かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

ビートルズ詩集で中高文法を復習しながら,Youtubeで歌おう

2022-07-30 13:41:20 | 日記

この4月から、あの朝ドラに感化されて英語の復習を始めたおかげで、なんとか中高時代の英語文法をぼんやりと思い出すまでにいたった。

語彙力・熟語力はまだまだという段階だが、復習の成果か、手元にあった対訳ライブラリーなどの文意はつかめるようになってきた。要は、どんな長い文章でも、5つあるといわれている文型を押さえ、文章を構成する語、句、節がどの品詞に当たるかを押さえ、時制を押さえ、疑問文や感嘆文のような文型の配置転換を押さえれば、英文というもののしくみを理解できる。参考書や若きYoutuberたちに、そう教わった。参考書のレベルも指導法も「50年以上前」とは格段に進歩しているし、いまやネットという強い見方があり、楽しすぎる。英検やTOECをめざそうなど、いまや大それた目的などないのだが、「楽しい脳活トレーニング」として続けてみよう。

英語といえば長いこと引っかかっていた「ビートルズ詩の理解」、中学文法レベルで十分理解可能といわれていたが、ずいぶん前に「ビートルズで学ぶ英文法」なる文庫を手にした記憶はあるが、挫折し、まじめに取り組んでこなかった。

シンコーミュージック(旧社名)が1980年代に発売していた「ビートルズ詩集・岩谷宏訳」は図書館借りてはいたが、中古価格(程度・良)870円・送料300円でAmazonから販売されていたので、さっそく注文し、今日届いた。40年以上前の本で多少黄ばんでいるがまっさらのペーパーバック版の対訳本で、図書館本のように気兼ねせず、メモを書き込んでいける。いっぱい書き込んでMy詩集としていこう。

詩集掲載のオリジナル104楽曲は、いまやほとんどがYoutubeにアップされており、第1曲「Love me do」から第104曲「The end]まで、歌詞を理解しながら,Youtubeに合わせて歌ってみよう。もちろん「ブツブツ」と誰にも聞かれないように・・・・・。

 

 

       

 

G病の具合は和らいだが、いまだ原状回復とは至らず。ビートルズがすこしでも癒しの一助となることを願おう。

 

ビートルズは、バッハ「平均律」、モーツァルトとシューベルトの「ソナタ」などとともに「あの世」に携えていきたいわが人生の宝物。

 

 

 

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旅に行けなくとも、心の旅に出かけよう

2022-07-29 18:01:50 | 日記

夏山シーズン真っただ中にもかかわらず、突然悪化したG病。外G核に「よく効く」と喧伝される軟膏と舌下服用剤など取り揃えて使用し様子を見ているが、使用開始から3日経過しても、顕著な回復がいまだ見受けられない。この二日間アルコールも断じているので、内心「背水の陣」の構えなのだが・・・後は、いつもどおり観音様と聖マリア様に手を合わせるしかないのか。YouTubeの専門家などの意見では、上記施薬で効果がない場合は「もう、あきらめて医療機関へGO!」だとか。恥ずかしいとか言ってられない事態だということ。

とにかくしばらく自宅安静だが、幸い歩くことにさほど支障はないので、片道25分の図書館に徒歩往復してきて、アイルランド出身の詩人であり翻訳家であるピーター・j・マクミランさんの

① 松尾芭蕉を旅するー英語で読む名句の世界ー(講談社)

② 日本の古典を英語で読む(祥伝社)

③ 英語で味わう万葉集(文春新書)

を借りてくる。

朝日新聞に毎週掲載されているマクミランさんの古典詩英訳に興味を抱いていたので、英語復習の一助と旅に出られないうっぷん晴らしにと期待して借りてきた。詩の世界は、日本語であつても英語であつても高度な修飾や比喩などの技法が駆使されているので「英語の学習」には不向きかもしれないが、俳句や短歌のような短詩の世界では、英訳により、日本語で書かれた詩では読み込めなかった普遍的な世界が現れる場合が多いので、完治するまでの「1週間程度」じっくりと味わいたい。

 

    「

 

「真の旅とは想像力と心の旅なのだ。」

「現実の旅に出ることができなくても、心の旅はいつでも可能だ」

(ピーター・j・マクミラン 講談社刊「松尾芭蕉を旅するー英語で読む名句の世界」はじめにより)

われわれが戦争やパンデミックをはじめ様々な困難に遭遇するせいで旅することが叶わなくても、芭蕉が発句を作る際に行ったように、過去の文学作品を頼りにするなどで想像力による心の旅を行いながら、心を豊かにし、人生の意味をより深く理解していくことが可能である。 と、著者のマクミランさんは述べている。

まさに、療養中のわが身にしっくりと行く励ましの言葉だ。 窓辺から聞こえる朝な夕なのセミたちのはかない合唱を慈しみながらマクミランさんの翻訳世界を精読し、「この1週間」耐え忍ぼう。

あと暦の秋までいくばかり。

 

 

In the great silence

permeating rocks -

cicada chorus.

