かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

先生の卒業

2014年02月28日 | Weblog
梅の花別れの季節の華やかさ
          香りも漂い巣立ちを祝う



昨日の贈呈式のことが今日の朝刊に出ていました。生徒たちにとっても励みになります。またこういったことから、読書活動への意欲が持てることを期待しています。



そして、いよいよ明日から3月です。この間こそ、初詣に行ったかなと思いきや、「往(い)ぬる」1月、「逃(に)げる」2月、「去(さ)る」の3月です。あっという間に2カ月が過ぎ去っていきます。3月は別れの季節となります。



学校の卒業式も今度の金曜日に迫っています。明日と月曜日は、高校の卒業式に行ってきます。三光中学校の卒業生の巣立つ姿を見守ります。




先生たちも巣立っていきます。今日は、校長先生で退職をされる方のお祝いの会がありました。退職をされる先生方の一人ひとりの言葉を聞く時に、笑いもありましたが、寂しさを覚えました。



若かりし頃から、一緒に子どもたちと向かい合った先輩たちが毎年退職されていくのが、「お祝いの会」なのですが、やはり寂しさを感じます。いろいろ指導していただきました。



2つのことが心に残りました。



一つ目のことです。今日出席していた方々が、「元気」に退職することに嬉しさを感じる・・・という言葉です。長い先生で38年間です。38年、教職に就き、健康で終える幸せを話していました。健康で退職する。やっぱり「お祝いの会」なのです。



2つ目です。教育が社会が変化をしていく中、自分の経験だけで子どもに対応できなくなっていると退職する先生が言いました。確かにそう思います。教員だけでなく親も同じだと思います。



自分が育った子ども時代とは社会が大きく変わっています。それだけにしっかりと子どもたちを見つめていかなければならないし、生徒に生活指導をする時も、同じような事例でも個々に対応が違います。今は、叱れば子どもも修正できる時代ではありません。



これからの時代、しっかり子どもたちと結びつく力が持てないと、「やっぱり、自分は先生に向いていなかった。」と2、3年で違う職業に転職するという教員が増える時代がきっとやってくると思います。


だからこうして長い先生で38年間の教員生活を終えて、無事に退職できることは、「お祝い」だと思います。



今日、自分の勤務する学校で退職する先生が、「記念に何を残そうかと思ったけれど、みんなが使える演台にしたので、使って下さいね。」と話がありました。「先生がそんなにしんみりして言うと寂しく感じますよ。」と言葉を返しました。



工務店を営んでいる前のPTA会長に依頼して、完成品が今日届きました。生徒たちには、しっかりと紹介して、大切に使わせてもらいたいと思います。



「生徒も卒業」「先生も卒業」・・・いろんな思い出が走馬灯のように心を駆け巡っていきます。

「夢文庫」の贈呈式

2014年02月27日 | Weblog
本開きページをめくるひとときは
             小さな文字から新しい発見

              




このところ、いろんな行事などがあって、ゆっくりと生徒たちの活動を見ることができませんでした。そんな中、今日は「夢文庫贈呈式」が行なわれました。




「夢文庫」?大分合同新聞社が120周年記念事業として2003年から県内の中学校に書籍と書架を寄贈してくれています。今回は三光中学校にいただきます。午後から、大分合同新聞社の本社の販売局とプレスセンターの方が来校してくれました。セレモニーを行いました。



販売店の方から目録が贈られました。立派な書架はすでに図書館に設置されています。本もたくさん贈ってくれました。そのあと、本社の方の話、校長、生徒会長からのお礼の言葉などと続きました。




「本日は、夢文庫贈呈にあたり、大分合同新聞社の関係者の方々、大分合同新聞上ノ原プレスセンターの方々に心から御礼を申し上げます。


三光中学校は、素晴らしい環境の図書館があります。昼休みなどは、生徒たちで部屋の中はいっぱいです。生徒たちの読書量はほかの学校に負けません。



読書活動を通しても、学校教育目標の「優しく 強く 自己を鍛える生徒の育成」を図っています。


現在各地で朝読書活動を行っていますが、三光中学校は、その朝読書活動のさきがけとなっていました。三光中学校の特色の一つです。



今もみなさんは、その伝統を引き継ぎ、8時10分には静かに朝読書が始まっています。落ち着いたムードの中で朝読書が行われています。今回、大分合同新聞社より「夢文庫」の贈呈が行われます。大変感謝をしています。


