午後1時30分から3時30分まで、徳洲会病院に対する医療裁判が開かれました。
被告病院の医師が証人として出廷して尋問が行なわれ、続いて原告の患者さんの家族の本人尋問が行なわれました。
裁判によりますと、原告の患者さんが夜中、自宅において嘔吐するなどして、徳洲会病院 (四街道市)に救急搬送をされたところ、当時、病院で当直していた証人として出廷した医師が、十分な問診、検査等を行わず自宅に帰宅させたため、患者さんの容態が悪化し小脳出血により死亡してしまったいう事件になります。
医師側の主張
本例では、頭の画像検査をしていない。検査は患者さんのバイタルや症状を診て必要と判断すると行なう。
卒後3年の経験のなかで頭蓋内病変を疑い頭の画像検査を、週に数例は行っています。
こちらから原告の患者さんに頭痛の有無を尋ねたが患者さんから頭痛の主訴が無かった。
この事はカルテには記載していない。
麻痺の検査である、上肢のバレー(Barre)徴候試験で座位の状態で上肢を保持出来ていたので患者さんに神経の異常がみられませんでした。下肢の試験も正常でした。立ったり座ったりの保持も出来ていた。
ご家族には、救急処置室で検査結果を説明しています。
入院を希望する要望があった事は記憶にありません。
救急隊から眩暈(めまい)の主訴があると聞きましたが、実際には無かった。
患者側の主張
医療事故があった日の夜、自宅で嘔吐をしました。回復する様子が無かったので救急車を呼びました。救急車には担架で運びました。徳洲会病院 (四街道市)に着いたのは午前3時頃でした。私は廊下で待っていました。診察室には30分ぐらいで呼ばれました。
診察室で医師に説明をされました。病気は耳鼻科でメニエール病ですか?と聞くと、そんなもんですと答えられました。病気の説明は5分くらいで、それだけでした。
当院には耳鼻科がないICUが空いていないので、自宅に帰って、明日、耳鼻科に行ってくださいと指示を受けました。
翌朝、頭が痛いと言ったので救急車を呼び、他院に救急搬送されました。 MRIとCTを撮り緊急手術をしました。意識が回復しないまま翌月亡くなりました。死因は小脳出血でした。
原告側代理人 川崎仁寛弁護士、谷麻衣子弁護士、佐野善房弁護士(佐野総合法律事務所)
被告側代理人 岡田隆志弁護士(リョマホ法律事務所)
被告病院の医師が証人として出廷して尋問が行なわれ、続いて原告の患者さんの家族の本人尋問が行なわれました。
裁判によりますと、原告の患者さんが夜中、自宅において嘔吐するなどして、徳洲会病院 (四街道市)に救急搬送をされたところ、当時、病院で当直していた証人として出廷した医師が、十分な問診、検査等を行わず自宅に帰宅させたため、患者さんの容態が悪化し小脳出血により死亡してしまったいう事件になります。
医師側の主張
本例では、頭の画像検査をしていない。検査は患者さんのバイタルや症状を診て必要と判断すると行なう。
卒後3年の経験のなかで頭蓋内病変を疑い頭の画像検査を、週に数例は行っています。
こちらから原告の患者さんに頭痛の有無を尋ねたが患者さんから頭痛の主訴が無かった。
この事はカルテには記載していない。
麻痺の検査である、上肢のバレー(Barre)徴候試験で座位の状態で上肢を保持出来ていたので患者さんに神経の異常がみられませんでした。下肢の試験も正常でした。立ったり座ったりの保持も出来ていた。
ご家族には、救急処置室で検査結果を説明しています。
入院を希望する要望があった事は記憶にありません。
救急隊から眩暈(めまい)の主訴があると聞きましたが、実際には無かった。
患者側の主張
医療事故があった日の夜、自宅で嘔吐をしました。回復する様子が無かったので救急車を呼びました。救急車には担架で運びました。徳洲会病院 (四街道市)に着いたのは午前3時頃でした。私は廊下で待っていました。診察室には30分ぐらいで呼ばれました。
診察室で医師に説明をされました。病気は耳鼻科でメニエール病ですか?と聞くと、そんなもんですと答えられました。病気の説明は5分くらいで、それだけでした。
当院には耳鼻科がないICUが空いていないので、自宅に帰って、明日、耳鼻科に行ってくださいと指示を受けました。
翌朝、頭が痛いと言ったので救急車を呼び、他院に救急搬送されました。 MRIとCTを撮り緊急手術をしました。意識が回復しないまま翌月亡くなりました。死因は小脳出血でした。
原告側代理人 川崎仁寛弁護士、谷麻衣子弁護士、佐野善房弁護士(佐野総合法律事務所)
被告側代理人 岡田隆志弁護士(リョマホ法律事務所)