 

 何という静けさ

(僧たちの)瞑想の岩 に吸い込まれゆく

 セミたちの大合唱

【英詩はマクミランさん、日本語かぜねこ訳】

 

閑さや

岩にしみ入

蟬の声

(松尾芭蕉 奥の細道「立石寺」)

 

 

 

               7月の山寺(2020)

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過行く季節、動けない季節

2022-07-26 17:41:44 | 日記

昼前に雲間から日差しがさして、朝までの雨がねっとりした水蒸気となって天に昇る。

ツクツクボウシが鳴きだした。未明には、カナカナの美しい声色を目をつむりながら聴いた。あと何日、奏でてくれるのだろう。

日本列島は、7月第1週を過ぎて、戻り梅雨のような気圧配置になっていて、いまだすっきりと前線が消えてくれない。ただ、週半ばから、晴天の地域が広がってきており、晴れ予報の地域の山に向かえば、快適な夏山を享受できるのだろう。

「じゃあ ザックに荷物をつめて出かけようか」という具合になるところであるが、この月末はいささか具合が悪い。というよりか、

ヤバイ、尻の具合が悪い。いわゆるG病が悪化しいまはまともに歩けない。先週末から、症状がでて、

「The薬」、「Nun膏」のたぐいを試してはいるが、いまだ腫れがひかず、「原状回復」に困難を極めている。

・過度の飲酒

・英文法学習にハマって座りすぎ↔運動不足

・ストレス?による免疫低下

原因はいろいろと考えられるが、元凶を特定できない。

とりあえず、「酒量を減らし?」、野菜とヨーグルトをたべ、横になる時間を増やして(座れないから)いるが、さてあと1週間以内に回復してくれるか。「尻の専門家」のお世話になりたくないので、明日まで回復しなければ、いさぎよく「断酒」といこう。

ああ、7月末から8月上旬って一番の季節なのに、焦りでまたストレスが昂じそうではある(汗)

 

 

この3年の同時期を思い出しながら…

 

     

             2021.8上旬 尾瀬沼 大江湿原

     

          2021.7月  白馬山麓 蓮華温泉から.雪倉岳

 

     

              2020.8上旬 立山 奥大日から劔岳

     

           2019.7月中旬 白馬大雪渓

      

              2019.7 下旬 白馬~朝日岳~日本海

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夏の花に誘われて、命輝くとき

2022-07-22 19:10:05 | 日記

雨つづきのまま、7月も後半にいたる。

雨の予報が途絶えたきのう、ひと月以上の間をおいて、野草園を訪ねる。

近所で、セミの歌声を聴きたいからだ。

ニイニイの通奏低音に、ジルジル(アブラ)が歌いだす。まだ弱々しいが、たしかにツクツク(ボウシ)も鳴き始めた。早暁には、遠くのカンカナもしっかり歌いだした。あとは、勇者ミンミンの登場を待つばかりか。

セミたちの夏がやって来た。

野草園の大きなノリウツギの木の枝に、見慣れない?カラ系の小鳥が止まつてしきりにえさをついばんでいた。

     

 

頭が黒いが、少し鼠色、コガラともヒガラとも違うようだ。とにかく、写真に収めて家の図鑑とにらめっこしたら、体全体の黒白のデザインから、「あれはシジュウカラだ。体色の具合から、今年生まれたばかりの幼鳥に違いない。」という結論に達した。

写真をよく見ると、セミの胴体をついばんでいた。もうセミを自分の力で捕まえてエサとするまでになっているのか、とうれしくなったが・・・

セミの羽根の紋様から、どうやらカナカナらしい。

昼間行動しないカナカナは、木の枝陰にジイッと身を隠していたにちがいないが、シジュウカラの幼鳥の素早さに叶わなかったのだろう。

朝生まれて、パートナーにも巡り合えずに天に召されるとは、哀れではあるが、そこは自然の摂理、他の仲間がセミたちの命を繋いでくれるのだろう。あとは、シジュウカラの血となり肉となって、彼らの子孫へと車線変更してくれれば、犠牲となったカナカナも食われ甲斐があるというものだろう。

    

