プロコフィエフ/ロメオとジュリエット 価格:¥ 3,059(税込) 発売日:1998-02-01 |
ロメオとジュリエット
ここでいうロメオとジュリエットはプロコフィエフのバレエ音楽のことです。
クラウディオ・アバド指揮のベルリンフィル版を聞いています。
1曲目の「The Montagues and the Capulets」ですが(どう訳すかわからないので英語のままです)ソフトバンクのCMほかで有名なあの曲です。なんとも個性的なアクの強い曲です。
そうして始まり、こんな曲でどうやってバレエを踊るのだろうというような曲が続きます。
すべて個性的な曲なのですが、13曲目「Romeo and Juliet」はとても美しい曲です。曲自体はなんというか連続性がないのですね。最初は聞くのが難しいと思います。普通の曲はこの音の次はこうなるだろうなと予測しながらそれもそれほど裏切られずに聞けると思うのですが、曲がノッてきたと思ったら転調したりほかの音が重なってきたり、予想外の音へ飛んでいくので浸れないんですね。
ところが、何度も聞いてある程度メロディを覚えると何とも言えぬ美しい曲である事に気づくんです。一歩間違えば現代音楽風のノレない音楽になるところが、その一歩手前で甘美な音楽に変えてしまうプロコフィエフはすごいです。
その後この曲のバレエの場面もみて、音楽とドラマチックなバレエの振り付けでますますすばらしい曲である事を確信しました。映像とともに心に残ることでしょう。
そうして15曲目「Romeo and Juliet before parting」
最後の20曲目「Death of Julist」と
これまた美しい曲です。曲が盛り上がるクライマックスは身をゆだねて聞いてみると浸れます。
意外とプロコフィエフもいいではないか?
ということで、ゲルギエフ&ロンドン響の交響曲全集も買ってしまいました。