かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

卒業の思い出~あの頃~

2014年01月30日 | Weblog
思い出を心のHDD(ハード)に保存した
            時折開いて子どもを想う






中学校では3月に入ってから卒業式の取り組みも少しずつ始まっています。今日は、PTA広報部から依頼されていた今年度最後の広報誌、卒業式号の原稿を書きました。



中学校では3月に入ってからすぐに卒業式が行われます。学校から提案をし、生徒たちが活動するところは、生徒会からの提案が終わり、「いざ、卒業式を」というところです。




担任をしていたときも、またクラスを持っていなくても子どもたちが卒業していくときは、巣立つ喜びとともに、離れていく寂しさを感じます。先日、小学校の時と、中学校のときに担任をした生徒のKくんから電話がありました。

結婚をするという報告でした。懐かしい声でした。Kくんともたくさんの忘れられない思い出があります。小学校時代、わが子たちともいろんな活動をしてくれました。




健太郎くんたちとの思い出の中の一つ。

子どもたちは、最近は、いろんな形のバッグを持って登校してきます。六年生ともなると、ランドセルをしょって学校にくる子どもたちは珍しくなっています。ランドセルに思い出がいっぱい詰まっている子どもたちもいます。

1年生では、「交通安全」と書いた黄色のカバーにおおわれたランドセルをかるっています。(今もそうなのかなあ?)



1年生の時は、子どもの体より、ランドセルの方が大きく感じられます。しかし、高学年になるにつれて、ランドセルが小さく感じられるようになります。




「6年間の思い出がいっぱい詰まっているランドセルを卒業式までかるって登校しようよ。」
二度と背負うことのないランドセル。




その小学校時代、子どもたちは、最後まで大切に使い、六年生みんなが、卒業式の日まで荷物を入れてランドセルをしょってきました。卒業式でもそのランドセルを会場に飾りました。きっと子どもたちは、成長した中で、大切にしたランドセルの思い出がよみがえってくると思います。



写真は、卒業前のランドセルをしょったKくんたちのクラスの子どもたちです。



ささいなことだけど、Kくんたちとの卒業式の大切な思い出の一つです。

生徒の成長を願って

2014年01月29日 | Weblog
緊張の中での面接練習が
         マナーアップを覚える機会に






現在、いろんなところで高校入試が行われています。高校受験の序盤から中盤にさしかかっています。すでに進路が決定した生徒も出てきています。その生徒には、



「しっかりと、最後の生徒が進路決定するまで、クラスを支えていって下さい。」「まだまだ受験で不安な生徒もいっぱいいるので、受験の雰囲気を大切にして下さいね。卒業の取り組みの中で文集や練習など中心となって取り組みをして欲しいです。」


と伝えています。



受験は団体戦と伝えていますが、まさに進路が決定した生徒が出てきた時にそれを如実に感じます。




現在、受験の中で面接がある生徒は受け答えの練習を担当の先生と行っています。自分のところにも、生徒が昼休みやってきます。「面接の練習をお願いします。」丁寧な言葉づかいで部屋に入ってきます。生徒たちも面接という緊張感の中で、自分の思いを伝えてきます。




練習をしながら、「面接練習」はマナーをアップさせていくには、とても大切な機会であると感じます。言葉づかいを覚える、人に対するマナーを覚える、社会の中で必要な入室の仕方など覚えるなど、時と場に応じて生徒たちは、身につけたものを発揮することができると思います。TPOの習得です。





「失礼します。」「本日はよろしくお願いします。」「少し考えさせて下さい。」「ありがとうございました。」

など態度と言葉をいろんな先生方から指導してもらい、家庭での練習では、お家の方たちから学んでいきます。現代の子どもたちだからこそ必要なものであるかも知れません。




また繰り返し思いを伝えていく中で、自分の今の立ち位置を理解し、夢や目標などを自然と明確にさせていくことができると考えています。いろんな人と出会いながら、いろんな学びをしながら子どもたちは成長をしていくんだと思います。



現在各地で「一分間スピーチ」などを取り組んでいるクラスもあります。これもマンネリ化をしなければ素晴らしい取り組みだと思います。一方、新しい取り組みで、クラスづくりの一環としてこういった「面接」的な取り組みも面白いのではないかと思います。