生徒たちの読書活動がさらに活発になることを願っています。「夢文庫」を通して、「夢」を持つことのできる生徒になって欲しいと思います。「夢」実現のために努力することのできる生徒になってもらいたいです。生徒たちのみなさん、みなさんが成長するためにいろんな方が支えていただいていることに感謝の気持ちを持って下さい。


読書を通して自分自身の生き方に、考え方に磨きをかけて欲しいと思います。



夢文庫を有効に活用していきましょう。大分合同新聞社に心から御礼を申し上げます。」





というような内容を生徒、新聞社の方に伝えました。生徒たちからお礼として、合唱を披露しました。
生徒たちのことをとても思って下さる方々でした。


「先生、中学生の歌声に感動しました。」「生徒たちがすれ違う時に、しっかりとあいさつをしてくれたんですよ。」

といろんな生徒たちに対する会話からそれを感じることができました。



生徒たちがインタビューされたり、写真を撮られたりしていました。「いや、恥ずかしいなあ。」などと言いながら、緊張感の中にもあたたかい雰囲気が漂っていました。



ある有名な方が「体験には限界がある。それを補えるのは読書だ。」と言ったのを覚えています。


生徒たちが読書を通して新しい発見、自分の考え方、生き方を考える機会を作ってほしいと願っています。

受験も終盤戦☆

2014年02月26日 | Weblog
終盤戦受験に向けた取り組みも
          合格つかめ がんばれ3年





公立一次入試が迫ってきています。先日、最終志願者数が出されました。志願変更期間となっています。昼休みになると、生徒たちがやってきます。一次入試で面接試験がある学校を受ける生徒たちです。



「面接の練習をお願いします。」



部屋の配置も面接練習用に変えています。担当の先生が頑張って指導をしています。そして、できたところで本番さなかで自分が面接テストを行います。公立高校でも
「集団面接」を取り入れている高校が多くあります。


自分の思いを「伝えるように話す」「伝わるように話す」ことが重視されています。
「先生、3人、見てくれますか。」
と担当の先生に連れられて、3人の生徒たちが放課後やってきました。



日常の生活以上に礼儀正しく、あいさつをしながら入室してきました。完璧です。社会の中でも必要なことです。



質問をしていきました。「はい、・・・・です。」とはきはき答えます。言うことなしです。




「隣りの部屋まで聞こえてきたよ。堂々とした答え方やったなあ。」
と職員室にいた先生が、生徒たちに伝えていました。生徒もにっこり。受験もいよいよ終盤になっていきます。がんばれ、3年生!

学年百人一首大会~1年生~

2014年02月24日 | Weblog
声あげて百人一首に手を伸ばす
           心がひとつ張り詰める空気






冬と春が入り交じったような季節です。車を走らせると、ところどころに雪が残っています。しかし、梅の花が咲き始め、春の季節を少しずつ感じます。何より、最近は屋根の上のソーラーの水が熱くなって、風呂を沸かすのにも時間がかからない日が多くなっています。

節約、節約。



そんな中で、先週の金曜日、1年生の「学年百人一首大会」が行われていました。冬によく学校では見かける行事です。この間は、その場にいると温かな感じがしました。1年生の取り組みはクラスで練習をして、本番を迎えます。そのことが大切であることを感じました。


よく学校でレクリエーションをすることがあります。その時だけを楽しむこともあります。しかし、過程があって、本番を迎えるような場を作ることに大きな意味があるときがあります。



みんなで練習をする・・・そして本番を迎える。
みんなで準備をする・・・そして本番を迎える




過程の中で、友だち同士が助け合ったり、励まし合ったり、ふれあう場面があると思うのです。その中で、クラスのまとまりを作ることができると考えます。本番だけであると「楽しかったか、楽しくなかったのか」「勝った、負けた」のその時だけの楽しみになりがちです。




例えば、「班対抗のバスケットボール大会」をするとします。

①担当の係が原案を考える、学級会で提案をする。 
②昼休みなどに班ごとに練習をする。  
③本番を迎える。



このことがスムーズに流れ出したときは、班やクラスの集団を変わっていると思います。これは、一つの例ですが、前向きに頑張れる、自分たちで動ける意識の高い集団をめざしたいものです。その行事が終わったら、「何かが変わった。」とちょっとだけでも思えるものが欲しいと思います。




百人一首大会の会場となっていた武道場は、過程をしっかり持っているだけに、ぴーんと張り詰めた雰囲気がありました。読み手の声を真剣に聞いて手を伸ばしていました。「班のみんなでお互いに頑張ろう。」という姿勢がありました。


