かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

追い越されていく快感

2014年05月31日 | Weblog
追い越しを教えた生徒にかけられて
         いつの間にやら差もつけられて





このシーズン、小学校勤務の時は、図工の時間は絵画展に向けての作品づくりが始まるときです。結構時間がかかります。ゴッホ紙の大きさなので、ふつうの画用紙の倍はあるので、描くところに行く、描くところを決める、下描きをする、色を塗る・・・と子どもたちは、真剣に取り組みます。今はどうなんでしょうか。 



初めての勤務校の2年目。4年生の担任。近くの萱津の神社に行きました。学校では、当時はその神社を描くのが通例となっていました。受け持った子どもたちの絵はだいたいは今でも頭に入っています。



小学校4年生のようこさんは、お宮に行ったときに、真正面から神社の建物を描き始めました。一般的にはちょっと斜めから描くと、立体的になって奥行きがでるのですが、ようこさんは正面から描きたいと言いました。




4年生とは思えない絵が完成しました。絵画展で見事入賞しました。冬は、デザイン展があるのですが、カニをきれいな色づかいでこれもまた入賞。才能を発揮しました。



それからイラストレータに。三光中学校で道徳の研究会があった時に、研究資料を作成しました。説明がわかりやすいように、イラストを入れた方がいいと思い、子どもたちが階段を上って目標をつかむというようなイラストを頼みました。



ようこさんは、パソコンを使って作品づくりをしているのですが、ここは、「手描きで描きます。」と目的に合う可愛らしいイラストを送ってくれました。早速資料に差し込みました。



現在も結婚してお母さんになっても、グローバルに活躍している女性です。



今日の朝、昨日の夕刊(朝刊と前日の夕刊が一緒に来る地域です。)を見ると、ようこさんが大きく取り上げられていました。ふるさと出身で東京などで活躍している人がスポットにあてられた記事です。


これまでの経歴、現在の活躍が掲載されていました。目標をもって頑張っています。電話をすると、


「先生が、老け込むことが心配。」
そこかい。



しかし、教えた生徒たちがそれぞれたのもしく成長して、考え方も生き方もどんどんと追い越されていくことがまた嬉しくもあり、自分自身が年を重ねていくことはとても幸せなことだと感じます。



生徒たちとの出会いからたくさんのエネルギーをこれからももらいながら、年を重ねても、老けこまない?ように歩いていきたいと思います。

気持ちの切り替え

2014年05月30日 | Weblog
春過ぎて 季節は動き 暑さまし
             夏まっしぐらに日が照りつけて


 


早いもので、5月の学校日は今日で終わりです。明けて月曜日は、もう6月になっています。新年度もどんどんと進んでいきます。
 


4月は、新年度始まって間もないので、ちょっと緊張感。様子見のところがある4月。だれもが変化の中で、その変化を楽しみ、緊張感を味わい過ごしてきたのではないかなと思います。



そして、5月、6月になろうとするとき、楽しいところもたくさん見えます。一方、見えないでいい嫌な部分もだんだんと見えてきます。また自分を出していくときに、ぶつかったり遠慮したりと感情が今までは小さい波だったのが、次第に大きく揺れ動いていくときも出てきます。



と言ってもまだわずか2ヶ月。人と人とがよく理解できているわけではありません。



「前はこうだった。」「前の人とは違う。前のところとは違う。」「そんなはずじゃなかった。」「イメージが違っていた。」など5月病などが出てくるのもこんなときなのかも知れません。
 



コミュニケーションがそんなに取れなくても、不便を感じることが少なくなってきている世の中です。情報も一人でいてもたくさん入ってきます。子どもたち、大人もコミュニケーションが下手になってきているのかもしれません。



苦手意識から繋がりを意識的に避けているのかなという人さえ見られます。
 


季節は毎年同じように移り変わっても、置かれている立場は常に変化します。




それにとまどいがちになっていくのが5月、6月ではないかと思います。




そのためには、変化に対応する力、変化を受け止める力、ちょっと変化から離れてリフレッシュする思いっきりさ、ちょっとだけ置かれた環境に耐える気持ち、時としては割り切って環境を変える大胆さ、ちょっとだけ変化に耐える気持ちなどを使い分ける必要があります。



心を打ち明けることができる人に愚痴をいうことも、もし今が大きな壁だったとしたら乗り切っていく手段の一つです。どういう状況であれ、自分が描き続ける信念は持ち続けたいものです。




