コロナのせいもあって、この2年近く航空機にご無沙汰していて、おかげでマイルも貯まらなくなってきたが、手持ちのマイルがいつの間にか減っているのに気付いた。よく調べてみたら、マイルには有効期限というものがあり、この11月に3000マイルほど期限オーバーでカットされていたし、年末からの半年間に、毎月のように2000,3000と有効期限を迎えることが分かった。
あわてて、15000マイルを使って特典航空券を手に入れることにした。
「さて、どこにしようか、山歩きに利用したいが、冬は雪だし」といろいろ試案を重ねた末に、3月半ば過ぎの関西往復を選択した。関西ならば、2018年3月末にに葛城~金剛を結ぶダイヤモンドトレイルを歩いた時もまったく雪はなかったし、日本海側に面した比良山地や伊吹山を除いて稜線に雪はないのだろう。
ただ、いきなり大峰奥駈道は厳しすぎるので、こないだ勝手に名付けた「深田日本百名山+(プラス)50」の中で、歩きたいなと思っていた「奥高野の山々」の熊野古道の小辺路(こへち)ルートを計画することにした。
このルートは、高野山を起点にし、200名山の伯母子岳(おばこだけ・1344m)を経由し熊野本宮大社を終点とする約70キロのロングトレイルであって、平安時代から続く歴史の巡礼道である。前夜、高野山のどこかの宿坊や民宿に宿をとれば、二泊三日で歩けそうだ。
特典航空券は、なんの考慮もせず、時間だけはたっぷりあるという理由で、行きと帰りに1週間の間隔を開けている。
それならばと、熊野本宮大社より熊野古道の中辺路(なかへち)ルートをさらに約30キロ歩いて、熊野三山のほかの二山、すなわち熊野那智大社と熊野速玉神社にもお参りしてこようかな、という気になった。ただし、海岸線に出ればJR紀勢線も走っているので、新宮までは鉄道でいいのだろう。
和歌山県田辺市に住んでいた時には、この熊野古道・中辺路ルートのうち田辺管内から熊野本宮大社までは歩いているので、小辺路と中辺路後半ルートを繋げば未踏の古道を歩いての熊野三山詣となる。あとは、吉野から熊野本宮までの大峰奥駈道を歩ききれば、オイラもきっと「生まれ変わることができる」、本願成就となるのかもしれない。
2022年は、3月の熊野古道を皮切りに、毎月1週間程度のロングトレイルを歩いて、鬱屈としていた2年分とりもどそう。
想定としては、
3月 熊野古道
4月 中断していたみちのく潮風トレイルの延伸
5月 奥秩父縦走か信越トレイル
6月 南アルプス北部
7月 白馬周回
8月 南アルプス南部
9月 北アルプス・折立~新穂高ルート
10月 岩手山~八幡平
なんかが候補だが、日々、歩いて走って、体力つけなくちゃ。
PEAKS2013「日本のロングトレイル」から
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