緊張感のある、かつ楽しい大会でした。「いっぱい、取れているね。」と体の横に積まれている取った札を見ながら、生徒たちに小さな声で伝えると、みんなにこっとうなずいていました。



しっかり生徒たちの戦いぶりを見てから、そっと武道場から離れました




ドアの外からも札を読む声と生徒の「はいっ。」と言って取る元気のいい声が聞こえてきました。



意義のある企画で、生徒たちが頼もしく見えました。

エンプティからフルに

2014年02月19日 | Weblog
八面山雪のレースに覆われて
          広がる大地のふるさと見守る







昨日の朝、5時前の起床。一昨日の夜、早朝から大雪注意報が出ていたので、急いで外に出てみました。すると、雪まじりの雨。うっすらと積もってはいますが、雨で雪も溶けかかっています。



登校に影響がありませんでした。先生たちとは、対応することがあれば、6時にということになっていましたが、連絡網を使う必要がなくほっとしてまたこたつにもぐりこみ、ジャンプ団体の録画を見ました。



最近は、雪が多くなっています。視察に来る予定になっていた熊本からの中学校も雪で延期ということになりました。



学校に着くと、さすが、年度末。寝不足なんぞ関係ありません。じゃんじゃん書類が回ってきます。




また午後からは、他の学校の先生たちと、
「来年度の要望に行きますよ。」
と生徒たちに関わるお願いに関係の機関を回りました。



昨日はあまり生徒たちの顔を見ることができませんでした。お疲れモードが加わりエネルギーがエンプティになってきていました。
でも、一緒に行っていた先生が、
「おっ、八面山がきれいやなあ。」




運転しながら、八面山を見ると、山の半分が雪の白いレースにおおわれて、山の上の白い部分と下のあおい部分のコントラストが鮮やかでした。たぶん、昨日、今日の八面山を見た方は、きっとそう思われたことでしょう。



「写真を撮るので、ちょっと回り道をしますよ。」




カメラを持っていませんでしたので、携帯電話のカメラ機能でシャッターを切りました。


「ちょっと、あんた、いいのんもっちょるなあ。」


やっぱり今時、あたりまえの機能ですよね。



撮るところではちょうど菜の花も咲いていて、昨日に続き、手前に春の花、向こうに白い雪に覆われた冬の八面山と冬と春がまざりあった風景となっていました。




「ちょっと、あんた、芸術家やなあ。」



いちいち、同乗の人は、口を出してきます・・・・☆



「ちょっと、あんた、それ、ホームページに載せるんやねんね。」
・・・・・・・・・まったく。




美しい風景に気持ちもフルになりました。雪に覆われた山が昨日、今日となんだか大きく見えました。


八面山はやっぱりふるさとのシンボルであることを感じました。

春なのに

2014年02月17日 | Weblog
大雪が春の訪れ打ち消して
          田畑を繕う厚化粧







寒さを感じる朝が続きます。月曜日の朝はなおさらかも知れません。交通指導で日ごとに、三カ所を交代に回っています。そのうちの一カ所は、駐在所の方も立ってくれています。風が吹きさらしになるところです。今日はその場所に立ちました。寒いです。


駐在所の方も、ネッグウォーマーやコートを着用しています。寒い中ですが、一年中生徒を見守ってくれています。感謝しています。生徒たちも駐在所の方に気持ちのいいあいさつをしています。




今日、授業中に、ぐるりと校舎を回りました。特に寒いのは、武道場です。現在、体育では武道が必修になっています。柔道、相撲、剣道などの武道の種目から一つ、それぞれの学校で選択をします。


今の中学校は、柔道の授業を実施しています。2年生が柔道の授業をしていました。寒いので、ヒーターをつけています。このヒーターは、前任の校長先生が退職をされるときに、寄贈してくれた物です。重宝します。


柔道場は隙間があるので、暖かいというほどではないのですが、寒いということもありません。いい感じで柔道の授業をしていました。



「練習で自分が投げられる時は、気持ちよく投げられることが大切。」


なるほど。わかりやすい言葉です。


つまり、入らない力が入ると、けがをしてしまうということです。受け身の練習をしてから、2人組になって、技の練習をしています。今日は、膝車と大腰でした。男子も女子もしっかりと頑張っています。



でも寒い武道場で柔道ができるのもヒーターのおかげです。




玄関のところに行くと、とてもかわいいものがありました。雛人形です。職員の方の手作りです。おかげで玄関に春が訪れています。年末はクリスマスバージョン、年が明けると、お正月バージョン。今回は、ひな祭りモードとなっています。