個人面接やグループ面接など毎日朝の会や帰りの会などで、クラスのみんなの前ですることも、表現力やマナーなどを身につけさせる方法ではないかと思います。



「あなたの趣味は何ですか。」「将来何になりたいですか。」
という簡単なバージョンから入って、慣れてくると
「あなたは、どんなクラスを作りたいですか。」などステップを踏んで考えを伝えることができたら最高だと思うのです。



建前論になる時もあるかもしれませんが、建前論を言うことができるということは、自分の心の中にイメージはできているということになります。しっかりと思いを伝えあえることができるようなれば、学級が崩れにくい取り組みであると仮説を立てます。



面接をされる生徒も周りで面接の様子を見ている生徒もこの取り組みから伝える、伝わる力をつけるのではないかという一つの方法です。恥ずかしさが取れて発展できれば、生徒自身を面接官にということなど、考えればいろんなバージョンも出てきます。

小学校高学年や中学校での学級づくりの一つの方法の「かったかくん方式」です。




学校ではインフルエンザも少しおさまっていますが、まだまだ油断ができません。あとは、いいコンディションの中で高校受験ができることを願っています。

ありがとう

2014年01月28日 | Weblog
命日に父の遺影に手を合わせ
         心を込めて「ありがとう」の言葉






父の命日でした。家族から夕方、電話がかかってきました。「家に帰ったら、仏壇にみかんがあげられているけど、一度帰ってあげてくれたのですか。」という内容でした。


近くに住んでいる子どもが仏壇にお参りをしてくれて、みかんを供えてくれていました。そのことにぐっと胸が熱くなるものがありました。父の喜ぶ顔が目に浮かぶようでした。




先日、NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」で悠太郎の父の正蔵さんと母の静さんが「こんなに幸せでええんやろうか。」「ええことも悪いことも腹いっぱいのじんせいやな。」などというような言葉を伝えていました。

寝床で静さんに「今日おいしかったな、明日なんやろうな。」と語って、次の日の朝、静かに息をひきとっていました。心震えるものがありました。ドラマの世界ですが、今、家族の中で欠けがちになっているものを教えてくれていたような気がします。




そして父の命日での仏壇での出来事に感謝の気持ちでいっぱいです。

2年生PTA講座説明会~受験に向けて

2014年01月27日 | Weblog
来年の受験のゴールは遠けれど
          日々の努力で夢を実現






受験も私立高校の一般入試が迫ってきました。そして、それが終わると、すぐに県立高校の推薦入試が行われます。各中学校では、推薦入試に対しての取り組みも行っています。その取り組みをしていく中で、社会に必要な礼儀、マナーなどが習得できればと思っています。




そんな中で、2年生の受験に向けての取り組みが始まりました。今日は、「PTA講座説明会」を午後から開催しました。保護者、生徒が参加をしました。「講座」とは全学年の学習内容を一年間で復習するプリントのことです。


プリントには、「解説シート」と「問題シート」があり、1講座から10数講座まであります。1講座でプリントが20枚あります。毎日1枚くらいのペースでプリントを使って、学習内容を復習していきます。

1~2講座のプリントが終わると、テストを実施します。4講座が終わると、1~4講座までのテストを実施します。だんだんと包含が膨らんでいきます。つまり、テスト範囲が広くなっていきます。



そんな要領で受験学習の基礎的な部分をマスターしていきます。




話をする中で、
◇しっかりと解説シートを覚える。マスターする。次に時間を計って問題を解いていく。間違ったところをしっかりと修正をしていく。効果的に取り組みを強化する。わからないところは積極的に調べたり、先生に聞いたりする。その質問する時間は、学校で保障する。



と心構えを話しました。




受験していく対策の中で、次のようなことも話しました。

それは、単に受験のテクニックだけではなく、これからの学習に対する心構えだと思います。
 ◇授業に真剣に臨むこと。
 ◇提出物や課題に対して、最大の努力をする。
ことをより具体的に話をしました。





すべてが終わり、生徒が部屋を退出してからお家の方たちと懇談を行いました。今の3年生から学習内容も増えています。そこから出題されます。


今回、受験に関わりながら、受験システムなどが生徒にとって非常に厳しいものがあることを感じています。学習するときとそれ以外の時とのけじめをしっかりつけて、最大の努力をしていくことを願っています。