メンタル面では、大事な大事な今の時期なのかなと思います。
 



今日も気温が30度を超えたところもあったようです。それでもこれから日本独特の梅雨の時期に入ります。





学校の中においては、春を通り越し、夏まっしぐらの気候の中で生徒たちの躍動を期待していると同時に応援をしています。

生徒たちの文化活動

2014年05月29日 | Weblog
窓辺へとゆらりと風が舞い込んで
          会議レジメをめくってくれる


 


最近は、出張や行事などがあり、一日があっという間に過ぎていきます。年度初めのいろんな会議や懇談会なども盛りです。今日は、生徒総会がありました。生徒たちの手で、よりよい「わたしたちの学校」を創って欲しいと願っています。



総会に参加して生徒たちの質問や答弁などを聞きながらそう感じました。



終わると同時に、大分市での会議に出ました。2つの大きな役をもっているので、今週は大分での会議が多くありました。一昨日は進路、今日は中文連の会議です。



進路の会議では、今年は入試内容の改革などもあり、マスコミなどが入って緊張感のある会議でした。また進路の九州大会が宇佐市で行なわれるので、何かと今年はあわただしくなります。



今日は、県の中文連の会議です。「全国中学校総合文化祭」が再来年、大分市を中心に開催されます。



来年には、県立美術館も完成されます。iichikoホールや隣接する県立美術館を会場に全国の中学生などが集まってきます。その取り組みも少しずつ行なっています。



この会議を受けて、来週は、市の中文連の会議があります。市内の吹奏楽部や美術部などの円滑な活動をしていくために計画や話し合いを持っていきます。



中体連は長い歴史がありますが、中文連も結成されて8年目を迎えます。文化活動をしている生徒たちにスポットがあてられてきています。
 


耶馬溪中学校には美術部があります。校舎の至るところに生徒たちの力作が展示されています。美術部が存在する素晴らしさを感じます。




スポーツ部の躍動感、美術部の芸術の深みが交わり、学校の雰囲気にエネルギーをもたらせています。
 


今日は、30度を超えるような暑い一日でした。会議で窓から入ってくる風が心地よく感じました。

自転車通学に備えて

2014年05月28日 | Weblog
照りつける日射しがちょっぴり厳しくて
            やわい体に狙って放つ


 




中間テストでした。生徒たちは、真剣に問題・答案用紙とにらめっこをしていました。取り組みもとても頑張っていました。母校の生徒たちがテストに向かっていることが、取り組んでいることが、自分が中学生の頃とだぶってきます。



当時は、先生が細長い模造紙にずらっと墨で順番に名前を書いて貼っていました。今では考えられないことですが、廊下を通るのがいやでたまらなかったこともたびたびあります。
 


生徒がテストを受けているときに、担当の先生方と自転車道の下見に行きました。日射しが強く、絶好のコンディション(?!)。生徒に自転車を借りました。
 



中津市街地方面に自転車をこぐと、すいすいです。草がはえているところ、危険な箇所をチェックしていきました。山国川第2鉄橋の近くのトンネルは、先日の日曜日に通ったときは真っ暗でしたが、電灯がついて明るくなっています。自転車に乗って通る人たちのために、しっかりと工事をしてくれていました。
 



自転車道から生徒たちが通るであろう国道に出ました。さすが、国道の歩道を自転車で通ると、でこぼこがあって、通りにくさがあります。ここで4キロを超えています。ちょっと暑さと年齢?ために疲労感が出てきました。



コンビニのところまで行って確認をしました。ここからまた戻らなければなりません。スタッフ一同、今度は向かい風とかすかな上り坂との格闘です。



我が子たちも3年間しっかり自転車で通いました。今、あらためて、子どもたちに尊敬です。いろんな天候の中でほとんど自転車で通っていきました。思い出もあります。



少し、帰りが遅いとき、母が、「まだ帰ってこんね。ちょっとサイクリングロードまで行ってみるよ。」と心配して行く姿を見ました。「そのうち帰ってくるよ。」という言葉も、孫心配さを乗り越えることができませんでした。
 



明日は、これを受けて担当が全地区の生徒たちに、自転車登校指導をしていきます。何度おこなっても「命を守る」つなげていかなければなりません。




また無線放送など支所の方などにもいろんな協力を要請しました。気持ちよく引き受けてくれました。支所の方を含め、地域の人たちがふるさとの生徒たちを守ってくれていることを感じます。
 



