かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

ものの見方

2011年06月30日 | Weblog
ともすると、今までの経験から、変化させることに苦痛や抵抗を感じたり、今までのものに固執したりしがちになります。誰もが持つ経験です。でも、ちょっと見る位置を変えると、また新しい出会いや感動を覚えることもあると思うのです。あいさつ運動をしながら、ふと感じることがあります



 朝のあいさつ運動に立っています。昨年まで校門のところに立って、生徒を迎えていました。



 今年は、校門は、他の先生が立っているので、学校の敷地の入り口の道路に立っています。30分くらいの時間ですが、今までとは違ったいろんな人の動きが見えます。



 先週いつもはあいさつをよくする生徒の雰囲気が違っていました。よく見ると、目が腫れています。
「何かあったの。」
と聞くと、しばらくしてから、
「昨日の夜、飼っていた犬が血を吐いたん。今日の朝、近所の人が死んでいると言ってきた。」
と涙ながらに話をしてくれました。次の日、
「犬のお墓作った?」
と尋ねると、
「家族みんなで、埋めたよ。」
と話してくれました。生徒や生徒の家族の優しさを感じました。



 校門では人が多いので、校門ではできない生徒の話を聞くことがあります。また学校とは違った姿を見ることができます。



 立っていると、いろんな人の車が通ります。多くの思いがけない人にも会うことがあります。見方を変えると、人の動きや思いなど違う側面を見ることができます。



 勤務している中でもそう思うことがあります。以前は、小学校勤務でした。16年間小学校に勤務しました。中学校の勤務に入ったとき、人には言えないすごいプレッシャーと環境の変化に戸惑いました。そこには、多くの人のサポートもありました。小学校では味わうことのできない出来事もある中で、子どもの見方が広くなったような気がします。



 勤務先が日田になったときもそうでした。学校や地域にはほとんど知った方がいませんでした。保護者も生徒もそうです。自分一人が知らない世界に飛び込んだような気がしました。

 ふと、「なぜ自分がここにいるんだろう。」と思うようなこともありました。しかし、生活する中で、周囲の人からの温かさを感じながら、教育のシステムも中津とは違うところが多いです。その違った角度からの学びがありました。




 今では、本当に自分の第二のふるさとのような思いがあり、日田にいく機会が増えました。



 
 こういった現象面だけでなく、気持ちでも自分の見方をちょっと変えるだけで、映るものが違ったりすることも多いです。




 生活しながら急激な変化を求められることもあります。そのとき、できるだけねじれないように、自然の波に乗った方が、新鮮なものに新鮮な気持ちで出会えるような気がします。変化つまり見方を変えることも大切にしながら、日々過ごしていきたいな、とは・・・心がけています。

文化にチャレンジ

2011年06月28日 | Weblog
今までにないいろんなことにチャレンジする機会を持たせてもらうこともあります。そのときは、また新たな刺激があります。今までに味わうことのなかったことに出会いものの見方がまた広がるといいと考えます




「中体連」ということばがあります。それは、いろんなスポーツの部活をとりまとめた連盟です。


 一方では、「中文連」があります。それは、文化系の部活をサポートする連盟です。



 部活は、どちらかの連盟に所属しています。市では、各学校の美術部と吹奏楽部が所属しています。野球部を担当したときは、「中体連」主催の大会に出ていました。中体連は、今までにいろいろと関係していました。




 しかし、今年度になってから、市の「中文連」の役員になりました。かってが違いますが、会長として文化系の部活動を少しでもサポートできたらいいと感じています。先日、市の総会も終わりました。レジメを見ながら活動を理解しました。いろんな形で先生たちが活動をサポートしていることを感じました。




 先週の金曜日に、県の中文連の会議が大分市の中学校で行われました。早くもすでに、二回目となります。というのは、今年度の11月、県北の市が担当して県の中学校の文化祭が宇佐市で開催されるからです。



 県の吹奏楽コンクールで最優秀賞に輝いた学校の演奏や合唱コンクールで賞を受けた学校など、いろんな文化系の部の活動の様子を見ることができます。




 11月に開催されるのですが、各市の事務局の方たちが集まって準備を少しずつ進めています。この日も少し打ち合わせをしました。



 今までとは違った活動ですが、子どもたちのエネルギーを違ったところから見ることができることが楽しみです。



 会議が終わってから、音の泉ホールに行って、今度7月10日(日曜日)に学校公開日に学校に来て下さるピアノ演奏家グループ「O 未来」(オーみらい)の方たちと会って、打ち合わせをしました。6人の方が三光中学校の体育館に来て下さり、交代で演奏をして下さいます。