1年間、一生懸命に頑張れば、確実に大きな力をつけます。「効果的な学習」という努力をする経験の多い人は、ぐんと伸びていきます。



1年後の生徒たちの成長を期待しています。

地区が盛り上がっての駅伝大会

2014年01月26日 | Weblog
ランナーに声援送る沿道の
        拍手に声に ふる里が沸く






真冬の真っただ中。毎日寒い日が続きます。そんな中で、昨日の卓球大会。今日は、「三光一周駅伝大会」が開催されました。三光一周駅伝大会も回を重ねて、46回となります。46年の間、たすきをつないでいきました。



真坂・山口・深秣の地区対抗で6チームが参加して、すべての自治会を回ります。小学生区間、中学生男子区間、女子区間、高校生区間、一般男子区間・・・などいろんな世代の人たちがさんかできるようになされています。




上深水の中畑神社前をスタートして三光公民館をゴールとする11区間22.5kmのコースを駆け抜けます。



中学生区間は、男子2区間、女子1区間。多くの生徒たちが地元の声援を受けて走りました。生徒たちは、ふだんはそれぞれの部活、クラブチームで活躍をしていますが、この日だけはランナーとして躍動をしました。




最初に、1区の高校生の出発点の上深水に行ってみました。卒業生たちがやってきて準備をしています。中学校時代は、サッカー部や野球部などの部活に頑張っていながら、市駅伝大会や県駅伝大会に参加した生徒たちです。いい感じで高校生活を過ごしていることが嬉しく思います。



その中の一人は、今年卒業予定で大手の自動車会社に就職が決まっています。懐かしい面々です。ピストルが鳴り、スタート。3キロ近くの距離をなんなく走り抜きました。




中学生区間の中継点のところに行きました。沿道にはたくさんの地域の方たちが出ていました。地域が一体となっての駅伝大会であることを車でまわると感じることができます。中学生区間ともなると、中学生のランナー、補助員そして、お家の方たちがたくさん集まっています。



賑わいを見せています。出走の時間が近づいてきて、広報車が通って行くと、ランナーは気持ちの盛り上がりと緊張感を漂わせていました。最初の中学生の区間は、小学生の女子からタスキが渡ってきて、どんどん出発していきました。




1区で走った高校生たちと一緒にいろんな区間を回りました。周回コースではないので、応援も大変。悪戦苦闘しながら、中学生、高校生男女の区間を応援しました。そして、ゴール。


走ったり世話をしてきた生徒もゴールの公民館広場で、走る前とは違って緊張感も解けリラックスムード。いい表情をしていました。




竹馬会の人たちが大鍋で豚汁を作ってくれていました。野球の先輩が、「かったかちゃん、食べていきない。」と声をかけてくれました。走ったわけではありませんが、ちょっと疲れた中での豚汁がとてもおいしかったです。

生徒たちも談笑しながらしっかりと食べ込んでいました。




地区の行事が減ってくる中、こうして地区全体でまとまって盛り上がる行事はとても大切であると思います。


選手を集めることは困難なところもあるけれど、沿道の人たちの笑顔や声を出して応援している姿、地域のために走る小学生から大人までのランナー・・・・と地区に一体感をかもしだします。



地域も都会化していくのではなく、地域だからこそ人と人との関わり、つながりやをこれからも大切にした温かいふるさとづくりをしていって欲しいと思います。



多くの人と再会し、楽しく過ごした一日でした。

中学生の卓球大会

2014年01月25日 | Weblog
一球に魂込めてスマッシュを
         ガッツポーズで勝利を呼び込む







部活も今は、冬季練習中です。6月の市総体、7月の県総体に向けてしっかり基礎を固めている時期です。それぞれの部活が技に根を張らせるための努力をしているところです。




そんな中でも、公式戦が行なわれています。今日は、中津中学生卓球大会がダイハツアリーナで開催されました。たくさんの生徒たちが参加をしていました。午前中はその応援に行きました。アリーナの中は、生徒たちの熱気でムンムンでした。青春の戦いを繰り広げています。




生徒たちも気合いが入っていました。一球を大事にしながら戦いを挑んでいました。顧問の先生が大会運営に関わっていて、本部にいたので、男子の生徒たちは、自分たちでまとまって応援したり、作戦を伝えたりしていました。



百戦錬磨している生徒たちなので、自分たちで戦略を練ることができます。強いチームは、主体的に試合に臨むことができます。



今年の卓球部は、県の新人大会でベスト16に入り、ベスト16以上で参加資格のある大会に参加しています。強豪校の一つです。
生徒に
「頑張ってね。」
と言うと、
「応援に来てくれてありがとうございます。」
の声があり、礼儀やマナーがしっかりと行き届いていることに感激をしました。

