かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

ハクチョウさん、もうひと家族合流

2021-12-01 04:20:10 | 日記

きのうも気になっていたハクチョウ家族の様子を見に行ったら、「おお、増えている。」「ひーふみー・・」

なんと灰色のこども4羽を引き連れた6人家族ときのうの3羽の家族、それと1羽離れたところに成鳥1羽、合計10羽になっていた。離れたところの一羽は3羽の家族と一緒に飛んできたものか。でも3羽とは別行動をとっているので、もしかしたら旅先で落ち会ってついてきた「お一人様」なのかもしれない。

それでも、飛来する鳥たちが増えることは、その水辺の安心度の目安にもなることなのでうれしいことだ。昨冬みたいに30羽程度に増えるかどうか、観察を続けよう。

この場所は、必ずと言っていいほど「エサやりおばさん」や子供連れの親などがやってきて何やらばらまいている。それをあてにして親鳥が毎年この場所にやってくるとしたら複雑な心境ではある。願わくは、そのエサが塩分や油分や合成添加物にまみれていないことを祈りたい。

この安心な水辺で冬を過ごし、元気にまたふるさとシベリアに戻れますように。

    


深田日本百名山登頂の思い出   89 矢吹山(いぶきやま・1377米)

伊吹山には、2007年10月6日、深田百名山98座目の山として登った。今の時刻表を検索したら、おそらくJR鉄道記念日キップを利用して前日豊橋あたりまで行って、安いビジネスホテルを宿にとり、翌日の始発の新快速で大垣まで行って乗り継ぎをし、登山口となる東海道線「近江長岡駅」で朝8時前に降りたのだろう。

駅から三之宮神社伊吹山登山口までは、歩いても1時間の距離だから歩いたかもしれないが、今時刻表を検索すると30分も待てばバスが出るので、バスだったかもしれない。

コースはスキー場から登っていて、展望はいいが、草っ原を行く樹木のない山という印象のコースだった。昔から薬草が育てられていたということで、伐採されたのかもしれない。深田さんの百名山には、暑熱をさけるため昔は夜登って頂上で日の出を拝んだとある。夜に登っても、ほとんど危険を感じないようなジグザグ道が、ただただ上へ伸びているようなコースだったか。花の季節だったら、もっと癒されたかもしれない。

眺めはよく琵琶湖や伊賀の山並み、白山などの好展望地の山だったが、登り着いてシラケたことは、山頂の茶店かレストハウスかどこからか歌謡曲が音高く流れていたこと。それと「伊吹山ドライブウェイ」が頂上直下まで走っていて、観光客めいた軽装登山者で賑わいつくしていたこと。深田さんが、最も嫌う山頂の光景だったろう。もちろんオイラも。

この「伊吹山ドライブウェイ」を調べたら、昭和36年に着工して、昭和40年に竣工したとある。

昭和36年といえば、深田さんが人込みを避けて4月のまだ山頂に雪のある時に一人で登り、静かな山頂で1時間も展望を楽しんだとされる年。深田さんが、この道路のことを知っていたか知らなかったか。百名山には何も記載がないので、まだ耳に入っていなかったかもしれない。4年後にこのことを知って大いに嘆いたのだろう。

オイラは、走る様に元来た道を下り、翌日の荒島岳に登り行くために、その日のうちに近江長岡から米原、長浜、敦賀を経由し福井まで行ったのだろう。せわしない山旅ではあった。

     

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