かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

11月も終わり

2016-11-30 05:33:15 | 日記

冬の最上川の船下りに「こたつ」が使用され、海外の旅行客に人気だとかのラジオ報道。南国に住んでいると、「こたつ」という言葉の響きや船下りの周囲の雪景色のイメージは、遠い昔話のように郷愁を誘う。まるで現実感がない。もう家庭での「こたつ」には戻れないのだろうが、お金さえ払えば、東北の温泉宿の何処かや冬の最上川船着場に行き着けば「こたつ」にあたらしてくれるだろう。そのときは、上に羽織るのはダウンではなく綿入れでなければならない。「こたつ」の上には熱燗か。

などと夢見心地で2016年の11月が終わろうとしている。今日の気象予報では、曇っても最高気温が27度とか、職場ではエアコンが活躍するだろう。

なかなか、快晴の空が訪れてくれないが、、ことし撮った写真をハードディスクにバックアップしているので、今年の晴れた星空を振り返りながら、師走を迎えようか。あと、一月もたてば、南十字星が未明の水平線に、また現れるだろう。

 

 

 

2016.7.1我が家のベランダから、たぶんソフトフィルターで撮影した、いて座方向の天の川。

右上に仲良く並んでいるのは、サソリのアルタイルと土星かな。

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一日中雨の石垣島トレイル

2016-11-28 05:35:36 | 日記

大雨・洪水・雷・強風注意報が出ている中で、寒冷地や山岳地での大会であれば中止すべきトレラン大会であったが、南国石垣島ではあるし、トレランといっても標高200m程度の山を昇る程度なので、命に危険はないということで開催された。それでも、地元に住んでいると夜半からの「冷たい」風雨はとてもモチベーションが上がらず、できれば中止してほしいという弱音で朝の受付会場に行ったが、中止の気配さえなく、雨に打たれながらのスタートとなった。トレランといっても、、ほとんどが舗装のルートであるので、人気がなくオイラのエントリーした55kのチャレンジコースの応募者は全国から30数名、5,6名がキャンセルしたらしく、スタートラインに立ったのは26名と後で聞いた。南国といっても1日中風雨に打たれると、雨具をつけていても体が冷えてきて、スタート時の登りを除き汗とは無縁の日だった。結局、6名が途中リタイアしたらしく、いつの間にかオイラが最終ランナーになってしまい、スイパーとの併走という、いつものパターンで10時間近くかけてゴールした。人気がなかったから3回目を迎えたこの大会、来年開催される予定はなく、「記念すべき最後の大会」となったので、いい思い出になった。風雨の川平湾絶景のブザマ岳テラスとヤラブ岳山頂岩に別れを告げた。(また。個人的に昇るかも)

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人生を長く感じるために

2016-11-26 09:42:10 | 日記

もしも、オイラが酒飲みでなかったのなら、夜はとてつもなく長く感じ、朝までの時間をもてあましたか、こつこつと努力して、うんと本を読んだり、もっと花鳥風月にはまり、小説家や絵描きを目指したのかもしれないし、あるいは、暗黒の世界に没し、楽して金をもうける方法をあああでもないこうでもないと考案していたのかもしれない。おそらく、人生は数倍、長く深く生きることができたのかもしれない。

 酒飲みをやめれないのだから、次善策としては旅だ。非日常の体験。歩いたことのない道、見たことのない景色、山頭火や牧水たちのように、他国の野山に分け入って、汗をぬぐい、冷たい湧水に喉を鳴らす、日常的なこのような行為が、人生の幅を途方もない広さに感じさせてくれることだろう。

12月に開催される、伊豆トレイルジャーニーからやっと旅の案内がメールで届いた。この大会は71k弱、累積標高差4000m強(+)、制限時間14時間と厳しいトレラン大会でありながら、ランニングの言葉は使わず、「旅」という言葉を使用している。オイラは、百名山を登るため15年ぐらい前に一度だけ伊豆の山を歩いただけで、西伊豆から漱石でおなじみの修善寺温泉までの尾根筋に足を踏み入れるのははじめてである。西伊豆の海岸も温泉も初めてであり、そこから眺める富士山もおおいに新鮮なことだろう。都合わずか2日間の滞在だけれども、20日間にも200日にも感じることができるような「旅」をしてきたい。そのためには、前日の過ごし方と、当日、いかに関門に引っかからずに最後までコースを辿るかだが、その当日が難問である。まず、最初の9kが3時間制限。時速3kと笑うなかれ。登りっ放しの山道を1500人が殺到すれば渋滞が予想され、遅いランナーほど、その渋滞の影響大なのが経験則から断言できる。14時間の戦いが、3時間で終了ということもおおいにありうる。では、その後はどうするか・・・・・これが辛いんだよ、みんながまだがんばってるとき、ひとり湯に浸かってるのって・・