心のつながり

2014年01月24日 | Weblog
次世代の子どもたちへの贈り物
              住みよい時代と優しい社会






正月明けの「ナインティナイン」テレビ番組で人気オネェ「広海深海」さん双子のストーリーが放映されていました。幼い頃、劣悪の家庭環境の中で過ごしていったそうです。両親の顔もわからないままに。祖父母に育てられました。そのうちに不登校に。



国語の先生との出会い。家で勉強をさせたり、ご飯を作ってあげながら、先生は二人と接していきました。しかし、二人は先生がそこまでしてくれることを素直に受け入れることができずに、次第にまた距離をあけていきました。今になって、そのときのことを「広海深海」さんが振り返るとき、感謝の思いがいっぱいになって、この番組で再会を果たすという流れでした。



再会したときに、「せんせい、ごめんなさい。」先生も「あいたかったよ。」と涙をこぼしながら抱き合っていました。感動の瞬間でした。





自分自身小学校の頃です。担任の先生が、ソフトボールや野球を教えてくれました。相手を見つけては、試合をさせてくれました。休みには大平山などにも連れて行ってくれました。勉強も独特なわかりやすい方法で教えてくれましたし、日記のコメントは、こちらが書いた文字より多い文字で返事を書いてくれました。



そんな先生が大好きで、その先生の姿を追いかけて、今自分が教員になったのかも知れません。




周りの先生の中にも、受け持ちの子どもが重い病気にかかり入院したときに、毎日クラスの子どもがメッセージを書いて持って行っていていることを目にしました。





そんな子どもとの関わりを求めて、また子どもが好きだからと言う理由で教員になった人がいっぱいいると思います。


テレビ番組のようなことはなかなかできませんし、時代背景も変化しています。しかし、現在ともすれば、数値で子どもを測ってしまいがちになる世の中ですが、心と心のつながりを大切にするような教育も並行しながら心がけたいものだと思います。



あたたかなつながりの前提で、学習の充実、集団の中でしっかりと生きる子どもたちの育成を追求していきたいものです。





世の中は、個人が優先される時代となってきています。学校ではよく「学校の先生たちは大変ですね。」とか先生の中で、「自分の子どもは、教員にさせたくない。」というような、現状に否定的な言葉がよく聞かれます。



確かにいろんなことに追われている状況がありますが、「子どもが好きだから。」「子どもと関わりたい。」というような学校現場にしていかなければならないし、そんな先生がたくさん増えるような時代に戻したいですね。


先生の姿を見て、先生になりたいというような雰囲気ができることを願っています。





今フェイスブックを見ると、教えた子どもたちも大人になり、子どもができ、その写真をよく見かけます。


この次世代の子どもたちの時代が息苦しくないものにしていくのも自分たちの使命なのかも知れません。

大寒の朝のスタート

2014年01月23日 | Weblog
厳寒に大霜煌めく田や畑
         生徒のまぶたも真白に凍てつく





大寒に入って、今年になって一番寒い朝と思うようなマイナス温度の世界でした。通勤の時に真っ暗な中でも、田畑はぼんやりと雪が降ったように白く見えます。




しかし、空気はとても澄み切っていました。昨日生徒が交通事故に遭遇しました。けががなかったことが、不幸中の幸いでした。生徒たちにいつも危険と隣り合わせにいることを意識させなければならないことを痛感しました。

朝、生徒が登校してくる時間に事故がおこったところに立ちました。


生徒たちは寒さに負けずに、「おはようございます。」と元気よくあいさつをしながら登校していきます。立つ位置が変わると、車で通っていく人たちの顔、小学生の面々はもちろん違うのですが、風景、雰囲気も新鮮に感じます。

そこには駐在所の方が毎日立って生徒たちの交通指導をしてくれています。感謝です。




八面山の麓に広がる広々とした田が大霜で白く化粧されています。それが朝陽に照らされ、何となく幻想的に感じます。朝の出来事の中で、ほのぼのとしたあたたかいものがありました。




