

思いを伝え自分も学ぶ


私は、少しずつ自分の歩いてきた教職という道の中で感じたことなどを、何かの機会があれば伝えていきたいと思っていました。
思いを伝えること、それに対する意見を聴くことが、自分自身がさらに学んだり、自分自身を振り返るチャンスだと思っています。
それが、先日書いた「つながりの会」であるのかも知れません。いろんな人たちが子どものことについて語り合えたらと思います。一人で子育てについて悩みを抱え込むことはないと思うのです。
いろんな方が周りにいます。お互いの経験を通しての話ができる場があったらとずっと思っていました。

今日は、北九州市で親子を対象とした「家庭学習」について、話をする機会を持たせていただきました。他県であり、まして、私が住んでいる地域と規模や文化が全然違います。
さらに親子で休みの日曜日に、家庭学習についての講話を聴きに来るくらいです。学習に対しての熱が入っている方たちに、私自身の思いを伝えることができるかと心配でしたが、いい機会をいただきました。

「長年にわたる小学校や中学校勤務での実践」、「管理職の目で子どもたちを見た思い」、「私自身がわが子の学習に携わっての思い」などの視点から、家庭学習について話をしていきました。
当初、公立学校の校長として話をしてほしいという依頼があったけれど、自分は一教師としての経験やわが子を育ててきた思いを交えながら、話をすることにしました。

「なぜ学習をするのか」、「家庭学習の意義」、「効果的な家庭学習の方法」を具体的に話していきました。話を通して、お家の方や子どもたちが少しでも何かを得て、それぞれの家庭の学習スタイルをアレンジしていってもらえればと思います。
家庭環境や実態は一人ひとり違います。話をしたことが少しでもこれからのヒントになってくれたらいいと思いました。
約2時間の話でしたが、ぶっつけ本番的な話に、最後までお家の方も子どもたちもしっかり聞いてくれたことをとてもうれしく思いました。後からいろんなご意見を聞きながら、言葉で言い尽せないたくさんの学びをもらいました。

かつて教えた生徒もご夫婦でお子さんを連れて聴きに来てくれました。感謝です。
今日の学びをこれから、何かの形で目の前の子どもたちに生かしていけたらと思っています。