まだ、10年と経っていないのだが、ずいぶん遠い日のような気がする。
2018年の8月に立山から新穂高に歩いた7泊8日のテント旅が、もしかしたら、オイラのテント持参での山旅の最後だったのかもしれない。(さみしいこと言うなよ・・)
その旅の最終日、オイラは、前夜雨に濡れたテントをなどを乾かすために泊まった三俣山荘から新穂高温泉までの下山路を辿ったのであるが、その途中、双六岳から双六小屋に向かう広い尾根から見た槍穂の姿が忘れられないでいる。オイラなりに北アルプス中最も魅惑的なビューポイントと断言できる。
その双六小屋から、さらに2時間ばかり下った先にある鏡平山荘からの槍穂も上記に劣らず絶景のポイントであった。
その時、今度はテントを持たずに手ぶらで、鏡平山荘や双六小屋に泊まって時間の許す限りこれらの絶景を味わいたいと希求したのだが、実現されないまま今日にいたる。仲間がいないと、小屋に泊まる気はしないからだ。
上記の鏡平山荘も双六小屋も、今は一つのグループになっているようで、今日から夏山のWEB予約が始まった。今日は、7月の20日ごろまでの予約だが、人気の山小屋と見えて午前10時のスタート時は予約サイトがつながらない状態で、2時間ほど経過したらやっとつながったが、すでに土日や休日前は満室となっていた。ちなみに今日のアクセスは試験的な様子伺いのアクセスではあった。
本命としている8月の予約は明後日からなのだが、8月といえば、すでに鹿島槍関連の予約はできているのだが、心の半分は、鏡平や双六、欲張って笠ヶ岳の小屋も利用してみたい気もあるので、とりあえず予約のためのアクセスをしてみよう。
仮にこちらの予約もできたのなら、同行の山仲間の意向もうかがいながら、どっちかに決めよう。実はというと、上記の場所も遠い石垣島や沖縄本島の仲間に見せてあげたいのが本音で、ただただ、この異常気象下、「お天気に恵まれますように」と願うだけだ。今の、山小屋予約とは、そんなリスクを背負った行為なのである。