3年生の生徒が気持ちのいいあいさつをして通っていきました。しかし目の辺りがなんとなく不思議な感じがしました。

「目、どうかしたのかな。」
と聞くと、「えっ?」という返事。よく見てみると、まつげが凍って白くなっています。

初めて見る現象。そのくらい寒い朝でしたし、とてもかわいらしい表情でした。「まつげが凍っているよ。」ともう一人の先生と話しかけると、「本当ですか?」とまつげをさっさっとふくしぐさも、ふっと愛らしさを感じました。




しばらくすると、昨日事故に遭遇した生徒がやってきました。何もなかったかのように、いつもの明るい表情をしています。「心配したよ。けががなくてよかったね。」と言うと、「すみません。」の言葉。駐在所の方もいたので、「ちゃんとあいさつをするんだよ。」と言うと、「お世話になりました。」と御礼を告げていました。


「これから気をつけてね。」と駐在官の方に優しく声をかけてもらっていました。朝陽をバックにすがすがしい光景でした。




朝の学習タイムが始まるので、学校に戻りました。1年生の教室に行くと、みんな頑張っていました。学年部の先生たちも頑張って、分からないという生徒を教えています。「先生、わかりません。」と言う生徒のところに行きました。

教えようとすると、横の生徒が顔をのぞかせ「ここは分配法則でするんよ。」と指でなぞりながら、分配をしていました。すごい。優しい。

さらに異分母の方程式がわからない生徒に教えようとすると・・・。ちょっと離れた席の生徒が、「先生、これ。」と紙をくれました。なんとそれはメモ用紙でした。


近くにいた担任の先生に、「すごい感動。教えようとすると、メモ用紙を持って来てくれたんですよ。」と感動を伝えました。




いろいろいいこともそうでないことも一日の中でありましたが、寒い朝にほっこりした朝のスタートを送ることができました。

青春のグランド

2014年01月22日 | Weblog
凍てつく夜白い蒸気に包まれて
           歓声響きグランド燃える






朝から雪が降る予報。しかし、雪が積もることもなくほっとしました。そんな中、昨日の夕方、ちょっと「青春」を感じさせる出来事がありました。




生徒たちも下校した頃、高校3年生の卒業生の生徒から電話がかかってきました。
「先生、最後のクラスマッチで今、まとまって練習をしているんです。よかったら、グランドを貸してくれませんか。」




グランドのルールを守ることを話したあとに、「時間も決めてするなら、こちらもその間、学校に残っているから。」と言うと、気持ちのいい「ありがとうございます。」という言葉が返ってきました。




間もなくすると、10人くらいのクラスの仲間たちを連れてやってきました。卒業生が二人いました。部屋にやってくると、
「先生、ありがとうございます。」
と御礼を言ってくれました。また就職が決まって、就職先なども話をしてくれました。3年間、それぞれに目的をもって頑張って、しっかりと社会人になることが嬉しく思いました。




「それはそうと、もう外は真っ暗だよ。それで、サッカーできるのかなあ。」
「あっ、そうか。」
これだけは、「まったく・・・。」です。

「照明を使うには、予約もいるし、お金もかかるよ。」




道路の電灯などの明るさでできるのかと思っていたのでしょう。暗くなっているグランドを見て、悩んでいました。


「サッカーをしている間、グランドの上から車のライトを照らしてあげるよ。」


ということで、サッカーを始めました。サッカーならできる明るさでした。見ていて、自分たちの高校時代を思い出しました。よく下宿の仲間たちと小学校や中学校、高校のグランドに行き、野球やサッカーの試合をしていました。青春時代でした。




寒いグランドの中を楽しそうに、サッカーをしている姿を見ると、うらやましさを覚えました。終了5分前になったので、
「そろそろ片付けようか。」
と言うと、「もうちょっと。」と言うのかと思ったら、「はい。」という返事とともに、みんなで片付けはじめました。すごく礼儀正しさを感じました。


そのうちの一人が、「みんな来いよ。」と言って、自分のところに走ってやってきました。



いい笑顔で、声を合わせて御礼を言われました。きっと科の中や、部活動の中で、しっかりと礼儀を教えられているのでしょう。若い人たちの中には、コミュニケーションがとれにくく、内にこもったり、ゲームなどに没頭してしまいがちになりがちな人も多くいますが、彼らに新鮮なさわやかさを感じました。




さっと片付けて、帰って行きました。これからの時代を背負う若者たちに頼もしさを感じました。


まとまりのあるきっと思い出に残るクラスマッチだったことでしょう。

落ちない君(くん)

