医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

遺族「極めて不十分」…女子医大の男児死亡報告

2014-06-13 22:30:29 | 医療界
 東京女子医大病院(東京都新宿区)で2009~13年、人工呼吸中の小児患者への投与が禁止されている鎮静剤「プロポフォール」の投与後に小児患者12人が死亡した問題で、厚生労働省と東京都は13日、医療法に基づき、同病院を立ち入り検査した。

 同省などは多くの小児が死亡した事実は重く、治療や死亡に至る経緯を詳細に確認し、病院の安全管理体制に問題がなかったかどうか検証する必要があると判断した。

 同病院では今年2月、集中治療室での人工呼吸中にプロポフォールを大量投与された男児(当時2歳)が死亡する事故が発生。厚労省と都は、事故の経緯について病院側に報告を求め、調査を進めてきた。しかし、男児を除く12人の死亡については、病院が12日の記者会見で公表するまで一切報告がなかったという。

2014年6月13日19時58分 読売新聞