 いい音色がまじった空気を思いきり生徒たちに吸ってもらいたいと思います。




 今日は、吹奏楽部の県のコンクールの出場の順番などが決定しました。担当の先生が集まっての抽選会がありました。



 文化部もエネルギッシュに活動しています。いろんなところで中学生たちの輝きがあります。





線として、面として~創り出すとき~

2011年06月27日 | Weblog
先日、ちょっと書いたのですが、何かを創りだして、 生みだしていくとき、線や面として考えていかなければならないと思うことがときどきあります。「点から面」というのが、大分県の教育のスローガンでもありますがその通りだと思います




 生徒を叱ったりとかいうときには、本当にエネルギーが要ります。またいろんな葛藤に陥ることもしばしばです。何もしなければ、何も思わないのにと思うけれど、生徒やお家の方たちの思い・・・いろんな思いにぶつかることもあります。




 それも想定です。生徒を指導するときは、生徒がその事象だけでなく、これからの生き方の先のことまで考えます。自分の心で葛藤した時は、ぎくしゃくしても、生徒を大切にしたことであれば、将来分かってくれることを期待しながら、線で見ようと自分自身、思うようにしています。




 よりベターな指導の選択を間違わない自分の感覚を磨く必要があります。まだまだ勉強していかなければなりません。日々経験と努力だと思います。子どもを育てる時、ここ最近、家庭を中心として今、幼・保・小・中・高・・・連携の強化が行われていますが、その線も大切ですよね。



 今まで、たくさんのドラマがあり、わが子の、生徒の子育ての反省するところ、よかったところの話をときどき掲載をしていきますね。



 先日、家のことも書きました。思い切って大規模なリフォームを行っています。



 何かと今まで頼ってきたIさんにお願いをしています。



 家を創りだしていくのも線だなあって思います。設計、基礎から始まって、終わるまでにいろんな業者の方が入ります。次々にバトンタッチをしながら、完成に向けて、依頼者のニーズに沿ったものを創り上げます。



 ゆえに、一つの方向に、業者というランナーがより直線となって、向かっていくところが強いと思うのです。今回、思いがずれるところがありました。そこは、すべての監督のIさんが、こちらの思いを汲みとってくれてすぐに対応をしてくれました。



 それが信頼につながることを学ぶことができました。



 明日で、ほぼ完成です。あとは、ちょこっとしたところをお願いする予定です。今日は、完成を楽しみにしている入院中の家族にメールで写真を送りました。まもなく転院をするので、そのとき立ち寄ることを約束しました。



生徒と野球の一日

2011年06月25日 | Weblog
県総体の出場権を惜しくも逃し、部活を引退した生徒もいます。気持ちを切り替えて、これから受験に向けた取り組みもしていくことでしょう。そんな中で、部活がおわった3年生のお別れも兼ねた会も行われています


「土曜日の12時から親子野球があるので良かったら来てくれませんか。」
と野球部の保護者の方のお招きもあったので、午後から学校のグランドに行かせてもらいました。




 お家の方もたくさん来ていました。


 
 野球部の3年生は、先生やコーチの指導もあって、力をつけていきました。惜しくも県総体の出場権を逃しました。3年生のお別れ会という目的で、保護者の方がいろんな企画をしていました。



 暑い日中でした。まずは、3年生と1.2年生との試合です。3年生のプライドがあり、3年生も頑張りました。まだ最後の試合が終わって、間がないので、3年生の力もすごいものがあります。2年生の投手も好投しましたが、3年生の勝利。




 久しぶりのプレイに市総体のようなプレッシャーもなくのびのびの選手たちでした。いい笑顔の花がグランドにいっぱい咲きました。




 次に、親と3年生の戦いでした。9人が揃わないということで、試合に出ました。昨年の7月の県体予選以来の1年ぶりの野球でした。グローブを探すのにも苦労しました。



 結構ボールに当たりました。校舎側の土手までボールがあがったのですが、惜しくもファールでした。ヒットも出たし、満足。しかし・・・2イニングピッチャーをしました。1回は押さえたのですが、次のイニングは、滅多打ちをくらいました。負けて悔しく思いましたが、さすが3年生です。お家の方も3年生相手に長打を連発しました。すごい。