玄関もいい雰囲気です。



ちょっとしたおしゃれ心が生徒たちを楽しませてくれます。校舎を回りながら、冬と春の季節を感じることができました。


しかし、今晩は、天気予報を見ると、明日の早朝は大雪注意報。先生たちには、連絡網で対応を回しています。生徒への影響がないことを願っています。

ソチオリンピック開催中

2014年02月16日 | Weblog
感動の冬のドラマをソチの地で
           一挙一動手に汗握る






ソチオリンピックが開催をされています。昨日で9日目が終わりました。メダル獲得もあり、日本全体も盛り上がっています。



まず、ソチってどこ?



なるほど、ロシアの南の方か。札幌とほとんど緯度は同じです。

日本との時差は5時間。日本の方が時間は進んでいます。5時間も違えば、ソチで夜行なわれる競技は強い意志をもって、LIVE中継を見ようと思っても、夢の中に入ってしまいます。



行き方は、成田→モスクワ→ソチで行くと早いそうです。それでも10時間以上はかかります。



現在(2月16日)、日本は、金1・銀3・銅1というメダル獲得数です。前回のバンクーバーでは銀3・銅2だから、メダル数は同じ。前回なかった金が1個で獲得の内容ではレベルが上がっています。

日本は、10代の若い人とレジェンドと言われる人たちの活躍が目立ちます。


インターネットでレジェンドを検索をすると、



「レジェンドとはLegend=伝説の意味です。近年は長い間現役を続けているベテラン選手を指す意味でも使われます。「伝説が現実にいる」という尊敬を込めた呼び方です。」



フィギュアスケートの金メダリストの羽生結弦選手。まだ10代です。しかし、メダルを獲ったあとのコメントはすごい。「くやしいです。帰ってサルコーの練習をしたいです。」完璧な不フリーでの演技ではなかったので、世界の頂点を極めても次への意欲。



レジェンドの葛西紀明選手は、「次は金を獲りたい。」言葉にも重みがあります。


日本の快進撃の先頭を切ったスノーボード男子ハーフパイプ平野歩夢選手(銀)・平岡卓選手(銅)、感動のトップ争いを繰り広げたノルデック複合の渡部暁斗選手(銀)と表彰台に立つことができました。ここまで来るのに想像できない練習を行なってきたのでしょう。



もちろん、表彰台に上がることができなかった選手もいろんなドラマを持ちながら、ここまで来たことでしょう。



今、いろんな競技の選手から感動を与えてもらっていることに感謝です。これからもテレビでしっかりと観戦・応援をします。

先生から学んだもの

2014年02月15日 | Weblog
ただ感謝今の自分の足跡は
         あなたの姿を追っているだけ








今日、ある交流会に参加をさせてもらいました。たくさんの教員OBの方々いました。その中に、小学校5、6年生の時の担任のY先生が来ていました。「先生、お久しぶりです。」とあいさつに行きました。「おっ、かったかくん。」と小学校の頃のままの太い声で笑顔で応えてくれました。




以前も書いたことがあるのですが、自分自身がなぜ教員の道を選んだのか。その思いをたどっていくと、Y先生にであいます。「先生みたいな先生になりたい。」といつの間にか自分の体の中に染みていたからです。



「先生、自分が先生になろうとしたのは、先生に出会ったからだと思います。」と話をしました。「おっ、そうかあ。うれしいねえ。」とそれからも話が弾みました。一時は、お体をこわされていましたが、今は、お元気で、このような会にも参加をしています。




先生からいろいろなことを教えていただきました。休みには、野球、ソフトボール、サッカー、水泳といろんなスポーツを教えてくれました。小学校の時に野球とは当時は珍しいものでした。自分たちでチームを作って、他のチームと試合をしたことがあります。



今でも野球を続けることができているのは先生のおかげであると思います。日曜日には、学級遠足を企画してくれて、近くの山に連れて行ってくれました。休み時間も一緒に遊んでくれました。



スポーツ少年団でサッカー部を立ち上げました。毎日の練習。県下の強豪校となりました。住んでいる地域がサッカーが盛んなのは、先生がその基盤を作ったからです。耶馬溪線に乗って、正月サッカー大会や練習試合に出かけていきました。




学習でも楽しい授業を展開していきました。宿題ではグループ日記、自主学習などが出されました。今では、自主学習などは当たり前のような家庭学習の中の一つになっていますが、その頃、自主学習を行っている先生は、そんなにいなかったと思います。


