

いつしか父の十三回忌


新春になり、寒さも厳しくなっています。今から12年前も1月には厳しい寒波がやってきました。部活の指導が終わって、病院に行くと、先週まで元気だった父が危篤になっていました。
母も骨折して同じ病院に入院をしていました。みんなでベッドを囲み父を見送りました。母もおぼつかない足で病室からやってきて父の最期を悲しみました。
激しい雪の中、父を家に連れて帰りました。

あれから年月が経ち、今日は父の13回忌を行いました。雪こそ降らなかったものの寒さの厳しい朝でした。
13回忌になるので、わたし自身のきょうだいだけでおつとめをしました。昨日からきょうだいの家族・・が集まりました。人が集まれば、きまってカラオケを歌っていた父。父がその場にいればどれほど喜んだだろうと思います。
いろんなところから集まってきて、寒い山間で一晩を過ごしました。積もり積もった話に夜が更けるのを忘れているかの如く賑やかな夜を過ごしました。
法事という場で、父が人を集め、またふれあいを深めてくれます。一緒に時間を忘れて語り、食べました。新しい家族もそれぞれにいる中で、よりまた親近感を持つことができ、つながりを濃くしてくれます。
人が亡くなって3回忌、7回忌・・・とありますが、この年になって、法事の意味と存在を改めて感じることができます。

命のバトンタッチなのでしょうか。みんなで時代をつないでいます。父母からバトンをもらい、また次の世代へ渡す時も来ています。
今日は、家で法要を済ませてから、お寺のお墓にお参りをして、食事をしました。食事は教えた生徒のゆうちゃんとかおりちゃんのお店でした。二人ともかつて教えた生徒です。
正月明けだったので、無理にお店を開けてもらいました。今日が初営業でもあり、いい笑顔で迎えてくれました。美味しく手料理を食べました。
すべてが終わり、無事に家に着いたという電話をもらいました。法要が終わらせることができ、ほっとしています。明日からは、また新しい年の仕事が始まります。
底流にあるあたたかいつながりをエネルギーに、新しい年での仕事にも頑張っていきたいと思います。