 最後は、ツーアウト満塁。緊迫の場面。デッドボールで3年生がサヨナラ勝ちをしました。親の方は負けたけれど、体を久しぶりに動かし、気持ちがよかったです。また3年生と交流ができていい土曜日の午後でした。




 夜は、親子の交流会が焼肉店でありました。お家の方と懇親の場を持つことができました。




 3年生の部活の終わりをしっかりと楽しくまとめてくれました。お世話をして下さったお家の方、お疲れ様でした。


感動の初勝利

2011年06月23日 | Weblog
雨がよく降ります。もう雨はいいなあっていう感じです。でも農家の人たちにとっては、確実に欲しい雨ですよね。日曜日、草を刈りに行きたいと思うのですが、雨が止むのを待ちながら、のんびりとテレビを見ていました。テレビを見たあとは、ようやく草刈りができました




 雨がよく降ります。先日の日曜日も雨が降りました。



 一日朝からの雨です。梅雨とはいえ、今年は、よく雨が降る6月です。梅雨明けは早いとか。




 梅の木の下の草を刈りたいのですが、雨のためになかなか刈ることもできずに、伸び放題になっていました。伸びすぎると、あとで刈るのも一苦労です。この今日もできそうにもないと思いながら、朝からのんびりとテレビを見ていました。




 「窓をあけて九州」という番組がありました。偶然にも4年前に話題になった高校野球の投手の広田選手の特集でした。当時は、「奇跡体験!アンビリバボー」の番組になりました。ビデオにもダビングして、生徒たちも見せました。




 中学3年生のときに、脳梗塞になり、左手が麻痺しました。しかし、野球を断念せずに、大分県立三重高校に進学をしました。監督のアドバイスを受けながら、3年間野球を続けました。




 3年の夏の県予選。エースとして登板をしました。左手が使えないために、ランナーが出た瞬間に降板となります。最初のバッター。双方に粘りました。しかし、フォアボール。そして、マウンドを降りました。7球の夏でした。



 当時、新聞やテレビで話題になりました。新聞や映像を使って、道徳の時間に授業もしました。




 それから、大分の日本文理大学に進学したことは、新聞で読んだことはありましたが、どのような野球の生活をしているのか情報を持つことはありませんでした。



 今日のテレビで、4年間の大学生活を野球を通しながらの映像が流れていました。リハビリにも耐え、変化球や牽制球も覚えていました。最後の公式の試合。相手は大分大学。かったかくんの出身の部なので、ちょっと複雑でしたが登板をしました。




 広田くんに初勝利をあげようと、打撃陣もふんばりました。取られた分だけ、しっかりと点を取り返しました。5回を投げて、勝ち投手の権利を得て、次のピッチャーに託しました。ついに、初めての勝ち投手に。食事をしながら、友だちの「お前のことを尊敬しているよ。」という言葉と広田くんの「ありがとう。」という言葉がすごく自然でした。




 現在は大分市の大手のメガネ店に勤務しています。その店の野球部にも所属しています。



 障害と共生しながら、広田くんは勤務と共に野球が核となった生き方をしています。優しくお客さんに接している姿が輝いていました。優しさの裏に大きな気持ちの強さを持っている広田くんに声援を送りたいです。




 ちょっと感動した後は、なんとか草刈りができました。エネルギーをもらいました。

紫陽花が美しく咲いています

2011年06月22日 | Weblog
梅雨真っ最中。とにかく結露がすごいです。学校の廊下は、滑りやすくなっています。また保健室からも「布団が濡れたようになっている。」の声。個人的には、早く真夏の太陽がみたいですね。でもその湿った中にもほっとするものがあります



昨日、職員室に来た生徒が、



「先生、廊下の紫陽花がきれいですね。」



と言っていました。すごい。そんなところを見ることができる生徒がちょっとうれしく感じました。




 事務の方が生徒や来客の方が見ても美しく感じられるように、紫陽花の花を廊下に飾ってくれています。生徒たちは、それを見て感じてくれていることがいいですね。


 そして、校長室にも飾っています。



 またこれが上の写真にあるようにとてもかわいらしく飾ってくれています。ある先生がやってきて、



「先生、これ、きれいですよね。」
と感激をしていました。
 確かにとてもきれいで、部屋をいい雰囲気にしてくれています。




「そうやね。かき氷みたいでいいね。」
と言うと、
「わたしは、雪だるまのように感じます。」
なるほど。でも、やっぱり、かきごおりだ。
「かき氷の大盛りみたいに見えるよ。」
とちょっと反論しました。
 