往復10キロちょっとでした。帰ったあと、耶馬溪の馬渓橋が6月1日より通れることができるようになるという連絡が入りました。6月1日より生活が大きく変わります。



今日はよく寝ることができそうです。

朝の会話も弾んで

2014年05月27日 | Weblog
がむしゃらに白球追った夏の日の
        苦楽の思い出 今ただ懐かし
 
 
 


今日は、10時から大分で会議があるので、少しだけあいさつ運動に立ってから大分に向かいました。あいさつ運動に立っていると、軽トラが一台止まりました。

「だれかなあ。」と思い、降りてくるのを待つと、以前勤務していた時の生徒のお父さんでした。
「先生、この学校に転勤したんですね。」
話を聞くと、学校からもうちょっと日田よりのところの電気工事の会社に勤務しているとのことでした。



「暇な時は暇ですよ。でも火事で電気を止めないといけないときや台風で電線が切れたりした時は忙しくなります。今日から48時間勤務です。」



私たちの生活を守ってくれています。停電などがあったときは、即対応しなければなりません。
ということは、「暇にしておいて下さいね。」
 



話は子どものことにうつりました。上のかっちゃんは、いろんなことがありましたが、会社でしっかり働いているということです。



下のげんきくんは、今大学の工学部で(聞いたけれど、難しい科でした。)がんばって研究をしているとか。かっちゃんが中学校3年生の時の野球のことも少し話をしました。


野球部の思い出は体からあふれるほどの思い出がありますが、かっちゃんの思い出はまた格別なものがあります。



県総体をかけた決勝戦。かっちゃんは、サードで6番バッター。本格派投手同士の激戦。0‐0の攻防。延長2回。9回裏の攻撃です。ここで点が入らなければ判定戦にもつれこみます。息つまる熱戦です。


セーフティバンド、四球などでツーアウト満塁まで持ち込みました。相手も粘ります。




バッターはかっちゃん。


「総体予選、決勝戦。延長。9回裏、ツーアウト、満塁。勝てば、県総体へ。」


これほどまでのドラマティックな局面はありません。さらに究極の状況が加わります。

「総体予選、決勝戦。延長。9回裏、ツーアウト、満塁。勝てば、県総体へ。カウント3ボール2ストライク。」


そこのバッターボックスに立っただけでも足が震えそうなシチュエーションです。




「打て。」とサインを出しました。もちろんボールだと押し出しのサヨナラ勝ち。打ち損じれば、判定戦。シャイなかっちゃんもここはしっかりとサインにうなずいてピッチャーと対決。


カキーンと鋭い金属音を立てて、レフト前に強烈なヒットを放ちました。三塁ランナーが帰って劇的なサヨナラ勝ちです。そして念願の優勝。球場は沸き立ちました。


しっかり見事な写真もお家の方たちが撮ってくれていました。



かっちゃんのお父さんもまだこの感動を忘れていません。



総体まであとわずかですが、生徒たちには、いつまでも思い出に残る大会にして欲しいと思います。

ささやかな退職祝い

2014年05月26日 | Weblog
あの頃は一緒に子どもと向きあった
          先輩去りゆく寂しさ感じ 

 
 


月曜日。一週間の始まりです。朝、国道に立っていると、たくさんのバスがどんどんと通過していきました。中津市の小学校の修学旅行団のバスです。今日は、長崎は中津市の小学生を含めきっとにぎわっていることでしょう。
 


日曜日の夜は、ちょっと賑わいました。この春退職されたK先生の「退職祝い」をささやかながら行いました。今から20数年前に小学校で一緒に勤務した先生たちが集まりました。


昨日はその時の校長先生の命日でした。その命日に「退職の祝い」です。校長先生がいて下さったら、もっとにぎわったことでしょう。昨日は、自分はみんなと一緒にお墓参りをすることができませんでしたが、毎年命日にはお墓のお参りを欠かさず続けています。


こうして20数年も続けてこられているのは、これもお世話をしてくれているN先生やH先生のおかげです。
 


お墓参りのあとは、居酒屋で退職のお祝いです。年に一、二度みんなと会う機会を持つことができますが、K先生たちが退職されていくのはとても寂しく感じます。同じ時代を子どもたちと関わってきました。