2014年01月21日 | Weblog
俺よりも母ちゃんどきどき落ち着かず
            この山越える若さのパワー






寒い。今日の朝は雪景色かと思いましたが、いつものただ寒い朝でした。相撲で言えば、肩透かしなのでしょうか。しかし、無事に一日を送ることができて何より。



昨日のことです。朝学校に着いて、カバンを床に置いて、くつ箱にくつを入れました。何かの弾みにくつ箱からくつが落ちてしまいました。同じ時刻に出勤した3年生の先生が、「あらら・・・。」さらに続きます。


カバンをとって、職員室に行こうとしたら、カバンが玄関の入り口に置いてあった、練習試合があったために、サッカー部がとりあえず置いていた用具にひっかかって、バズーンと用具が落ちてきました。

「あらら・・・。先生、今日は、いろんなものを落としますね。」極めつけに職員室に入ったら、棚から3年生専用のかごがどどーんと落ちてきました。


朝からテンションが下がり気味になります・・・。




昨日は、どんな一日になるのか、出だしからちょっと不安なスタートでした。今日は入試。いろいろ落ちてくるのが、昨日でよかった。




それを取り戻す出来事がありました。「最近、ちょっとふとったのと違う?」とかよく言われます。しかし、その言葉を言われてもちょっと自信がありました。「確実に体重は減っている。」正月を過ぎてもかつてより、かなり体重が落ちていました。(これも落ちる?)




しかし、昨日の夜のことです。風呂から上がって、体重計に乗りました。しっかりと減っています。いつからか、この体重計で測定をして、いい感じをつかんでいました。しかし、昨日ショッキングなことに気づきました。すっと乗るので、最初のメモリを確認していませんでした。

視線の先に、スタートが「0」ではなくて、メモリがかなりずれていることを発見したのです。




「メモリがずれている。」すぐにダイヤルを回して、「0」に合わせました。そして計測。


当然・・・結果は・・・年末も食べた・・・正月も食べた・・・宴会もあった・・・運動不足・・・メモリは、しっかりそれをバーコードのように、スキャナーのように読み取り「肩透かし」に上昇していきました。



朝は、落ちる、最後には上昇。これで入試と帳尻があったような気がします?!これで受験も良かろう。風呂から上がり、気持ちを盛り上げて体を動かしました(ささやかな抵抗)。




今日は、インフルエンザでの欠席が心配されましたが、全員が受験できてほっと一安心しました。教室は、残った生徒で、空席が多い中で授業を行いました。受験生の合格を祈っています。

高校入試のスタート

2014年01月20日 | Weblog
緊張の受験に向かう君の背に
          春の花びら舞うのも近し






大分県でも高校入試が始まっています。土曜日には、高専の推薦入試が行われました。また明日は、県北・大分地区の私立高校の推薦入試と前期試験です。3年生の生徒たちにとって、初めて入試に向かう生徒がほとんどであると思います。



「最後までしっかりと問題と向き合うんだよ。」
「寒さ対策をしっかりとね。」


など、明日受験するすれ違った生徒たちに声をかけました。




第一希望、専願の生徒にとっては、緊張感がありました。いよいよ本番です。長い人生の道のりで高校生活がすべてではありませんが、大きな山を乗り越えて欲しいと思います。こういった試練も大切な経験であると思います。そのことで強くなったり、優しくなれたりするのではないかと思います。




できる範囲の中で、しっかりと生徒を応援していきたいと思います。

夜中に流れる「ひめ風」の歌

2014年01月19日 | Weblog
懐かしのフォークソングのメロディが
            夜の帳を優しく揺らす





ラジカセ、ラジオから流れてきた青春時代のフォークソング。


そんな中で、受験勉強をしたり、若いころの活動のBGMになっていました。アーティストの一つに「かぐや姫」というグループがありました。




昨日の夜中、NHK「SONGS」という音楽番組でかぐや姫の南こうせつさんと伊勢正三さんが出演していました。今は、「かぐや姫」も解散しています。昨年南こうせつと伊勢正三が新ユニット「ひめ風」を結成しての今回の出演です。偶然、視聴することができました。



「かぐや姫」のコンサートには行くことはできませんでしたが、若かりし頃「南こうせつ」のコンサートに何度も出かけました。




落ち着く曲想、時代を捉えた詩が多く人たちから共感されました。昨日、作業をしながら、久しぶり大分出身の南こうせつさんと伊勢正三さんの歌に聴き入りました。静かな夜中に聴く「かぐや姫」の曲はいいですよね。