「やっぱり感性の違いでしょうか。」



・・・・・・・・・・・・。




 やっぱり口では負ける。雪だるまが正しいような気がする。素直にしたがっておけばよかった・・・・?!



 
 梅雨の雨。湿気が多くじとじとしている季節でも、心をほっと癒してくれる紫陽花の美しさがあります。それで気持ちのバランスがとれているのかも知れません。生徒が美しいですね・・・と感じていたこともうれしく感じます。




 車で通っていると、いろんな庭先に今紫陽花の花が色づいています。そして、太陽が眩しく感じられてくるときに、いつの間にか役目を終えた紫陽花の花はどこかに消えていってしまいます。

迫力の市相撲大会

2011年06月21日 | Weblog
雨が心配されましたが、今日は、市総体の種目の最終日。相撲と水泳が行われました。三光中学校からも相撲で参加をしました。数日前からの臨時の部ですが、先生たちの指導を受けて一生懸命に取り組みを見せました


 ちょっと期間が空きましたが、今日は、市総体の最後の種目、水泳と相撲が行われました。雨が心配されましたが、太陽の熱ととんでもない紫外線を受けました。テントの中にいましたが、それでも日に焼けました。




 そのくらいの暑さ。しかし、その暑さにも負けずに生徒たちは、熱戦を繰り広げました。



 練習の時から、生徒たちは、気合いが入っていました。




体育の先生、昨年度まで山口小学校の校長先生が指導に来て下さいました。やはり専門的な方は、見ていると、ちょっとしたアドバイスが的をえています。勉強になります。




 そして、本番。試合前。賑やかな中にもちょっと緊張の表情が出ています。しかし、本番となると、顔つきも違っています。団体は3名で戦います。





 一戦目。先鋒は圧勝。しかし、中堅は、惜しくも敗れました。どういう勝負になるのかと思いましたが、大将がそこは、中堅の分をカバーして、一勝目。あとは、一気に波に乗りました。残りの3戦を負けなしですべて全員が勝利をあげ、4戦全勝で完全優勝を果たし、県総体への出場権を得ました。



 みんながいい笑顔でした。 




 そして、個人戦。決勝戦は、三光中学校同士。主将と副将の対決です。これがとても迫力のある試合でした。



 額と額が「がっつん。」とあたって、しっかりとがっぷり4つにくみました。ドキドキするような試合展開。観客も勝負の成り行きをはらはらしながら見ていました。



 主将の方が勝利。でも負けた副将も試合の流れに満足をしているようでした。おめでとう。




 個人戦、1,2年生の戦い。まだまだ細いのですが、サッカー部の選手が出場。3人勝ち抜いて、これもまた優勝です。



 いろんなことにチャレンジしながら、自分をしっかりと磨いていってほしいと思います。選手のみなさん、おつかれさまでした。



チームとして・・・学ぶこと・・・

2011年06月19日 | Weblog
 今、家の普請をしています。
 家をあたるとき、いろんな方が見えられて、一つのものが出来上がります。




 それを見ながら、チームだなあって思います。自分にあてはめて学ぶことも多いです。


 大工さんが来て、毎日のようにほこりにまみれながら、一生懸命に内部をしていただきました。「どんなものができるのか自分たちでも楽しみ。」と休むのも惜しむように素敵な部屋を作ってくれました。




 そして、かわらやさん。忙しい人でした。地域でもいろんな役をもっているので、その時間が来たら、急いで服を着替えて、現場から会にも出ていました。一度、「部屋の中が雨漏りがする。」と言うと、「ごめん。今、福岡にいるので、2時間くらいしたら、行くから。」と言って、休みにもかかわらず、その日のうちに、来てくれました。次の日には、「ほかに漏りよるところはなかった?」と訪ねてくれました。

