風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

民話の里《遠野》 

2015-11-05 | 北海道の夏 8年目(2015)
遠野といえば、河童、座敷わらし、山姥などの民話で有名な「遠野物語」が思い浮かぶ。
当初の目的地・花巻から遠いが、遠くて行きにくい所だからこそ、そして車で来ている今回こそチャンスと決行。
そして実際に行ってみると、東北道から繋がった高速道路が延長していて案外と行き易いことも分かった。


最初に立ち寄った「伝承館」にある南部曲り家・旧菊池住宅
かつての農家の暮らしぶりを再現している。

家畜も家の中に住まわせて、大家族仲良く暮らしていた姿が想像できる。
が、私がイメージしていた遠野のイメージとは違うような気がして・・・
と、夫が駐車場の先に「カッパ淵」へ行く案内板を見つけた。
そう
私が遠野で行きたかったのはカッパが棲むという小川なのだ


 
案内板に沿って、最近ほとんど見られなくなった稲の天日干しなどを眺めながら田園地帯を歩く。
のどかでいいな~
そして、この天日干しのお米は美味しいだろうな~



小川のせせらぎが聞こえ、小さな橋があった。
だんだんカッパ出現地が近くなってきたようだ。



カッパの好物の胡瓜をぶら下げた釣り竿が川に仕掛けられている。
どうやらここがカッパ出現ポイントの「カッパ淵」のようだ。



横に注意書きあり
「カッパに引き込まれないように気を付けて」
「特に美男美女は要注意」と。
ならば、私も注意しなくては 



側には、カッパの好物の胡瓜・トマト・ピーマンなどをぶら下げた釣り竿が何本も並べられている。
野菜は新鮮だったので多分毎日取り換えるのだろう。
こんな遊び心が愉しい。



「カッパが出るといいな~」と、しばらく待ってみた。
木漏れ日が川の中に映り、吹く風が心地いい。
と、静かな中に時折「ポコッ」と音がする
近くの小川から流れ込む音のようだが、まるでカッパの動く音のようで最初はドキッとした
ここにいると、本当にカッパが現れるような気がしてくるから不思議だ。

他にも「遠野ふるさと村」などがあり、昔の農家の移築や農家体験が出来るそうだ。
それに語り部の昔話を聞ける場所もあるそうだが、
私はこのカッパ出現ポイントに来られただけで十分満足
それに午後は花巻に行きたいので、あとは諦めてここで引き上げた。

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