先輩として子どもたちを温かく包んでいきました。また職場の雰囲気を大切にしてくれました。「お祝い」なのですが、学校を離れていくという複雑な思いがあります。
 


勤務している時も職員旅行で北陸の方を巡りました。休みの日にはみんなで出かけたこともあります。今では考えられませんが、休み時間も職員室でちょっとしたレクリエーションをしていました。思い出は尽きません。


先生たちのまとまりが生徒たちのまとまりへともつながっていました。
 


校長先生が退職してからも、みんなで集まって楽しむことが多くありました。しかし、時が経つうち、校長先生が、教頭先生が他界されました。そして、退職する先生も出てきはじめました。時が過ぎゆく速さを感じます。
 


昨日はささやかながらのK先生の退職のお祝いする会でした。また還暦を迎える先生のお祝いの会でもありました。退職のお祝いや還暦のお祝いにオレンジのスポーツベストのプレゼントです。


当時の話や今の生活の話に花が咲きました。
 


ほっと和む時間でもありました。今度は、H先生の誕生日の日に集まります。これからもみんなが健康で楽しく集うことができたらと思います。
 


お世話をしてくれたN先生、ありがとうございました。

ハードディスクがいっぱいだけど・・・

2014年05月25日 | Weblog
朝ドラが一日癒すセラピスト
          心もなごみ明日の英気に
 
 



「軍師 官兵衛」「花子とアン」は欠かさずに見ている番組です。しかし、その時に見ることはなかなかなく、ハードディスクにとりためているものを見ます。今は、本当に便利がいいです。




リモコンで番組表を出して、見たい番組を押すだけで録画ができます。撮りためて見るだけなら、これで十分です。ハードディスクも1万円台であります。メーカによってや録画時間が短くていいなら1万円を切るものも多いのではないかと思います。
 


かつては、NHKの朝ドラも見ることはなかったのですが、ハードディスクを入れてからは、仕事が終わっての15分間は、貴重な楽しみな時間となっています。




♪これから始まるあなたの物語  ずっと長く道は続くよ
にじいろの雨降りそそげば    空は高鳴る
眩しい笑顔の奥に         悲しい音がする
寄り添って            今があって
こんなにも愛おしい

手を繋げばあたたかいこと
嫌いになればひとりになってゆくこと
ひとつひとつがあなたになる にじは続くよ♪





見ていると、いろんな人と人との結びつきの深さを感じます。その中で、自分の道が開けています。はなが家に帰った時に、ご飯を囲炉裏を家族みんなで囲んで食べているシーンが何度も出ます。また近所の方とのつきあいなど、たくさんのふれあいがあります。



お母さんの包み込む愛情、じいちゃんの威厳のある優しさなどが家に詰まっています。ドラマだからではなく、かつてはたくさんの家族、近所のつきあい・・・時には煩わしいこともありますが、一人の子どもが成長していくときにたくさんの人たちと関わってきました。




家族の大人がうまく機能しなくても、家族の中に祖母や祖父、きょうだいなど、成長を妨げないたくさんの代わる人がいました。また近所の人、親戚の人がたちが身近にいました。そしてたくましく育っていきました。
 
世の中の求めるものや与えられるものが変化してきました。もととなる集団が小さくなりました。コミュニケーションの方法も大きく変わり、情報が入る集団も人からだけではなくいろんなツールがあります。集団が小さくなったので、家族の中心がこけると子どもの成長もこけたというケースが多くなってきているのも事実です。


もととなる家族のあたたかなふれあいは不易なものがあるでしょう。そんなことを「花子とアン」を見ながらそう感じます。

風を切ってのサイクリング

2014年05月24日 | Weblog
ペダルこぎ緑のトンネル風を切り
          にじんだ汗に夏を感じて




「かったかちゃん、6月の最初の研修会の時に提案してな。」「例えば、中津市の教育についてとか。」と尊敬する先輩から言葉。


考えると、テーマが大きすぎる。切り口はどこで、どうまとめるのか思案しました。書こうと思っても、昨日が明日で、明日が、あさってで延び延びにしていました。



しかし、昨日、ある懇親会でお会いして、「できちょるかなあ。」・・・「骨子だけでも見せて。」ということだったので、今日は寝て起きて、ちょびっと書いて、またごろっとなって、素案だけできました。