なごり雪
作詞/作曲:伊勢正三
汽車を待つ君の横で僕は         時計を気にしてる
季節はずれの 雪が降ってる       東京で見る雪は これが最後ねと
さみしそうに 君がつぶやく
なごり雪も 降るときを知り       ふざけすぎた 季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった    去年よりずっと きれいになった

動き始めた汽車の窓に 顔をつけて    君は何か 言おうとしている
君のくちびるが さようならと動くこと  こわくて 下をむいてた

時がゆけば 幼い君も          大人になると 気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった    去年よりずっと きれいになった

君が去った ホームにのこり       落ちてはとける 雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった    去年よりずっと きれいになった






この「なごり雪」と「22才の別れ」は対になっていて、「なごり雪」は恋人同士の男性の立場から、「22才の別れ」は女性の立場から書かれているそうです。



22才の別れ
作詞/作曲:伊勢正三

あなたに「さようなら」って言えるのは 今日だけ
明日になって またあなたの      暖かい手に触れたら
きっと言えなくなってしまう      そんな気がして
わたしには鏡に映った         あなたの姿を見つけられずに
わたしの目の前にあった        幸せにすがりついてしまった

わたしの誕生日に22本の       ローソクをたて
ひとつひとつがみんな君の       人生だねって言って
17本目からは一緒に火をつけたの   きのうのことのように
今はただ五年の月日が         長すぎた春といえるだけです
あなたの知らないところへ       嫁いでゆくわたしにとって

ひとつだけこんなわたしの       わがままきいてくれるなら
あなたはあなたのままで        変わらずにいてください そのままで





今の時代なら、こんな曲を創ることができなかったと二人は伝えていました。連絡手段も少ない中、いったん、列車が走りだすと、自分の想いを相手に伝えることができなくなるもどかしさとその複雑な心の内を詩的に書くことができた。

しかし、今はメールなどの手段が発達してすぐに連絡を取ることができる環境の中で、想いをためる空間がない現実に、詩に気持ちを表す難しさを話していました。




「神田川」「好きだった人」「22才の別れ」「ささやかなこの人生」のわずか数曲でしたが、夜中の静かな時間に懐かしい空気が流れました。




再放送が今度の金曜日の夜中1時過ぎにあるそうで、よかったら、録画予約でもどうですか。

おばの一周忌の法要

2014年01月18日 | Weblog
一年が過ぎても玄関開けるとき
          「よお来てくれた。」とおばの声残る





おばを正月にお見舞いに行った時には、少し会話をすることができました。ちょうど去年の今日のことです。早朝、いとこから電話。「母が亡くなった。」という思いがけない言葉。


すぐに駆け付けると、眠っているようなおばがいました。近所に住んでいるので、物心ついたころから、すぐそばにはおばがいました。




しかし、弟である父が亡くなり、連れ合いの叔父、母を順に見送ってくれて最後におばは逝ってしまいました。今でもおばの家を訪れるとおばが「さあ、上がって。よお来たね。」と出迎えてくれるような気がします。



たくさんの親戚の人が集まりました。遠くは、おばの妹、父の姉であるおばも新潟から駆けつけました。高齢なので、葬儀には参列できなかったので、いとこに付き添われながら来てくれました。


新潟のおばも、身近な人たちがいなくなったので、どんなに寂しい思いをしていることでしょう。




お経をあげて、座について、終わってから、またおばの家にみんなが集まって・・・おばの思い出やそれぞれの生活について話をしながら時間が過ぎていきました。いなくなって、なおさら、みんなが元気な時の楽しい思い出が懐かしく感じます。



生きているその瞬間を、大事にしていきたいですね。

三日坊主からの脱却

2014年01月17日 | Weblog
新年の目標立てても三日間
          正月白星あと土俵割り






不摂生の反省を込め、延び延びになっていた日帰り検診に別府の検診センターに行きました。「器官別検診」だったので、検査も早い。10時前には終わりました。しかし、結果をもらえるのが1時30分からだったので、待ち時間が長い。



考えた結果、肩が痛いけど、ふだんはなかなか行くことができないので、ついでに横に附設している病院に行きました。幸いなことに、整形外科の予約なしは、10時までだったので、ぎりぎりセーフ。そんなに待ち時間がなくて、検査をして診ていただきました。