 ここがかわらやさんの評判の良さなのでしょう。




 逆に、といやさん。「雨がといからどんどん漏れる。」と以前から何度も言っているのにもかかわらず、見にもきてくれません。まさに梅雨時です。雨の多い毎日です。ついには、壁に雨が掛かり続けたので、せっかく塗装やさんが塗ってくれた壁の色も変色してきています。まだ、今からというならまだしも、すでにといやさんが手がけた個所です。塗装やさんのがんばりもだいなしです。近所の人たちも「なしかや。」と見にきては、心配してくれています。

 

みんなが頑張った信頼関係をなくしてしまいます。こちらも安い買い物をしているわけでもありません。チームプレイとはかけはなれているだろうなあ。がっかりします。



 一つのものができる過程を見ながら、自分にも、当てはめながら学ばされます。


 

 生徒を成長させていくのも同じだと思います。困りや悩みを相手の立場に立って、考えていけるように、いろんなことがあると思うけれども、優先順位を生徒に持ちながら、接していきたいなあと思います。



うれしい巡り会い

2011年06月17日 | Weblog
今、新聞を使っての授業をすることが各学校で行われています。昨日、新聞社の方が来られました。新聞を使っての授業プランなどを持ってきてくれました。話を聞きながら・・・



 今、「NIE」といって、新聞を使っての授業を行っている学校も増えてきています。NIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」と読みます)は、学校などで新聞を教材として活用することです。



 1930年代にアメリカで始まり、日本では1985年、提唱されています。社会性豊かな青少年の育成や活字文化発展などを目的に掲げ、全国で展開しています。


 
 昨日、大分の新聞社の方が、新聞と資料を持ってきてくれました。話を聞きながら、勉強になることも多かったです。



「わたしも、かつては、学校ではないのですが、中津の塾で生徒たちと接していたんです。」



「M」と書かれている名刺を見ると、どこか、見覚えのある顔。



「もしかして、○○塾にいませんでしたか。」
と言うと、
「あのう、もしかして・・・。」



 びっくりしました。子どもの塾の先生だったのです。ふつう、塾の先生の名前など知らないのですが、M先生は、子どもも帰ってから、よく話をしていましたし、大好きな先生の一人でした。



 わかりやすく授業をしていただき、生徒一人ひとりを大切にしていた先生です。生徒たちにも信頼が厚かったです。何度か、面談でお会いしたことがあったので、覚えていました。



 全国ネットの塾だったので、そのうち先生が違う地区にうつってしまいました。それ以来のことです。



 中津を離れてから、新聞社に入るまでのいろんな経緯も話をしてくれました。ご家族の病気などの苦労もされたようです。しかし、この十数年間、先生もいろんな経験をしながら、新聞社に入って活躍をされているのです。




 家に帰り、立ち寄ってきた子どもにいただいた新聞を渡しました。そして、M先生に会ったことを話しました。子どももびっくりしていました。子どもも先生のことをよく覚えていて、会いたいのだけれども会うことはないだろうと思っていたでしょう。




「また電話してみよう。」
と言っていました。



懐かしさと巡り合わせの不思議さを感じました。

寂しい別れ

2011年06月15日 | Weblog
 かつて一緒に活動してきた人が亡くなっていくことはつらいものがあります。一緒に過ごしてきた日のことが懐かしく思い出されます。先日ともくんのお父さんが亡くなりました。寂しい気持ちに包まれました。




 先日車で、国道を通っていると、ともくんのお父さんの葬儀などの看板が出ていました。びっくりしました。分かったのが、夜の9時過ぎでした。遅くなったので、どうしようと思いましたが、一度家に帰ってお参りさせてもらうことにしました。




 ともくんの家に行くのは、本当に久しぶりです。ともくんとは、家に来たり、同級生の結婚式などで会う機会はあります。しかし、家まで行くのは、あまりありませんでした。




 ともくんの家は、坂の上にあります。坂の下に車を置いて、歩いて坂を登っていきました。葬儀と分かる電気がぼんやりとついていました。まさか亡くなったんではないだろうと、看板を見間違ったんだろう・・・という少しの期待感が吹き飛んでしまいました。




 ともくんのお母さんや親戚の方が迎えてくれました。




「遅い時間に申し訳ありません。」と言って上がらせてもらいました。ともくんやおねえちゃんのまさよちゃんたちを教えた頃、いろいろとお世話になりました。家にとまらせてもらったこともあります。




