医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

処方薬不正販売の疑いで医師ら逮捕

2016-09-13 20:59:50 | 医療界
 医師の処方箋が必要な医薬品を中国人ブローカーに不正に販売したとして、警視庁組織犯罪対策1課は26日までに、医薬品卸売会社「美健ファーマシー」(東京・千代田)社長、財間英信容疑者(49)=東京都西東京市芝久保町2=ら4人を医薬品医療機器法違反容疑で逮捕した。

 同課は財間容疑者らがブローカーに横流しした医薬品が中国人観光客に転売されたとみている。

 逮捕者は他に、開業医の高山篤容疑者(47)=大田区雪谷大塚町=ら。組対1課によると財間容疑者は容疑を否認し、高山容疑者は認めている。

 同課は、財間容疑者らが昨年9月~今年5月、中国人ブローカーの男(28)=同法違反罪で有罪確定=に医薬品約29万1千点を販売し、約1500万円の不正な利益を得たとみている。

 逮捕容疑は今年4月、処方箋が必要な糖尿病や更年期障害など12種類の医薬品計約7千点を、約47万3千円で中国人ブローカーに販売した疑い。

 組対1課によると、高山容疑者が約110人分の偽のカルテを作成し、美健ファーマシーから医薬品を購入したとする架空の受領書を財間容疑者らに渡した。財間容疑者は利益の一部を高山容疑者らに分配していた。

 同社は製薬会社から仕入れた価格の1.5~2倍で医薬品を中国人ブローカーに販売。ブローカーは中国の短文投稿サイトなどで注文を受け、来日する中国人観光客に転売していた。

 同課は5月、無許可で医薬品を保管したとして中国人ブローカーを逮捕していた。

2016/8/26 11:45 日本経済新聞

 東京女子医大東医療センターで非常勤講師もつとめる整形外科医のようです。
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