届いた。この大会は71k弱、累積標高差4000m強(+)、制限時間14時間と厳しいトレラン大会でありながら、ランニングの言葉は使わず、「旅」という言葉を使用している。オイラは、百名山を登るため15年ぐらい前に一度だけ伊豆の山を歩いただけで、西伊豆から漱石でおなじみの修善寺温泉までの尾根筋に足を踏み入れるのははじめてである。西伊豆の海岸も温泉も初めてであり、そこから眺める富士山もおおいに新鮮なことだろう。都合わずか2日間の滞在だけれども、20日間にも200日にも感じることができるような「旅」をしてきたい。そのためには、前日の過ごし方と、当日、いかに関門に引っかからずに最後までコースを辿るかだが、その当日が難問である。まず、最初の9kが3時間制限。時速3kと笑うなかれ。登りっ放しの山道を1500人が殺到すれば渋滞が予想され、遅いランナーほど、その渋滞の影響大なのが経験則から断言できる。14時間の戦いが、3時間で終了ということもおおいにありうる。では、その後はどうするか・・・・・これが辛いんだよ、みんながまだがんばってるとき、ひとり湯に浸かってるのって・・
「伊豆の踊り子」でも読んでますか。「天城越え」は短いし。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00273/v09499/v0949400000000537701/
ドラックして検索してみようか。
しばらくぶりにミヤラ海岸に降り立ち気持ちよい風に吹かれてくる。ブレーカーは汗ばむようだ。
冬になると衣替えをするシギや、チドリ君たちの同定はけっこう難しい。ダイゼンかムナグロだろうか。
メダイチドリ君の冬羽だろうか。
この子は、シロチドリ嬢か。
今朝は、乙女のスピカ、木星、三日月が東の空で仲良くお散歩する様子が見られる朝ということだが、雲に覆われて、鮮明に見えず。カメラの感度によってようやく雲の中の「影」を捕らえただけ。月が一番明るく、次に明るいのは木星か、スピカか、とらえられなかったようだ。