夢の中では、秩父の西の両神山のふもとの自生地の雪解けの間から健気にも咲き出し始めた小さなセツブンソウの姿が甦り、そのデータ喪失への自戒と憤りに起因したものか、あるいは前夜の酒量がまた増えたのが原因か、午前0時45分には目覚めてしまった。眠りなおそうとしても、眠れないから起き出して、お茶を飲みながら報道ステーションの録画を再生。(カー娘、応援した甲斐がありました。常呂町での美しい涙まで見させていただきました。)
こうゆう目覚めを、何かの良いお知らせ、福音あるいは観音というのだろうか、南風の暖かなベランダに出てみると12日の月明かりで南の空は明るいけれども、木星が輝いていたので、南の水平線も、あるいは晴れていないかと三脚を立て、d750にレリーズを挿入し、シャッタースピードをバルブ、20mレンズのF値を2.0にセットし、レンズを南の水平線に合わせてみた。
明るい、明るい、ISO感度1000以上では月明かりで真昼のよう。400から200程度までに落とし、何度かシャッターを5秒、7秒と適当な感覚で撮影。そのうちの1,2枚に「写りました。2018年はじめてのサザンクロス。」いつものように晴れていても水平線周りは薄い雲が張り付いているのだが、何とか十字が光っていて、左隣には、ケンタウルス座のβ星ハダルも仲良く輝いてくれました。時刻は、午前2時45分50秒、このあとサザンクロスは午前4時を迎えると南の水平線にゆっくりと沈んでいく運び。したがってこの時季のチャンスは午前2時から3時の間。起きようと思っても起きられる時刻ではないし、晴天となる日は何日もない。
データ喪失という悲しみの眠りもあれば、福音あるいは観音という目覚めもある。「まわる まわるよ 時代はまわる ・・・・・ 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ~♪」
今年の寒さと大雪がなければ、このような姿にあいまみえたのでした。(道の駅の看板から)
両神山のふもとの桃源郷に咲く花々。アカヤシオツツジでしょうか。(道の駅の看板から)
2月27日の夜明け。7時20分ころ。
月齢12日のお月様。午前1時35分。
ベランダでサザンクロスにめぐり合えている日本人は、オイラだけかな。スマホの画面ではわかんないだろうな。
南風によって届けられた この年 はじめての 贈り物