レポートが少しだけできて、ちょっとだけ心にひっかかるものが溶けました。



 ということで、夕方、久しぶりに自転車を裏から出してきて、汚れきった自転車をタオルで拭いて、抜けたタイヤの空気を入れ、家族とサイクリングロードに出ました。


しかし、1年以上も乗っていません。むしごむも古く、いつタイヤの空気が抜けるか分からないので、空気入れも持ちました。目的地は、「山国川第2鉄橋」です。そこは、ほぼできているのですが、まだ渡ることはできません。



空気も気持ち良し。しかし、場所によっては時よりぶとが襲ってきます。もみじの若葉のトンネルなどをくぐり、久しぶりの自転車に乗ってのサイクリングロード。




今日は、天気がよかったので、トンネルなどに入った時には、すーっと心地よい冷気が体にあたりました。




6月2日から城井、津民方面からの自転車通学が始まります。生徒たちの生活大革命?です。




ときどき自転車に乗る人にとっては気持ち良さもありますが、毎日となると、これから暑い日、寒い日、雨の日、風が強い日などいろんなコンディションがあります。




わが子どもたちもこのロードを利用しての通学でした。時には、途中でパンクして立ち往生したこともあります。いよいよ災害でとだえていた自転車での登下校が始まります。




今日は、自転車に乗りながら危険個所なども見ました。また来週には先生方と調査をして回りますが、その下見でもあります。第2鉄橋まではロードで壊れた箇所も見当たりませんでした。



ロードを外れた場所では、津民の橋など水害の爪痕を見ることができます。生徒たちが事故なく通学できることを願っています。



青パトに途中出くわしました。よく知っているMさんとSさんが乗っていました。

「また生徒たちの通学が始まるのでよろしくお願いしますね。2個目のトンネルは暗いので、特にお願いします。」

と伝えると、

「青パトは、サイクリングロードを通れるので、しっかり見ますよ。」
と頼りになる言葉とともに、「なんで、空気入れを持っているの。」しっかり見られています。



自転車を止めてしばらく話をしました。さらに進むと、田んぼの手入れをしているAさんがいました。



「Aさん、また2日から生徒が通るので、マナーが悪い時はすぐに連絡して下さいね。」
と話しました。



いつも優しいAさんからの言葉にちょっと感激。


「そうやね。でもやっぱりこの道路も中学生が通らないと寂しいですよね。」


Aさんの人柄です。地域の人たちからあたたかく見守られている生徒たちも幸せです。




気をつける個所やきれいな風景などの写真も撮りながら、片道4キロの道を往復しました。ダイエットできたでしょうか。

放課後の部活動

2014年05月23日 | Weblog
放課後の夕日が熱く燃えている
         ボールを追って勝利をつかむ
 
 





市総体に向けて、生徒たちも放課後がんばっています。昨日もすべての部活で頑張っている様子を見て回りました。生徒たちの躍動感あふれる姿に接すると、エネルギーをもらうことができます。


生徒たちは指導する先生やコーチの方々と夕方の暑さも感じながら、練習に取り組んでいました。グランドや体育館に生徒たちの声が響くということは、山間の学校の中でも活気づきます。



おとといは、野球部の練習にちょっと参加させてもらいましたが、昨日は、いろんな部活の生徒たちの姿を見たいと思いました。


部活は、運動部ではサッカー部、野球部、男女ソフトテニス部、卓球部があります。文化クラブでは、美術部があります。



先日、中津市でハローワークでの話し合いがありました。中学校では就職する生徒は数少ないのですが、それでも数少ない中でもすぐに対応していかなければなりません。就職の状況などをハローワーク、商工会議所、各事業所、自治体、高校、中学校の代表で話し合いを持ちました。



6月になってから、各高校で中学校・高等学校の連絡会も開かれます。少しずつ進路に向けた取り組みが行われます。


しかし、今は、勉強も大切ですが、まず、しっかりと3年生にとって最大行事である市総体に向けての取り組みに頑張って欲しいと思います。それまでは、少しずつ、学校の中で、進路に向けた準備もしていきたいと思っています。



昨日、サッカー部は、故障している生徒もいましたが、フォーメーションの練習をしていました。生徒たちの顔も日に焼けています。野球部は、コーチがしっかりノックを打っていました。サウスポーから繰り出すノックのボールが正確に飛んでいきます。



4月に見たときより生徒たちは遙かにうまくなっています。「小を積み重ねて大と為す」ですね。



ソフトテニス部のところに行きました。外部コーチが2人来て下さり、暑いテニスコートの中で、生徒たちは動き回っていました。監督の先生もハッスルしながら、生徒たちと対戦を楽しんでいました。