 棺の中で、眠ったようにいるお父さんが、「あら、先生、どうしたんかな。」と今でも起きてきそうな感じです。頭は白くなっていますが、お顔はあの頃と変わっていません。




「先生、昨日まで、話もしていたんですよ。」



とお母さん。笑顔を作りながら、悲しい気持ちを押さえながら、話をしてくれました。




 ともくんは、ちょっと買い物に行ったということで会うことはできませんでした。お参りをして、家を出てから、すぐにともくんに電話をしました。




「先生、お参りに来てくれてありがとうございます。」と丁寧なともくんの声。「お母さんを大切にします。」という言葉が電話口から聞こえてきました。




 自分自身も思い出の西谷の地で、お世話なったともくんのお父さんの死がショックでした。



「先生もともくんもちょっと気持ちが落ち着いとき、またお参りと話に来るね。」
と伝えました。「おれもいろいろ話したいことがあるよ。」とともくん。




 一緒に過ごしてきた時代の人たちが、亡くなることはつらく感じることが多いです。帰りの坂を下っているときに、蛍が雨で濡れた草陰で幾匹か隠れて光っていました。なんとなく寂しさを募らせました。




 これからともくんがお母さんを大切にしながら、家をもり立てていきます。お父さんも見守ってくれていることでしょう。

学校紹介の収録

2011年06月15日 | Weblog
今住んでいる山間部でもデジタル放送が開始されました。今までの線が入ったりするアナログの放送とは違って、きれいな映像でテレビを見ることができます。まさに明治時代の文明開化のようです。インターネットも光となり、生活がちょっと変わりました



 このような中で、今、ケーブルテレビでは、「中津ふるさとTV」という番組で、学校紹介を行っています。今日は、三光中学校を紹介してくれるためにその収録が行われました。




 ケーブルテレビがつながり、テレビを通じてふるさとのいろんな様子を知ることができます。これも画期的なことです。




 収録は、朝9時から始まりました。まずは、学校の教育の様子などを話しました。実際に話したあと、こんなことでよかったかなあと思うのだけど、済んでしまったこと、仕方ありません。




 カメラマンは、以前TOSの番組を撮っていた小野さんという方です。どこかでお目にかかった方だなあとおもっていたら、前に「ホットハートおおいた」に出た時のカメラマンの方でした。




 さすがプロです。自分のイメージの中で、「ここだ。」と思う生徒のいい表情の瞬間を逃しません。アナウンサーは廣津さんです。生徒たちに優しく語りかけて、いい雰囲気の中で、インタビューをしてくれます。




 学校の教育方針などを話したあとは、生徒たちの授業風景の撮影でした。わずか40分くらいの間に1年生から3年生までのすべてのクラスの授業を撮っていきました。動きが早い。無駄がないように撮影のスケジュールを事前に話をして、決めています。




 次に校歌を全校生徒で歌います。体育館での合唱です。生徒たちもしっかりと歌い、自分たちの学校をアピールしました。




 最後に、代表の生徒たちに将来の夢を語ってもらいました。ちょっと緊張気味の生徒たちでしたが、自分の思いを伝えることができました。




 全員でテレビの収録などの体験はなかなかできるものではありません。



 全校生徒が自分の学校を紹介しようと目標を一つにして、校歌を歌いました。気持ちを合わせることが、また学校の中がまとまったような気がしました。




 放送日が7月18日(月曜日)からの一週間となります。ケーブルテレビかまたは、中津市役所のホームページから見ることができます。




「早く見たいね。」とは、収録が終わった後の生徒の感想でした。


入試の足音?

2011年06月14日 | Weblog
いよいよ市の総体も終わって、少しずつ入試の足音も聞こえ始めました。それぞれの高校では、中学校・高校の連絡会が始まりました。昨日、今日と2校の説明会が終わりました


 市の総体も終わり、少しずつ、入試の足音が聞こえ始めました。



 6月には、公立、私立のほとんどの高校で中高連絡会が行われます。高校のいろんな特色などの説明を受けます。



 昨日は、中津南高校で連絡会が行われました。3年生の先生と一緒に参加をしました。すべてのクラスの授業を参観しました。三光中学校出身の生徒の様子をしっかり見ることができました。みんな目的や目標があるのか真剣に授業に臨んでいました。でも視線が合うと、にっこりしてくれるのがなんとも言えず嬉しかったですね。