この日、あざやかな夏の花や繁茂する夏草の間を縫って、さまざまな蝶も飛び交ったり、卵を産みつける食草なのだろうか草葉に留まっているチョウたちも見つけた。図鑑で名前を知ったにすぎないが、記録しておこう。

   

小型で、🍙方のチョウはセセリチョウ科。図鑑から準絶滅危惧種のスジグロチャバネセセリ♀と推定。

 

    

      こちらの小型オレンジくんは、シジミチョウ科ベニシジミ♂夏型と推定。

 

    

葉っぱも、チョウの羽根もボロボロですね、そろそろ命の役割を終えようとして微睡んでいるのか、シロチョウ科スジグロシロチョウの♂と推定

 

暦の秋まで、もう二週間か、アキアカネ(赤とんぼ)♀さんがじっとしていた。体力温存か。

   

 

もっと、時間をかければ、さまざまな生き物たちに出会うことができるだろうに、園内にヤマユリの匂いが立ち込め、むせるようでもあり、真夏日に達しない気温とはいえ、雨後の湿気に汗もやまないので、2時間ばかりで園を後にした。園外にも、ツユクサやヒヨドリバナたち、夏の花が咲き乱れていた。

萩の季節になる前に、また訪れてみよう。夏の花の季節は、春以上に生きものたちの多様性にめぐりあえるようだ。顔といい、脛といい、必ずわがガタイに痒みをもたらす羽虫の存在が、やぅかいなのだが・・

    

     こちらはコオニユリ  オニユリとクルマユリのちがいをもう忘れている

 

 

     

       ネムノキさんの花びらだっけ、この針のようなもの。もう忘れている。

     

      春においしく若芽をいただいた、ギボウシさんの麗しい薄紫、ありがとう

 

     

            カワラナデシコさんは、高山で出会いたいな

 

    

      ああ、容姿も匂いもどうして濃ゆいんだろう その生存戦略を聞きたいな

 

     

     山菜のモミジグサ(シドケ)も、花のころですか

 

     

      園外の道端に開いたヨウシュヤマゴボウの花を携帯マクロで

      可愛すぎるが、真っ赤なブドウみたいな身になると毒であるとか

 

     

    携帯マクロによるツユクサ メシベもオシベも 虫たちを誘うおもしろい姿ではある

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユーミンベストソングは、「瞳を閉じて」

2022-07-19 20:22:16 | 日記

昨日の「海の日」、午後から、途切れ途切れではあったが、NHKFMの「今日は1日ユーミン三昧」を聴いていた。

視聴者から募っての「ユーミンのベスト50」を紹介しながら全曲流してくれた。

ユーミンとの出会いは1974年ころだったから、東京に出た大学1年のころか。

すでに、「ひこうき雲」でデビューしていたユーミンは、そのころ「あの日にかえりたい」が大ヒットしていて、カラオケのないそのころ、アパートで隣人たちと飲みながら歌った。

ユーミンについては、みゆきさんほどぞっこんではないが、都会に生きることの孤独や喪失感、そしてどことないアンニュイ感に魅かれて時代を追って耳にしてきたが、ベストソングを選べと言われたら、やはり初期「荒井由実」時代のものが集中しそうだ。

視聴者のベスト50には、異議をはさまないが、

「ひこうき雲」

「やさしさに包まれて」

「翳り行く部屋」

「埠頭を渡る風」

「卒業写真」

「中央フリーウェイ」

「海を見ていた午後」

「雨のステーション」

そして後年の

「水の影」

「ノーサイド」

などをオイラ内のベストテンに選んでいいと思う。「雨のステーション」だけは、ベスト50から漏れていたのは?

だが、視聴者のベスト10に選ばれた

「瞳を閉じて」」に聴き入っていたら思わず、涙ぐんでしまい

「これがユーミンのベスト1だ!」とこころの中で叫んでしまった。

なんでも、1974年に長崎の島の女子高生に「校歌」を依頼されて作品にしたものだという。

たしか、「あの日にかえりりたい」のアルバムに入っていたので、なんども聴き流していただろうに、50年たったこの年で感涙するとは。

なぜか・・・オイラにも南西諸島での島暮らしというものがあり、島の懐かしい人々がフーッと胸に去来したからかもしれない。

「瞳を閉じて」、いいじゃないかシンプルイズベストに、深い愛惜が隠されている。ユーミンの「ベストワン」としてつぶやき歌っていこう。

 

NHKユーミン日三昧

 

 

OCEAN RUNRUN さんのYouTubeお借りします

    

                   石垣島の海岸

 

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