「伊豆の踊り子」でも読んでますか。「天城越え」は短いし。

 

 

 

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00273/v09499/v0949400000000537701/

 ドラックして検索してみようか。

 

 しばらくぶりにミヤラ海岸に降り立ち気持ちよい風に吹かれてくる。ブレーカーは汗ばむようだ。

 冬になると衣替えをするシギや、チドリ君たちの同定はけっこう難しい。ダイゼンかムナグロだろうか。

メダイチドリ君の冬羽だろうか。

この子は、シロチドリ嬢か。

今朝は、乙女のスピカ、木星、三日月が東の空で仲良くお散歩する様子が見られる朝ということだが、雲に覆われて、鮮明に見えず。カメラの感度によってようやく雲の中の「影」を捕らえただけ。月が一番明るく、次に明るいのは木星か、スピカか、とらえられなかったようだ。

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サンゴの白化は、死と再生の循環なのか

2016-11-25 06:16:53 | 日記

 朝、窓を開けて室温が22度。だいぶ冷えてきた。東北地方なら、9月の半ば程度か。いまだ半ズボンだが、靴下をはかないと、少しつらい。来週は、もう師走なのだから、冷えてきて当然なのだが、今頃「9月程度」なのだから、この夏の長さというものは、例年にまして長かった。そして、台風の発生が遅れて、そんなことも原因してか、気温とともに水温も上昇しつづけ、サンゴの命に欠かせない褐虫藻という藻の仲間がサンゴから離反することによって、サンゴを白化させ、石垣島と西表島の浅瀬に生息するサンゴの9割以上はすでに、再生不可能とのこと。水が冷たくなれば、また元通りになるという、そんな簡単なことではないらしい。やっと生き残ったグループが、何年も何年もがんばって、気の遠くなるような年月がんばって、やっと元通りになるかもしれないという関係者。でも、このまま温暖化が進めば、この海には、二度とサンゴは復活しないのかもしれない。そのような重大な局面にさしかかっていることは、死んだサンゴの回りを今も無垢の目で泳ぎ続けている魚君たちには、分からないのかもしれないが、やがて、瓦礫と化す海に、いつまでも泳ぎ続けているとは思えないのだが。

循環の法則に安堵していてはいけないのだろう。何ができる?

 

 

http://mainichi.jp/articles/20161124/k00/00m/040/021000c

 

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狼が来た

2016-11-23 08:19:38 | 日記

昨日の朝にわずかに雲間から姿を見せた下弦の月。といっても、わが天体観測手帳によると正確な下弦時刻が、昨夕の17:33とあるので、翌朝の月は、12時間ほど経過して、さらに影を深くしている半月だ。月の地形もコペルニクスのクレーターを中心にした「嵐の海」、「雨の海」、「雲の海」と暗い呼称の海が広がりを見せており、上弦と比べ翳りを深くしている。やがて消え行くということはそのようなことなのか、とマイナス思考にもなりかねない。しかし、月と暮らしているということは、「消えてもまた現れる循環の中で生きている。」、そのような、安堵を感じる暮らしである。ゆったりしたこころの日々を過ごしていこう。

が、天変地異の循環は、よろしくない。

 数日前のニュージーランドに引き続き、また日本の東北地方にマグニチュード7を超える揺れが発生し、津波の警報が出て、NHK男性アナは、マニュアルどおり、「狼が来るぞ!」と繰り返し、雄たけびを上げていた。小名浜港の映像があまりにも変化しないものだから、「ああ、またあの少年はいたずら声をあげているんだね。ニヤリ。」と、オイラはのんきに朝飯を食べながら、映像に飽きて、出勤した。

ら、大きな被害はなかったというもの、はっきりとした津波が仙台や、大洗の視聴者映像に残されていた。その、映像には、のんびりと川沿いの道を走る車が写っていたし、撮影した視聴者も、明らかに津波発生地に近接した位置で撮影していたものと思われる。オイラの心理に近しい懲りないヒトビトが、現地にも多くいたように思え、何か、また危ないなと感じたね。あの3.11の1週間前に起きた岩手沿岸での小津波を思い出したりして・・・

 

日本列島に本格的な寒気が流れるとき、先島諸島は、冷たい雲に覆われる。今日から1週間ほど、天気マークに晴れはない。室温25度とやっと「冷えてきた。」。マスコミはスーパーという言葉が好きみたいで、今冬、高緯度の地域を襲っている寒気を「スーパーシベリア高気圧」と称している。今度の日曜日の石垣島ビーチ&トレイルや翌週のNAHAマラソンは、この高気圧の恩恵を受けたいし、その次の週の伊豆トレイルの日曜日は、さっさと去ってほしい高気圧だね。身勝手だけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

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