「誕生日文集」などもみんなで作ってくれ、一人ひとりを大切にしてくれました。だからこそ、今でも先生の存在が心に残っているのだと思います。すべてとは言えませんが、先生のしてくれたことを自分が引き継いでいるのかも知れません。




先日こんなことがありました。学校の中で、昼休みある会議に参加していると、校内放送がかかりました。内容はこのようなものでした。「外で雪で遊んでいる生徒は、校舎内に入りなさい。雪が校舎の中に入ってきます。」自分自身にとってはすごく衝撃的な言葉でした。

教員の根幹に関わる言葉ではないかと思うのです。それはこのような理由からです。



実際に生徒がいるところに行かず、生徒の表情を見ることなく、校内放送ですべてを片付けようとしているところです。ではどうすればいいのか。


①実際に遊んでいる生徒のところに行って、「校舎に入りなさい。」と子どもたちの姿を見て、指導します。

でもこれでは納得しないでしょう。



②「見てごらん。こんなに校舎に雪が入っているよ。みんなはどう思う。雪が入らないように遊びなさい。」これなら、少しは分かるでしょう。



先生だったら、きっと次のような指導をなされたと思います。



③「自分も入れてくれよ。でも、雪を校舎の中に入れないようにしよう。校舎が汚れてしまうからね。」先生は、子どもたちを大切にしてくれ、いっぱい関わってくれました。自慢の先生でした。



校内放送の指導は、短時間で済みますが、生徒を見ていない、生徒と関わっていないあの放送で生徒はどのように成長するのか思うと同時に「先生って何。」と寂しく感じました。



子どもあっての学校の教育だと思うのです。自分が中学生でも外に出て、珍しく積もった雪の日には、きっと雪合戦をしていたでしょう。



あとからの職員会議の中でその寂しさを話しました。自戒を含めて。




先生と出会えたことに今、改めて感謝をしています。最後に先生と記念写真を撮ってもらいました。

雪がもたらしたもの

2014年02月14日 | Weblog
大雪で想定外の出来事も
        それでも生徒の命が一番 





朝、久しぶりのまとまった雪の景色。気温がそんなに低くはないのですが、日中になっても気温はあがりません。シャーベット状の雪です。一日あまり溶けることなく銀世界が一日広がりました。




昨日の夜の帰り道、竹が雪の重みで折れて、国道を封鎖していました。対向車のトラックの運転手の方と後ろから来た知り合いの方と一緒に竹を動かそうとしました。しかし完全には折れていないので、ひっぱっても横にずらしても元に戻ろうとします。悪戦苦闘しながら、なんとか片側を通れるようにしました。




昨日の夜から今日にかけて、各所で竹や木が倒れています。今日の朝も通勤する時、倒れた竹などが運転席の前にあらわれてきます。それを避けながら学校に向かいました。




5時30分ごろ学校に着き、朝からいろんな対応をしました。地区を少し回って様子を確認しました。また知り合いの方などに連絡をとり、地区の様子を知らせてもらいました。その結果、生徒の安全登校のために「2時間遅れの登校」ということを決定しました。




そこから一気に担当の先生方と連絡網などを使って、職員や生徒たち、校区内の小学校、教育委員会に決定したことを連絡しました。またホームページでも知らせました。




8時10分から緊急の職員会議で、「生徒の命の最優先」と言うことを打ち出して、生徒の安全登校のために、交通指導の役割分担などをしました。通行止めが出て、生徒が登校できないところも電話などで確認しました。



本日の行事で中止するもの、実施するものなどを区分けしました。今日の大きな行事では、「新入生説明会」があります。新1年生と保護者が学校にやってきて、授業見学、体験授業、学校説明をします。市からのバスが出るので、安全であることを確認して午後からの実施を決めました。




朝来てからの話し合いに基づいて行動をしていきました。緊急な時に思いがけないこともあります。生徒連絡網がうまく回っていないところがあります。



その理由は、積雪による停電で電話が不通になっていたのです。緊急時にはいろんなことを想定しておかなければならないことを痛感します。大雨の時に対応して不備だったことを今回、修正することができました。



下校する前に、教員が地区を回り、危険個所の確認をしました。「新入生説明会」を体育館のステージ前で行なっていました。会を一時中断して、共通した指示をするために体育館後方で全校生徒集会を実施した後に、一斉に下校させました。