卓球部の練習で体育館へ。気合いが入っています。


体育館に入るとともに、あいさつを受け、出るときもしっかり声をかけられました。技術とともに、これから社会に出てから大切なマナーなどもしっかりと指導を受けています。 




今の雰囲気を大切にしながら、最後の調整をしながら、6月10日より開催される市総体で、すばらしい活躍をして欲しいと願っています。

耶馬溪の復興

2014年05月22日 | Weblog
蘇る山国川の鉄橋が
        勇気を与え心もつなぐ
 
 




暑い一日でした。授業が終わり、掃除をして・・・帰りの会を・・・といつもの学校生活を生徒たちは送りました。



来週の週末には、2012年水害の象徴的なものであった、山国川第2鉄橋が復旧します。工事が終了します。その完成のイベントがあるというので、支所の方が来校しました。



支所の方は、中学校時代の部活の後輩、高校時代の後輩です。何かにつけていろいろ活動することもあります。



「かったかちゃん、10時頃行っていいかな。」
ということで企画書をもってやってきました。教頭先生たちと話を聞きましたが、お世話をする人も大変です。しかし、あの流れた鉄橋が復興できることはとても住んでいる人たちにとって、勇気をもたらせてくれます。



わずかな時間ですが、地域の中で、「わたりぞめ」などのイベントをするということです。
 


中学生も可能な限り参加をして欲しいということです。今、あの鉄橋を渡って自転車で通学していた生徒は、3年生が1年生の時、水害があった7月3日までのほんのわずかな期間です。



鉄橋が流れてからは、バス通学になったので、1年生、2年生は、これから初めての自転車通学となります。3年生もわずかな期間だっただけに、久しぶりのサイクリングロードを通っての通学となります。
 


学校でもこれから自転車通学が再開するまで、危険な箇所はないか、調査します。危険箇所の確認、ヘルメットの着用などの強化など生徒たちに伝えていかなければなりません。事故がないように生徒たちには指導していきます。
 


このサイクリングロードは、かつては耶馬溪鉄道の線路でした。列車が今度復興する鉄橋を渡っていました。自分自身が中学時代は、耶馬溪鉄道に乗って耶馬溪中学校まで通っていました。思い出の鉄橋です。




その後鉄道が廃止になってからは、サイクリングロードとして生まれ変わりました。2人の我が子たちも3年間、がんばってサイクリングロードを通って通学していましたが、また川沿いを走るロードに賑わいが出てきます。鉄橋が完成間近。
 


ふるさとが復興していっていることが目に見えることがとてもうれしく思います。

やわらかな朝

2014年05月21日 | Weblog
柔らかな空気が流れる耶馬の里
        あいさつ交わし笑顔で登校 




昨日は一日中の雨。今日はうってかわっての雨上がりのさわやかな朝を迎えました。教室の窓を開けると、心地よい風が入ってきます。空気も澄み切っていて、生徒たちが自転車で風切ってくる姿も気持ちよさそうです。


このところ、出張だったり、朝話し合いをしなければならないこともあり、あいさつ運動に立つことができませんでしたが、今日はまぶしい太陽に誘われるように外に出ました。



道路に立っていると、知り合いの車も少しずつ分かるようになりました。自転車で通って行く生徒たちやバスから降りてくる生徒たちの顔と名前が一致できるようになりました。


道路に立っていると、ちょっとばかりのコミュニケーションの時間です。



それぞれの学年の授業を見ました。先生たちもいろいろ工夫をしながら、1時間が楽しく活動できるような授業に取り組んでいるのがわかります。また生徒たちも一生懸命に話を聞いたり、話し合いをしたり、意見を発表したりしています。


来校された方にも授業を見てもらいました。「意欲的に授業に参加していますよね。」という言葉。



さわやかな気候の中に、さわやかな時間が過ぎた一日でした。


出逢いの中で

2014年05月20日 | Weblog
ひんやりと朝の静かな校舎には
         廊下に浮かぶ優しい空気






中津市を含めて、最近、学校では環境の整備をして下さる方を配置してくれている地区が多いです。今まで、4人の方々と出会いました。尊敬する方々ばかりです。




三光中時代、初めて環境を整備する方が配置されました。Nさんは、朝学校に着くと、本人はすでに草刈りをしたりしていましたが、美味しい珈琲を用意してくれていました。

野球部の試合には応援に駆け付けてくれました。

教諭から役職が変わり、日田への単身赴任2年経て、偶然にも同じ学校に着任しました。Nさんがまだ勤務してくれていました。


学校の施設が壊れたりすると、一緒に修繕に回ってくれました。「いかんですなあ。雑ですなあ。」だいたいトイレの水漏れがあった時には、修繕の仕方が同じです。「いつになったら覚えるのかあ。」と辛口に見本を見せながら指摘してきます。

