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八甲田山から奥入瀬へ通じる道の、なんと美しい紅葉だろう
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八甲田山で結構時間をとったので早く進みたいのだが、あまりにも見事な紅葉なのでスピードを緩めてしまう。
そして何度も車を停めて、その色、空気、風、木漏れ日を心に焼き付ける。
ここは、この東北旅で一番心に残る紅葉の美しい道だった。
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そんな寄り道で、肝心な目的地・奥入瀬(おいらせ)渓流に着いたのは2時半を過ぎていた
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当初は、以前来た時に歩けなかった下流部分をゆっくり歩く予定だったが、
大幅に端折って、石ケ戸休憩所に車を置いて、その上流を散策することにした。
(だが時間が夕方だったお陰で所々にある駐車スペースが結構空いており、そこに駐車して散策することができた)
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川の周辺の紅葉はかろうじて残っていた。
時間が夕方近くなるにつれお日様が傾き、川に陽が差さなくなるので紅葉の鮮やかさがなくなる。
やはり山間部の紅葉狩りは早い時間に限る。
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奥入瀬には川に沿って散策路があるので、一日かけてゆっくり歩くのがいい。
歩く距離の目安は14キロで4時間くらいなので、お弁当を持って行って、
気に入った場所で渓流を眺めながら食べるのが良さそうだ。
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「雲井の滝」
この滝は車道から見ることもできるが、よく見たいので車を置いて歩いて行った。
落差20メートル程で結構水量もある。
15年程前に来た時は、上流からこの滝まで歩いたことを覚えている。
あの日は生憎の雨で、ここの「雲井の滝」バス停で20分程、寒さに震えながらバスを待ったものだった。
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「寒沢の流れ」と「銚子大滝」
この二つの滝は車道を挟んで左右にある。
奥入瀬の数多い滝の中でも最大の「銚子大滝」は、幅20mあり水量も多いので結構迫力がある。
この滝は別名「魚止めの滝」とも言われ、奥入瀬を遡上して十和田湖に入ろうとする魚を拒む滝でもあるらしい。
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奥入瀬渓流を上流と下流では標高差が200mあるので、
十和田湖側の子ノ口から奥入瀬渓流館に向かって歩くほうが楽そうだ。
川の流れを楽しむのであれば下流を、数ある滝を楽しむのなら上流がいい。
そして混むときは車を宿に置き、バスなどを使ってのんびり歩くほうがいいような気がする。