 また今回、会いたい人もいました。それは、先生です。付属中の教育実習で担当した生徒のKくんが先生になっています。実習が終わった後、よく下宿に遊びに来ていました。連絡会の席に着くように、名簿に載っていたので、入口のところで待っていました。



 30年経っているから、顔がお互いに変わっているかなあ・・・と思っていると、ちょっと見覚えのある顔。




「もしや。」と言うと、Kくんも
「もしや・・・けんさん?」
けんさん?ずっと前からブログを読んでくれている人は、この意味がわかるかも。
「そうだよ。」
30年ぶりの感激の再会です。高校の先生として活躍をしています。



 連絡会の前だったので、あまり時間がなかったのですが、すっかりたくましくなっているKくんに、連絡会の合間も見たりしていました。終わってからも少し話をしました。大分から中津に実家が越してきたOさんにKくんと再会したことを伝え、今度中津に戻った時に、3人で会う約束をしました。




 今日は、中津南高耶馬渓校での連絡会でした。それ以外でもいろんな依頼などもあったので、今日と昨日で4つの高校を訪問させてもらいました。校門を入ると、それぞれの学校の雰囲気を感じさせてくれます。




 残りの高校での連絡会が続きますが、それが終わると、今度は、夏から秋にかけて生徒の体験入学、そして、秋には、入試説明会が各高校で行われます。




 生徒たちには、わからないかもしれないけれど、確実に入試などの取り組みが現在始まりました。写真は、中学3年生の試験の様子です。


間もなく完成

2011年06月13日 | Weblog
3月から、いろいろとお世話になっているボリさんに頼んで、家の改築(リノベーション)を行っています。家をどうするか・・・と悩みましたが、思い切ってかわらのふきかえと減築とお年を召しても大丈夫なように部屋の大改造をおこなっています



 思いっきりました。家が大きいだけに思い切らないと改築などできません。いつかはと思っていましたが、心強いボリさんがいてくれることもあり、3月から、着手しました。工事をしている期間もほとんど家にいないし、また建築のことなどど素人なので、イメージは、すべてプロのボリさんにお任せしています。




 まずは、屋根のかわらのふきかえ。父母が元気なころ、もうかわらはあたらんでいい、と言ってはいましたが、時代は変わって、今は陶器のかわらになっています。屋根が傷んでいることもあり、家を長持ちさせるために、ふきかえ工事を。「破風板」など、いろんな屋根の名称も覚えました。趣のあるような大きさや形にしていただきました。たまたま屋根の工事をしてくれるのは、中学・高校の後輩だったしょうちゃんでした。気を配りながら、作業をしてくれました。




 そして部屋の改造。父が病気になってから、段差と距離があり風呂まで行くことはできませんでした。子どもや自分がおんぶして風呂まで連れて行っていました。それで、今回、部屋と横に風呂とトイレを作ってもらうことになりました。入院をしている家族が、退院した時は、生活しやすいようにしてくれています。




 こちらは、どんな部屋になるのか、ほとんどわかりませんでした。



 急ぐわけではないので、毎日、変化していくのが楽しみでした。匠の井堀さんはいろんな発想がすごいです。使いやすい部屋にするというのはもちろんですが、今まであったものを巧みに建築の中に取り入れてくれます。





 父母またその前の代の歴史を蘇らせてくれています。倉庫の梁、戸、机、かつて店をしていたときの思い出の釘箱・・・。自分の祖先が使っていた物、自分が幼いときに使っていた物が年数とともに眠っていましたが、懐かしさを感じさせながら、息をふきかえらせてくれています。

 「想い」を大切にしてくれているのが、嬉しいです。




 

写真は机と釘箱のビフォーとアフターです。ボリさんのブログから写真を借りました。上が机で、下が釘箱です。



 どこに使っているの?ボリさんに聞いてみて下さい。



 完成を楽しみにしながら入院した家族には、今は便利なもので写メで送っています。またボリさんのブログでも紹介されているので、携帯から見ているでしょう。あとちょっとで、完成となります。



家族の入院

2011年06月12日 | Weblog
家族が入院をしています。休みの日には、お見舞いに行きます。かつて、入院をしていたときは、まだ子どもも小さかったりして、入院をしていてもいろいろ気を遣うこともあったでしょうが、今回は、しっかりと治療を専念できますし、してもらいたいですね