新1年生にとっては、生で全校集会を見て、これも中学生になるための学習になったことだと思います。



地域に先生方も散らばって交通指導をしていきました。高速道路の工事もあり、雪がなくても事故が発生しやすい地区となっています。生徒たちが無事に下校することができてほっとしました。



先生方が一つとなり、PTA役員の方々にも連絡をとりながら、最善な方法をとりながら行なってきましたが、緊急の時はいろんな完全ではありません。課題となることもあります。



大雨、今回の雪と経験をしながら、学校と家庭、地域と連携しながら生徒たちの命を守れる100%の対応をめざしていけたらと思います。

思いがけない来客

2014年02月13日 | Weblog
月日経ち中学時代を思い出し
        校舎のドアに懐かしき顔






再び今日は3年生のもう片方のクラスのお菓子作りです。そして今日は、二組のお客さまが職員室にやってきました。午前中、午後と出張が入っていたので、ちょっとゆっくりとまでは行きませんでしたが、久しぶりに話すことができました。




昨日、卒業生で高校3年生のしんくんから連絡がありました。「先生、いつ学校にいますか。」
用件は言わなくても、想像ができました。



「それ以上のことは言わないでいいから、明日来るときは前もって連絡下さい。」
と伝えました。


今日の朝、電話がありました。「いつならいいですか。」出張から帰ってからのことだから、4時にということで約束をしました。そして、4時ぴったりに学校に来てくれました。でもその時は、学校でまた違う会議などがあったので、約束はしていたものの、ゆっくり会話ができませんでした。



それでも、まだ本命の大学ではありませんが、合格したことを知らせに来てくれました。教えに来てくれるという行動と、ちょっと余裕ができたのか、いい表情をしていたのが、うれしかったです。

いろんな先生から声をかけられていました。「情報」分野の大学に進学が決まっています。



「しんくん、学校の学習タイムにゲストで来てね。」と何人かの先生でお願いをしました。月曜日に来てくれることになりました。しっかり後輩のことも思ってくれます。後輩たちにいいつながりを感じさせることができます。



次に学年が違うのですが、卒業生で今、介護福祉士の専門学校に通っている人と介護士になっているかつての生徒がお土産をもってやってきました。それぞれに苦労をしながらも頑張って通学、通勤をしています。


専門学校の生徒は「あと一年あるよ。今は春休み。」早い春休み。介護士の人は、今日は休みということで一緒にやってきました。



専門学校の生徒は、スーパーのレジででバイトをしています。ほかの先生から「おまえは、全然まけてくれんのう。」「そりゃ、できんやろ。」でも「先生、この間、来てくれたとき、レジ袋の代金をうち忘れちょった。」何とも言えない、ほのぼのとした会話。



またさらに。「おまえん、レジは客が並ばん。おまえがレジを打つのが遅いんじゃ。お客は、それがわかっちょるき、並ばんのんじゃ。」「そやなあ。おそいんやなあ。」

ぷっと吹き出しそうになる会話でした。でも「ふなっしー」のポッキーなどをお土産に持って来てくれました。美味しくてちょっとくせになりそうです。




あまり時間が取れなかったけれど、卒業生のおかげで、つかの間の楽しい時間を持つことができました。




追伸・・・帰りは、突然の雪。空からの客人です。水分の多い雪で竹が倒れかかり、トラックの運転手さんと国道をふさいだ竹をどかしながら、何とか家に帰ることができました。このお客だけは・・・。

夢から現実に☆

2014年02月12日 | Weblog
ソチ五輪深夜のテレビの白熱に
        仕事と寝不足 お疲れモード






宮崎でしっかり楽しんだ分、仕事もこれぞというばかりに降ってきます。



年度末になっているので、いろんな書類の作成や会議のオンパレードです。今日も出張。5時間の会議。ソチオリンピックをついつい見てしまうので、ちょっとだけ寝不足気味。目を凝らしながら、5時間の会議に踏ん張りました。



明日も午前と午後に出張です。3年生の生徒たちの終盤戦を陰ながら支えていかなければなりません。




気持ちがほぐれたのは、学校に戻ると、3年生の生徒たちは満足した表情をしていました。それは、家庭科の時間に、地域の方が講師となってお菓子作りの授業をしたからです。



受験の真っ只中、気持ちもいっぱいになっています。


2人の地域の方が来て下さり、「いちご大福」と「シュークリーム」の作り方を指導してくれました。


さわやかタイムです。「楽しかったあ。」と廊下ですれ違った生徒たち。生徒たちには、時間があるとき、ぜひ家庭でも作ってみて欲しいですね。




机の上に作った「いちご大福」と「シュークリーム」のお菓子を置いてくれていたので、しっかりと食べさせてもらいました。2個も食べて・・・ダイエット・・・大丈夫かなあと思いましたが、「食」に勝てませんでした。