いい名前で言えば、「肩関節周囲炎」悪く言えば、「○十肩」なのでしょう。結構痛いです。「肩は剣玉のような感じで・・・筋肉が周りを取り囲んで・・・」ふむふむ。言っていることが納得できます。若い男の先生ですが、分かりやすい。



「どこの学校の先生ですか。」と聞かれました。「中津の・・・」と言った瞬間に、お互いに「あっ。」という空気。どこかで見かけたことがあったと思いました。



毎年学校に運動器の検診に来てくれている先生です。人はどこでどうつながっていくのか、つながっているのか分かりません。最近、そんなことが多いです。「毎年ありがとうございます。」と御礼を言うと、先生も「どこかで見たことがあると思いました。」でまた会話が弾みました。



「劇的に改善する、明日の朝、治っているというような方法はないですか。」と突発的な質問。
「それは、無理。老化現象ですから・・・。」




と言いながら、「最初は、こういう体操をするといいですよ。」と実際にしてくれながら教えてくれました。「でも座っていると、重力に対して・・・肩の関節はあがることになるので・・・回転が悪くなるので逆に痛める・・・」と肩の模型で示してくれながらトレーニング法の伝授をしてくれました。



とにかくそれも感謝です。



「とりあえず、毎日この方法で15分くらいしばらくやってみて下さい。」



今年の目標を立てた「毎日ウォーキングをする。」は見事、三日間で挫折。いつまで持つだろうとか思いながら、スモールステップで1年間と言わず、まず1週間、頑張ろう。



学校に戻りました。さすが受験前。ちょうど掃除の時間。生徒たちが廊下で待っていました。ほっとして、座っていると、「面接練習をお願いします。」と入試直前の生徒たちが続々とやってきました。まずこの一週間の寒さに負けずの目標。



①肩のトレーニングをする。
②面接練習を完璧に。
③ウォーキングの再開。

今日は①~③まで完璧。

脳の活性化。体のほぐし、ダイエットに頑張ります。②は生徒が来るので、確実にできますが、①と③は意志が弱いので、続くかなとネガティブに悪戦苦闘の予想。

確実に足が伸びた?!

2014年01月16日 | Weblog
学校の朝から始まるドラマには
          冷気を散らすぬくもりがあり






寒い朝。もちろん朝はマイナスの気温。氷の世界でした。指先までしびれるような寒さでした。今日の朝の様子を写真を多投しての綴りです。


放射冷却というのでしょうか。夜間に地表面が熱の放射によって冷えてしまう現象です。しかし放射冷却があるときは、日中の天気は最高です。朝、学校に着くと、外気は冷たいのですが、空気が澄み切ったさわやかさを体に覚えました。





、とてもきれいでした。天頂の青空と山ぎわのオレンジ色のコントラストが自然の美しさを改めて感じさせてくれました。校舎を回るときに外の景色を見ると、夜明け前ですが





しかし、生徒のいない教室は、冷たい空気を感じます。生徒の賑やかさのぬくもりを待っているような感じです。






そして、校舎内の整理整頓などが終わってから、あいさつ運動に出ました。その時は、太陽も昇ってきはじめていました。わずかな時間の中で、外の風景も変わってきました。冬だからこそというところでしょうか。





一気に外も明るくなっています。落ち着いた空のブルーもまぶしくなっています。






そんな中で、生徒たちが元気よく登校してきました。「おはよう。」の声も寒風を突き抜けます。



こちらも負けじとあいさつを返します。



そのあいさつで、教師になって「ベスト3」に入るくらいのうれしいことがありました。手前味噌ではありますが、ある先生が、「先生が涙を流すようなことがありますよ。」と生徒の日記を持って来てくれました。




うれしくてすぐにコピーを取りました。大事にスケジュール帳に貼りました。それから、「日記に自分でもコメントを書いていいですか。」と担任の先生の了解を得て、日記のコメントを書きました。


相当久しぶりの生徒への日記のコメントです。確かに涙が出るような日記です。



最後の写真です。グランドを見ると、自分の姿が映っています。環境整備の方に、「こんくらい、足が長かったらいいんだけどね。」
と言うと、「そりゃ無理でしょう。もとはね・・・。」





あいさつ運動に立って、登校してくる生徒に、「足が長くなったよ。」と言うと、「太陽は便利だね。」すごい理想的な回答。「一人で満足しているね。」冷酷な回答。




ちょっとだけ一人で満足した朝でした。