紳士でもあり、いい兄貴分の雰囲気がありました。




Nさんが退任する時は、「ちゃんと覚えていて下さいよ。」といろいろなことを教えてくれました。「珈琲の粉はスプーン、3倍もりもりに入れて・・・。」と朝の先生たちの珈琲の入れ方まで指導されました。


そして、2年後、あまりにも突然に他界されました。衝撃的でした。


この3月、三光を離れるまで、尊敬するNさんの教えを守って朝珈琲をつくりました。その役だけは誰にも譲りませんでした。



この4月、異動があり新任地に移り、今の環境整備のTさんと出会いました。まだ知り合ってわずかですが、朝、一緒に会話を弾ませながら、校舎を回りそうじをします。

生徒はまだきていませんが、だれもいない教室は、子どもたちの気持ちや姿が見えかくれします。




校舎が広いので、回りながら、Tさんがどこに行ったか分からなくなることもしばしば。途中の曲がり角でばったり出会い「おーっ、びっくりした。」が日常のできごとです。


年度はじめで、それなりにいろいろ考えたり悩んだりすることもあります。


ちょうどそんなときのついこの間の夕方、Tさんが、部屋のドアを開けて「先に帰りますよ。」の言葉。続けざまに「せんせい、表情がかたいですよ。えがお、えがお。」その時、何かその言葉に救われたような気がしました。

「はいはい、そうですよね。気をつけて。」と言葉を返しましたが、優しさのこもった言葉に嬉しく思いました。


朝と夕方しかなかなか顔を合わせることがないのですが、Tさんのあたたかい人柄を感じます。朝、校庭だけでなく学校の周辺のゴミを毎日拾ってくれています。




あと2人のHさんとKさんの話は近いうちに。環境整備という仕事とともに、「学校」というところを身近なところで客観的に見てくれている大切な方です。

水上スキー同好会~3度目の正直~

2014年05月19日 | Weblog
水を切る水上スキーの迫力に
          湖面に響く生徒の歓声






朝はくもり・・・また雨?今日は、中学校の「水上スキー同好会のオリエンテーション」の予定でした。中学校は耶馬溪ダム湖の近くにあります。そこは「アクアパーク」と言って水上スキーのメッカとなっています。


インストラクターの方たちが日本で、世界で活躍をしています。



これまで、「水上スキー」のオリエンテーションがある日に限って雨。延期、延期で今日で3度目です。しかし、その方が都合がよかったのかも。すべて出張が入っていました。今日は・・・と言うと・・・3度目の正直で午後から暑いほどの天気となりました。



耶馬溪中学校には、「水上スキー同好会」があります。と言ってもかつては、部員もいましたが、災害などがありバスの時間、部活という制限があって部員もほとんどいない状態でした。しかし、今年はすでにたくさんの生徒が登録しています。


そんな中での延び延びになった「オリエンテーション」が行なわれました。歩いて現地に。耶馬溪に住んでいても「アクアパーク」に行ったことがありませんでした。今日が初めての訪問です。



オリエンテーションでは、まずは耶馬溪支所の方が「水上スキー」や「ウェイクボード」などの説明をしてくれました。支所の方と言っても、日本を代表とするプロです。よく日焼けをしています。その顔が輝いています。




次に、演技を見せてくれました。テレビ以外で初めてのライブです。迫力十分です。水を切って滑ります。



で、生徒が待ちに待ったボートの乗船。班ごとにボート4艇に乗せてくれました。




会場に着いてから、生徒たちの表情がさらに生き生きとしています。いい表情、いい笑顔を見ると嬉しいですよね。10分間の湖面の遊覧を楽しみました。生徒たちから歓声が沸いていました。


ついでに最後の方に乗せていただきました。道路からしかダムを見たことがありませんでしたが、湖面からみる風景も最高です。インストラクターの方が、「若葉の耶馬溪もそろそろ終わりです。美しい景色も見て下さい。」と言って、ボートを止めてくれました。粋な計らい。