とても美味しかったです。




生徒のパワーに負けないように頑張ります。

夢のような現実

2014年02月11日 | Weblog
毎日がこんな時間であったなら
       あっという間に夢から覚めた






黒塗りのレクサスに乗り、波の上を滑っているような車の動きに感動しながら、一路宮崎へ。



宮崎でホテルに着くや、用意された料理屋さんへ。

宮崎地鶏、チキン南蛮、メヒカリのから揚げ、宮崎牛ステーキ・・・しっかり腹に入れました。「うまい。」の一言。大学時代の野球部の友人がいろいろ世話をしてくれて、野球仲間との夢のような本当のドラマです。


卓を囲み会話をしながら時を過ごしました。次の店は、有名野球選手やサッカー選手、芸能人などがよく利用する戸隠といううどんやさんへ。壁が額に入れたサインで埋め尽くされています。なんと贅沢な夜。



翌朝、朝食をとってから、再びあのレクサスに乗ってソフトバンクフォークスのキャンプ地、生目の杜運動公園へ。「関係者以外立ち入り禁止」の駐車場に入ります。ちょっとちょっとの感動。そして初めての生目の杜です。



またまた「関係者以外立ち入り禁止」の玄関から、友人の後輩が記帳をしてから、なんとバックネット裏の本部に。行くまでに野球選手や関係者が行き来をしている。ドキドキです。本部席は、なんとグランドと高さが同じ。



首から名札をかけると、ソフトバンクフォークスのキャンプ帽子をいただきました。感激だらけ。



王会長さんのマネージャーらしき人あいさつに来て、友人が名刺交換。うちらは来賓?




それから、ブルペンに行きました。投げてる、投げてる。目の前を岩崎、東浜、摂津、新垣投手たち・・・。選手たちが横を通ってブルペンに行ったり、横の室内練習場に行ったりしています。いろんな関係者も見に来る・・・小久保、吉井さん。


単独で室内練習場に行ってみました。いるいる。松田、松中、本多、今宮選手・・・。いろんな練習法で取り組んでいます。勉強になります。
 真剣に見ているところに電話。「うるさいなあ。」



で・・・あとからメッセージを見ると、
「急いで本部に戻っておいで。」そのあとのメッセージが衝撃的でした。「今、王会長が来てくれている。」人をかき分け、かき分け着いたときには、時遅し。
「かったかちゃん、残念やったなあ。」
そりゃ、残念やろ。



これぞ見よ、とばかりに、それぞれが王会長とツーショットの写真を見せてくれます。握手までして写真を撮っている・・・。
「額に入れて、飾らんとなあ。会えたから、さあ、帰ろうか。」



まだ時は早いのではと思いましたが、後ろ髪を引かれるとはこのことでしょうか。名札を外し本当に帰りました。



友人よ、来年もよろしくお願いします。今度は単独行動をとりません。

卒業まで一カ月

2014年02月09日 | Weblog
卒業の曲に校舎が包まれて
         あとひと月の日々を大切に







いよいよ学校も年度末といった感じです。昨日は、3年生最後の実力テストでした。


3年生も進路が決定した生徒、これから第一希望校を受験する生徒と今、さまざまな生徒が教室で生活をしています。しかし、進路決定した生徒もしっかりとこれからの生徒を応援しているところがすばらしいです。



そのような3年生のすばらしいことを、全校集会の中で話をしました。




県立高校の推薦入試が終わり、これから高専入試、卒業式、県立高校の一次試験と続きます。3年生の頑張りを応援したいと思っています。



卒業式まであと一ヶ月を切りました。


地区のどんど焼

2014年02月09日 | Weblog
息災の願いを込めて火を入れる
           天まで煙が願いを届け






「五穀豊穣」「交通安全」「無病息災」などの願いを込めながらの「どんど焼」が今日、小学校の近くの河原で行ないました。「どんど焼」とは、小正月の行事で正月の松飾り、しめ縄、書き初めなどを持ちより一カ所に積み上げて燃やすという日本全国に伝わるお正月の火祭り行事のことです。




田んぼや空き地に、竹などでやぐらを作り、神事を執り行ったあと、年男、年女の人が火をつけます。残り火で餅を焼いて食べると、その一年間、健康でいられるなどの言い伝えがあります。また書き初めを火の中に入れると、字がうまくなると言います。