家族が入院をしています。手術も終わり、ほっと一安心しています。見舞いに行ったりしながらいろいろ思うことがあります。



 以前、家族が入院をしていたときは、父や母もいました。また子どもも小さかったので、入院をしていても、家のことをいつも考えていました。子どものこと、子どもを見てくれている父母のこと、父母の健康のこと・・・気にかかることは多かったと思います。きっと、落ち着いてじっくり治療もできなかったでしょう。



 「手術をしたい。」という言葉にちょっと戸惑いも感じましたが、子どもたちも成長し、父や母もしっかり見てくれて、今回の入院です。周りの状況や機会をしっかり考えた上での強い意思での決断だったと思います。すごさと感謝の気持ちを感じます。




 今度は、治療とリハビリに専念をして、少しでも今の状況が改善できることを願っています。



 前は、子どもを連れて、休みの日に、病院に行くことが休みの日課でした。時には、列車に乗っていったりもしていました。バスに乗って見舞いに行く途中、姉が創ってくれた童話が偶然に、バスの中で流れていました。病気の家族と子どもを描いた童話です。童話大賞になっていました。





 今回の入院は、子どもたちもそれぞれに自立をしています。あの頃とは違って、子どもたちも新しい家庭ができています。



 もう自分と一緒に見舞いに行くのではなく、お嫁さんと行ってくれます。時が経ったことを感じさせてくれます。大切にしてくれる子どもやお嫁さんにも感謝しています。頼りになります。




 リハビリの痛みとの戦いは続くと思いますが、頑張ってほしいと思います。




 見舞いに行くときに、ときどき立ち寄るちょっとマイブームのパン屋さんで同室の人にお土産を買いました。かわいらしいパンでしょう。


雨ニモマケズコンサート

2011年06月11日 | Weblog
雨が激しく降り続く週末です。梅雨の真っ盛りといったところでしょうか。そんな中、今日は中津北高校吹奏楽部のコンサートが中津文化会館で行われました。満員の会場でした。すばらしいメロディが会場を包んでいきました


「先生、今度、中津北高吹奏楽部のコンサートがあるので、是非、聴きに来て下さい。」




と今年3月に卒業した高校生のYさんが先週、コンサートのPRのためのポスターを持って、学校にやって来ました。





 職員室で一生懸命に練習をしている様子を話してくれました。ポスターは、みんながよく見える職員室の出入り口の戸に貼り付けてあげました。
「先生、一年生だけど、私たちも演奏するんです。がんばります。」




 にこやかに話をしてくれました。表情だけで学校生活が充実できていることがわかります。



「吹奏楽部の後輩たちにも伝えないとね。」と一緒に音楽室に行きました。後輩たちも、7月の下旬にある県吹奏楽コンクールに向けて、厳しい練習に取り組んでいました。合間を見て、Yさんからの言葉。「よかったら、コンサートに来て下さいね。」





 突然の先輩の来校に、いっしょうけんめいに練習している生徒たちの表情も緩みました。





 Yさんが帰ってまもなく、今度は、同じく今年卒業したTちゃんが学校にやってきました。「Tちゃん、がんばってね。」と言うと、「あのう・・・11日のコンサートに来て下さい。」相変わらずのTちゃんキャラですが、Tちゃんは、パーカッションのプロです。たけちゃんも音楽室に連れて行きました。




 そして、今日の夜、定期演奏会が行われました。後輩の吹奏楽部員もほとんど来ていました。あこがれの先輩たちが高校でも頑張っていることは、「あんな高校生になってみたい。」「あのように自分も演奏してみたい。」と中学生にとって大きな目標になります。すばらしい音色を体いっぱいに浴びていました。




 クラッシック、ジャズ、邦楽ヒット曲などを3部に分けて演奏していきました。「いきものがかり」の「ありがとう」の曲は、昨年度日本一になった書道部とのコラボレーションで盛り上がりました。




 演奏会が終わった生徒たちは、ロビーでお客さんたちを見送りました。「先生、来てくれてありがとう。」と声もかけてくれました。輝きながら高校生として活動をしています。



 会場の外は雨でしたが、梅雨のじめじめを払拭する晴れやかな演奏会でした。きれいなメロディが心にしみわたりました。