「ふるさと再発見」ではなく、「ふるさと発見」です。



生徒たちは、入部すれば、部活のない日や休みの日に、楽しむことができます。かけがえのないふるさとでの思い出を、中学校時代の思い出をこういう機会を利用しながらもたくさん創って欲しいと思います。



また目標や夢をいっぱい抱えたインストラクターとの関わりも貴重な「たからもの」でしょう。



学校に戻ってから、来客があり、そのあとは写真も整理しながら学校のホームページに様子を掲載しました。時間がかかりましたが、生徒たちの様子をあらためて見ると、元気がもらえました。

梅雨の匂い

2014年05月18日 | Weblog
夕やみが迫って歩くあぜ道を
           香り漂う梅雨の匂い





昨日の夜は市のPTAの総会と懇親会がありました。久しぶりに懐かしい人たちとも会うことができ、有意義な時間を過ごすことができました。いろんな学校の活動や生徒たちの様子を聞くことができました。


夜遅くまで語りました。



そんなこともあり、今日はややお疲れモードでしたが、サッカー部の練習が町民グランドで行なわれているので、ちょっと見に行きました。広いグランドで生徒たちは先生から指導を受けながら頑張っていました。



気温はどんどん上昇していきましたが、暑さにも負けずにボールを追いかけていました。市の総体の時は、湿度も高く気温が上がった中での大会もこれまで何度もありました。


技術とともに体調管理や体力も勝負の要因の一つになりそうです。



初夏の季節を感じながら、これから確実に梅雨へと向かいます。家の周りをぶらぶらっと夕方歩いていると、なんとなくほたるが飛び交うようなそんな季節の匂いみたいなものを感じました。



しろかきをした田んぼもあります。裏の畑には、梅の実もなっています。ぼたぼたと落ちている梅の実もあります。まだ青いぐみも枝に実ってきています。あじさいの花が葉の間から成長してきています。


「自然」も梅雨へのよそおいの準備が進められています。




梅雨の季節が迫りましたが、大きな災害がおこりませんように。

合宿の次の日

2014年05月17日 | Weblog
若者の疲れを見せないエネルギー 
           体のだるさに年の端感じる





一昨日まで香々地に教育合宿に行っていました。次の日の昨日、ふだん通り学校生活が行なわれました。


1年生の生徒たちに「疲れは残っていない?」と聞くと、みんな「NO~!」の答え。欠席もなし。若さというエネルギーを感じました。




疲れの色が見えるのは、結局はこちらだけか・・・。1年生の頑張って活動している姿にパワーをもらいながら、1日を過ごしました。



昨日は、来客の方もありました。



7月に学校公開日があります。その際に、保護司会主催で「川村嬌一郎先生の劇」を上演します。事務局の方が昨日打ち合わせに来られ、体育館のステージ、放送施設などの下見をしました。事務局の方をどこかでお見かけしたことがあると思っていながらも、話をうかがっていました。



打ち合わせが終わり、雑談をしていると、本耶馬渓町出身ということがわかりました。教えた生徒のやすしくんのおじさんだったのです。やすしくんの結婚式の時に会話を弾ませたことを思い出しました。



やすしくんのおじさんということも感動。また思いだしたことも感動。たどっていけば、だれしもが何かの縁やつながりがあるということを感じます。しばらくやすしくんが今、頑張っていることに話が弾みました。



午後は、検診が行なわれました。耳鼻科検診、内科検診、歯科検診・・・と日を変えていろんな検診が行なわれています。検診の場所に行くと、生徒たちが静かに待っています。検診する先生もテキパキと診察をします。


すべての生徒の検診が終わると、御礼を伝えました。それから、先生の学生時代のこと、いろんな学校での検診の様子・・・など一席?が設けられました。学校とは違う先生の学生時代のことなど興味深く聞いていました。


が・・・。



途中、連れて来ていた役所の方が、「先生、病院で診察があるのではないですか。」と言うのですが、話は尽きません。1時間30分、しっかり話を聞かされました・・・いやいや聞きました。


あっという間に時間が経ちましたが、はるかに診察より長い時間。



先生が帰られたあと、病院から「先生はまだ帰られていませんか。」という電話。きっと患者さんが待っていたのかも知れません。初めてお会いしましが、効率などではなく人との関わりを大切にする人間味のある先生でした。



週末の金曜日の一日が過ぎていきました。