かつては、一週間前くらいに竹を切って、やぐらを組んでいました。そのことで竹が乾いてよく燃えます。しかし、近年は自分の地区では2週間にわたり、人が出るのは難しくなっているので、当日の朝、竹を切り、やぐらを組みます。




かっぽ酒にするための竹、また竹の湯飲みを作ります。地区の人たちが集まれば、それぞれにいろんな便利な道具が揃います。午後は、地区の人たちに「おもてなし」をするために、団子汁を作ったり、焼き鳥の準備をします。朝から大忙しです。

以前はもっとメニューも豊富でしたが、みんなが負担にならないように精選をしています。




3時30分から近くの指定障害福祉サービス事業所の人たちが来てくれて、恒例の餅まきです。そのあと、どんど焼と続きます。



毎年、竹切りは、ご神木を採りに行くのが役目となっています。もうそう竹を切って、山の斜面からずり落とします。結構一苦労です。ご神木とその周りを取り囲むもうそう竹を数本切って、どんど焼の場所に運び込みます。それが終わると、かっぽう酒用の真竹取りです。運動不足が身に染みます。




こうして、老若男女、地区の人たちが交流するのは、年に二回だけあります。どんど焼と夏祭りです。かつては、もっといろいろな行事がありましたが、だんだんと行事も縮小しています。交流できる数少ない大事な行事です。


人口の減少から来場する人も少なくなっているのは寂しいですが、賑わいました。一日しっかりと関わることができました。




終わった後は、かつて小学校の職員室だったところを喫茶店にしているところで、コーヒーやお酒を飲みながら、ほっと一息のくつろぎタイムでした。今日一日ですべてをこなし疲れましたが、楽しみました。




2012年に大洪水が出て、今河川の整備をしています。地域が「無病息災」でありますように。

けんちゃんの結婚式

2014年02月08日 | Weblog
純白のウェディングドレスに雪が舞う
           二人の道に大きな幸あれ





「なんで、中学に来てもまた担任なんだよ。」



とけんちゃんが中学校1年生の時の言葉。


そう、けんちゃんを小学校6年生の時に担任をして、そして卒業していきました。なんと偶然にもこちらも同じ中学校へ転任しました。そして1年生の担任。中学校ではどのクラスも2クラスあったので、6年生で担任をした子どもたちの2分の1はまた不幸にも(幸?)担任が同じとなります。


折角心機一転と思っていた子どもたちもいただろうに・・・。でも運命です。




そんなけんちゃんも月日が経ち、今日が晴れの結婚式でした。朝は雪がちょっと舞っていた朝でした。たくさんの当時の中学校の同級生が来ていました。


じゅんくん、ゆうくん、いっこうくん、ゆうたくん、やすしくん、ひでくん、たっちゃん、やっちゃん、けいたくん、あすかちゃんなどなど懐かしい面々です。三光の教えた生徒も来ていました。いろんなつながりがあります。



乾杯を担当しましたが、やすしくんが来た結婚式はすべて彼が主役となります。難波の吉本も勝てない芸があります。テレビに出ても確実にピン芸人で売れると思うし、だれも真似ができない・・・。会場が爆笑の渦に包まれます。完全に新郎新婦も影が薄くなる芸ですその時間だけは彼が完全に主役です。


説明はできない・・・。まあ、そんなこんなで、終盤戦は、新郎が主役の座となります。ビールが入ったサーバーを担ぎ、テーブルを新郎新婦が回るのですが、どこのテーブルでも新郎は飲むは飲む・・・。最後の新郎のあいさつは、酔った勢いで長く、かみかみでまた受ける・・・。

あっという間に時間が過ぎていきました。



しかし、あたたかな結婚式でした。二人とも職場などでみんなに慕われている、愛されているということを感じました。それがとても嬉しく感じました。あの頃の生徒たちは、少しずつ家庭を持ち始めています。

帰りにけんちゃんの家に寄りましたが、お家の方たちも家庭の中で大きなイベントを終えて、ほっとした様子でした。おばあちゃんも元気で出席できたことがなにより幸せなことでした。




小学校、中学校の中で、けんちゃんそしてけんちゃんのご家族の方々との思い出がたくさんあります。今、春にはけんちゃんが小学生のころ、けんちゃんのお家からもらった芝ざくらが庭にきれいに咲きます。それを見る時、当時を懐かしく思い出させます。




朝は雪が舞いました。そんな中でのホットな結婚式。二人の末永い幸せを願っています。